ROAD


【唯一無二のドリームバイク】 Cervélo S5

2023.Nov. 5

去年はツール・ド・フランスのジャージを、今年は三大グランツールを総なめにしたノリにノっているチームJumbo Vismaの駆るCervélo S5。

そんな唯一無二のスペシャルなエアロロードをオーダー頂いたのでご紹介いたします。

 

これぞCervélo!これぞS5!ですね。

近年ピュアなエアロロードは減りつつありますが、その中でも異彩を放っています。

正面から見ると本当に薄いです。

先代S5とはほぼ変わっていないように見えますが、UCIのレギュレーション変更に合わせて細部が変更されています。

 

S5は歴代色々な進化をしてきましたが、パッと見のシルエットは大きく変わりませんね。

このシートチューブがタイヤに超沿っているのがやっぱりS5です。

こう見えて34mmまでのワイドタイヤに対応しています。

先代S5では28mmまでだったタイヤクリアランスの拡大もチームからの要望だったそう。

UCIのプロでももうすっかり28Cが主流なようです。

 

S5といえば特徴的なこのコックピット。

先代から同じような形状が採用されていますが、空力向上のため形状が変更され細くなっています。

また、先代ではかなり面倒で三段階でしか調節できなかったハンドルの角度が0~5度で無段階調整が可能に。

これはチームからの強い要望だったようです。

 

スペーサーは7.5mmが2枚、5mmが3枚付属しており、30mmスタックの調整が可能になっています。

画像は全部スペーサーを積んでいる状態です。

構造上ステム上にはスペーサーを積まないのであまり違和感はありませんね。

 

ホイールはCerveloとSANTACRUZが共同で開発しているReserveの52/63。

リムハイトはモデル名通りで、リム幅が内幅フロント 25mm・リア 24mm、外幅フロント 35mm・リア 34mmと現存するロードバイクホイールの中でもトップレベルに現代的でイケてるリムプロファイルとなっています。

28Cタイヤで最高の性能が出るように空力設計が行われているとのことですが、25cも使用可能です。

のちろんチューブレス対応ですが、フックドリムなのでクリンチャータイヤも使えるのは嬉しいですね。

 

そんな性能もプライスも「ドリーム」なCervélo S5のご紹介でした。

この度はありがとうございました。S5でのライド、存分に楽しんでくださいね!

 

ちなみにS5は完成車でしたら一部ご用意可能なものもございます。

ご興味ある方はお気軽に風魔横浜までお問い合わせください。


新型FOILフレーム・完成車 在庫ございます!

2023.Oct. 31

UCIの新レギュレーションに対応し生まれ変わった最新エアロロードFOIL。

先代モデルよりも21%速く、9%の軽量化、10%快適性が向上しています。

当店でもすでに何台かご納車させていただきましたが、お客様からの評判がすこぶる良いバイクです。

そんな新型FOILですが、いくつかご案内できるモデルがございます!

 

■SCOTT FOIL RC ULTIMATE HMX SL FRAME SET S(52)サイズ ¥649,000-(税込)

まずはこちらのフレームセット、FOIL RC ULTIMATE HMX SL。

通常のFOIL RCとはフレームに使用されているカーボンのグレードが異なっていて、FOIL RCが「HMXカーボン」なのに対しFOIL RC ULTIMATEではより軽量な「HMX SLカーボン」を採用。

完成度の高いFOIL RCから、FOIL RC ULTIMATEはフレーム・フォークで更に約100gもの軽量化がされています。

FOIL RCのHMXカーボンはワールドツアーのプロも使うトップグレードですがそれの更に上、まさに究極のフレーム。

このFOIL RC ULTIMATEは国内ではフレームセット販売のみとされている特別なグレードなんです。

 

■SCOTT FOIL RC 10 S(52)サイズ ¥990,000-(税込)

アルテグラDi2、カーボンホイール、カーボンハンドルを搭載した即戦力なパッケージのFOIL RC 10。

FOIL RC 10のフレームはHMXグレードとなっています。

ワールドツアーのプロ選手が実際にレースで使っているのと同じものなんです。

カーボン地にクリアだけというペイントもバイクのスパルタンな雰囲気を出していていいですね。

 

■SCOTT FOIL RC 30 XS(49)サイズ ¥770,000-(税込)

RC 30は新型FOILで1番ベーシックなグレードです。

コンポーネントは105Di2、アルミハンドルにアルミホイールがアッセンブルされています。

後々のアップグレードが楽しみですね。

カーボン地が透けている赤がすごく綺麗。

FOILのラインナップ中、私イチオシのカラーです。

 

乗り味はと言うとエアロロードっぽいグーンと伸びるような進み方なんですが、よくあるエアロロードよりもバイクの挙動が明らかに軽いです。

特にダンシングやコーナーなんかで強く感じます。

また、単純なバイクの性能だけでなく専用ステム・一体型ハンドルのサイズラインナップが豊富なのものいい所。

やはりロードバイクは自分に合ったポジションで乗るのが一番大切です。

 

サイズの相談や在庫の確認などお気軽にお問い合わせください。


【ハイパーバイク】Bianchi OLTRE PRO

2023.Oct. 27

以前もご紹介したBianchiのNew OLTREシリーズ。

その中でもひときわ魅力的なスペックのPROグレードが入荷しました!

 

■Bianchi OLTRE PRO ULTEGRA Di2 ¥1,155,000-(税込)

最上位モデルのRCと同じモールドで作られているPRO。

New OLTREで1番話題を呼んだエアディフレクターももちろん装備しています。

カーボン素材もRCと同じくハイモジュラスカーボンを使用していますが、カウンターヴェイルを搭載しているのがポイント。

カウンターヴェイル搭載ながらも、フレーム・フォーク合わせての重量増はわずか60gまで抑えられています。

エアディフレクターからカウンターヴェイルまで、Bianchiのテクノロジー満載のグレードです。

 

COMPとはエアディフレクターの有無だけでなく、フレーム細部の形状も変更されています。

タイヤクリアランスはかなり攻めているように見えますが32mmまでと広く取られており、トレンドな感じ。

純正のタイヤは28Cです。

 

コックピットはRC/PRO専用のREPARTO CORSEのエアロコックピットとなっています。

フレームと似た近未来的な形状ですごくマッチしていますね。

画像はサイコンマウントも取り付けた状態です。

ハンドルのセンターの穴から挟んで留めるユニークな付け方。

 

 

ホイールもREPARTO CORSE RC50。

チューブレス対応、リムハイト50mm、内幅21mm/外幅29mmとツボを抑えたスペックです。

重量も1,590gとそこそこ軽量。

珍しいグロスで艶のあるフィニッシュが高級感を感じさせます。

掃除も楽そうですね。

 

Bianchiのテクノロジーてんこ盛り!なフレームにアルテグラDi2、カーボンホイール褒美と死角なしのバイクに仕上がっています。

店頭の在庫は53サイズ、適応身長は165~175cmほど。

別サイズもご用意可能な場合もありますのでお気軽にお問い合わせください。

 

OLTRE PROフレームセット50サイズもございます。

是非店頭でご覧ください。


Cervélo R5 Deep Blue Sunset & Deda Alanera DCR のご紹介

2023.Oct. 17

Cervélo R5。ユンボカラーの印象が強いかと思いますが、今年は非常に魅力的なカラーがラインナップされております。

幸運なことにご注文頂き組ませていただいた【Deep Blue Sunset】のR5がパーツのアップグレードで入庫してまして、あんまり魅力的なのでご紹介させていただきます。

2023年、全てのグランツールで山岳最強を証明し続けたR5。その細身のフレームに良く似合う軽量なローハイトホイールに、快適性の高い3Dプリントされたサドル。オーナーが山岳系ロングライダーであることを物語っているかのようです。

こちらはフレーム販売のみの【Deep Blue Sunset】。今期はこちらと【OXBLOOD】という赤系のカラーが非常に人気が高いです。

どちらも光の当たり方で見え方がドラスティックに変化する味わい深いカラーリングです。

数は少ないですが、お取り寄せ可能なサイズ・仕様もありますのでご興味のある方はお気軽にご相談ください。

今回アップグレードしていただいたのがこちら、Deda ALANERA DCR。

昨今人気の高まっている完全内装システム対応の一体型エアロコクピット。

ある程度ポジション・フォームが定まっている方推奨ではありますが、バイクの格が上がるとびっきりのカスタムパーツではないでしょうか。

中でもALANERAが優秀な点として車種毎にそれぞれ設計された専用トップカバーがラインナップされている(別売です)点です。全ての一体型コクピットで最も豊富なラインナップがあり、例えば同じCervéloならこのR5用とCaledonia用が。他にもSPECIALIZEDやCANNONDALE、PINARELLOなどなど、全てのエアロロードを網羅する勢いです。

ということでこのR5のヘッドも専用スペーサーに変更しとってもクリーン。ワイヤー類の存在しない完全内装の良さを引き立てています。

ALANERAにはGARMINマウントも付属。

GARMINが付いた状態でハンドルと画面がフラットになり風が通り抜けるのが見えるかのようです。

が、付属のマウントは超絶シンプルなので下部GOPROアダプター等は取り付け出来ません。ライトやカメラ、ベルなど増設したい場合にはレックマウント等の多機能マウントへの変更がオススメです。

 

ハンドル・ステム一体型コクピットはまず第一にカッコイイ!

そして別体型比で空力の改善・軽量とメリットが大きいですがデメリットもございます。

まずは大体どれも高価です。そして細かい調整がしにくいです。

そんな中Dedaは専用スペーサーが多くの車種向けに販売されていたり、外⇔外400mmという幅狭めのサイズがラインナップされていたり選ばれる理由がたくさんあります。

芯⇔芯380mmくらいの、特に一体型ハンドルって少ないんですよね。ALANERAならありますよ。

ご自分のバイクに取り付けが可能かどうか、スペーサーの有無など、ご興味ありましたらお気軽にご相談ください。


【次世代のエアロロード】Oltre Comp 105 Di2

2023.Oct. 2

昨年発表されたNew OLTREシリーズ。

バイクだけではなくライダーが乗車した状態でエアロ性能が高まるよう設計された新時代のバイクです。

形状も近年の似たり寄ったりな感じではなく個性的で一際目立ちますね。

そんな生まれ変わったOLTREが風魔横浜にございます。

 

■BIANCHI OLTRE COMP 105Di2 ¥781,000-(税込)

これぞエアロロード!な造形。

シートステーとタイヤのクリアランスなんか攻め攻めで凄いですし、ボルテックスジェネレーター的なフォークブレードの突起がいかにもって感じです。

フレームとフォークにスルーアクスルの穴が貫通していないのも注目ポイント。

全く新しいコンセプトで作られたOLTRE、近未来感を感じます。

 

 

このOLTRE COMPは新OLTREシリーズでは一番リーズナブルなグレード。

RC / PROには話題になったエアディフレクターというパーツをヘッドに装着できるんですが、このCOMPでは非搭載。

それによりフレーム形状も少しだけ変更されています。

 

コックピットは専用ステムでホースはフル内装。

ハンドルは内装対応品なら汎用の物が使えます。

ポジションの自由度も高まるのでも好みの形状のものが使えるのは嬉しいところ。

 

フォークコラムはRC/PROとCOMPで異なっていて、RC / PROは1インチコラムですがCOMPはオーバーサイズとなっています。

なので頑張れば汎用ステムも使えそうですが、ここまで計算された造形を崩すのも勿体ないので素直に専用ステムを使うのが良さそうです。

ジオメトリも専用ステムが前提ですしね。

 

公称重量はフレーム 995g・フォーク 390g。

重厚なルックスの割には軽量ですね。

実はフレーム・フォークの合計重量はOLTRE PROより軽かったりします。

 

ホイールは最近のBIANCHIでよく見るVELOMANNのV50R。

50ミリハイト、内幅21mm・外幅約29mmと現代的なスペックで重量 1,640gとかなり優秀です。

個人的にこのホイールかなり良いんじゃないかと思っています。

 

タイヤはピレリで28c。今どきですね。

エンデュランス系なバイク以外でも28Cが増えてきました。

 

最新エアロロードにDi2・カーボンホイールと戦闘力のかなり高い1台です。

サイズは53、適正身長は170cm前後。

その他グレードやサイズ、カラーもご用意可能な場合がございます。

ぜひ店頭にてスタッフまでお尋ねください!

OLTRE PROのフレームセットも在庫ございます。

こちらも近々ご紹介いたします。

スタッフの試乗インプレッションは下記の記事をご覧ください!

 

BIANCHI “NEW OLTRE” 試乗させていただきました

 


MUC-OFF NO PUNCTURE HASSLE TUBELESS SEALANT

2023.Sep. 16

MTBではかなり長い歴史をもつチューブレス。

近年ではロードバイクでも市民権を得ておりチューブレス対応なのかそうでないのかはホイールを選ぶ際に皆様チェックする項目の一つではないでしょうか。

当店でも「シーラント」はいくつかご用意しておりますが、先日Muc-Offシーラントについて改めて勉強する機会があったのでおさらいしてみると、なんと優秀なこと。

改めてご紹介させていただきます。

 

Muc-Offシーラントの特徴、いくつかピックアップいたします。

・ラテックス系

・アンモニアフリー

・粘度が高い

 

まずラテックス系について

シーラントにはラテックスをベースとしたもの、そして「非ラテックス系」と呼ばれる水などをベースとしたものがあります。

ラテックス系の特徴としてはパンク修理能力が高いことが挙げられます。溶剤が蒸発しやすいため、穴が開いたとき瞬時に穴を塞ぐことができるのが特徴です。

特にMuc-Offシーラントは海外メディア「Best mountain bike tubeless sealant」にも選ばれるほど、強力なパンク修理能力があります。

違う言い方をすると、使用量が少なくても機能するので軽量化にもつながります。

ちなみに乾燥重量は水ベースのシーラントよりラテックスをベースとしたシーラントの方が軽量なようです。

 

そしてアンモニアフリー。旧来ラテックスをベースとしたシーラントにはアンモニアが不可欠でした。液体の中でラテックスを安定させるために用いられていたということです。実際空気に触れればアンモニアは飛びやすいので特に問題は無いと聞いてきました。

が、技術の進歩によりラテックスをベースとしていてもアンモニアを一切使わないシーラントが開発されており、MUC-OFFもその一つです。

 

ではアンモニアの何がいけないかと言うと、アルミや真鍮を腐食させてしまう性質を持っています。アルミや真鍮、ホイールには良く使われていますね。例えばニップル、そしてバルブ。アルミリムなんてまさにそうですね。

そんな危険性を排除するために最近ではアンモニアフリーのシーラントも増えているようです。

 

例えばENVE。アンモニアを含まないシーラントを使うように使用上の注意がアップデートされました。ENVEは専用ニップルがありそれは真鍮です。腐食による問題があったのかもしれません。

例えばCORSA PRO。公式を見ると「Vittoria 純正もしくはコットンケーシングに悪影響を与えないアンモニアフリーのシーラント剤をご使用ください。」と注意書きがあります。実際にCORSA PROを使うEFエデュケーション・イージーポストはMUC-OFFケミカルを使っており、当然シーラントもMUC-OFF。そうしたプロチームによるフィードバックにより、さらなる商品開発・アップデートが行われていることも容易に想像できます。

 

粘度が高い。恐らくこれがMUC-OFFシーラント最大の利点。

パンク修理能力の高さの理由かと思うのですが、それ以外でも、例えばチューブレスタイヤ取付前に刷毛でタイヤ内側に塗るような使い方も可能です。シーラントの層を事前に作っておくようなイメージ。粘度が低いと流れてしまいますよね。

更に刷毛を使ってビードワックスのような使用方法。密封性が向上しビードが上がりやすくなるようです。

正直リッターあたりの価格で比較すると多くの他社製品よりもちょっと高価です。

が、ちゃんと機能してホイール・タイヤにも優しいとなれば十分MUC-OFFを選ぶ価値はあると思います。

ラインナップもホームメカニックにも優しい140mlから5リットルまで展開があるので使用状況に合わせて買うことが出来るのも良いですね。

ロード・MTB・GRAVEL、ジャンル問わずTLユーザー必見です。

こちらでも販売しております 【BIKE-ONLINE】


Cervélo – R5 Ultegra Di2 展示しております

2023.Sep. 5

ジロ、ツール、そして今まさに開催中のブエルタと、グランツールにおいて暴れまくっているバイクがありますね。そう、Cervélo  R5です。

珠玉の1台、ただいま風魔横浜店頭に展示しておりますので改めてご紹介させていただきます。

Cervélo – R5 Disc R8170 Ultegra ¥1,188,000-(税込)

 

全てを征するオールラウンドバイクというよりも、特化型バイクが多くラインナップされるCervélo。

中でも登坂で勝つために開発された現行のR5は非常に軽量。

フレーム重量はFive Black 51サイズ実測で695g、フォークが330g。ちなみに展示しているアルテグラDi2仕様の車体実測(ペダル・バーテープなし)で7.2kgです。タイヤ・チューブの交換だけで簡単に7kgジャストくらいにはなりそうです。

 

ただし、R5の本領は測った重量だけではありません。

走った際の軽快感はディスクブレーキのバイクもとうとうここまで来たかと思わせる軽やかさ。

トルクを掛けるスイートスポットみたいなものが存在するバイクがありますが、R5は踏み倒しても回しても、ロー&ハイケイデンスどちらでも、全てを前に進む力に変えてくれます。

それが特に実感できるのが登り勾配でのダンシング。ペダリングパワーを逃さないことで上っているのにバイクが伸びるように進んでいく感覚。これはR5で最も快感を感じられる瞬間であり、R5が明確に他のバイクよりも優れていると実感できる瞬間です。

 

そんなカリカリの戦闘機ですが、乗り心地はとっても快適。これはバイクを供給しているJumbo-Vismaの選手からの要望だったそうです。数週間にわたるグランツールを一般人の我々が走ることはありませんが、長時間のライドの助けになってくれること間違いありません。

最近のハイエンドロードの傾向でもありますね。「エアロで軽量、快適性も高い。」R5はエアロを狙ったバイクでは無くあくまでも「登坂」ですが、しっかりエアロハンドルを装備、ワイヤー類はほぼ完全内装で、フロントフォークの形状などを見ても空力とちゃんと向き合っていることがうかがい知れます。

実は店頭で展示しているR5、2022モデルなので2023モデルと比較して、パーツスペック全く変わらずCervéloデカールのカラーが違うだけでお求め安くなっています。

もしCervélo  R5をご検討中でご身長が170cm±5cmほどの方がいらっしゃいましたら見逃せない1台のはず。信頼のUltegra Di2にReserve 34/37という間違いないセットアップです。

ちなみに2023モデルもご注文承っております。

今期のフレーム販売のカラーリングが秀逸です。

最軽量で定番のFive Blackは当然として、OxbloodとDeep Blue Sunsetがなんとまぁいい色で。

今ならお客様からご注文いただいて組付け待ちのOxbloodフレームが店頭でご覧頂けます。光の当たり方によって表情が一変する味わい深いGOODペイント。

2023モデルのCerveloラインナップ、入荷数は決して多くありませんがまだオーダー可能な仕様・カラー・サイズもございますのでお気軽にお問い合わせください。


【ついにアジアンフィット登場!】GIRO ARIES SPHERICAL AF

2023.Sep. 2

GIROの新たなフラッグシップヘルメットのARIES SPHERICAL。

前回はグローバルフィットでの入荷でしたが、今回待望のアジアンフィットとなり入荷しました!

 

■GIRO ARIES SPHERICAL AF ¥48,840-(税込)

アリエスと読んでしまいそうですが「アリーズ」です。

LIKE NOTHING、何も身につけていないかのような快適さをコンセプトとし、快適性を高める数々のテクノロジーを新たに採用しています。

その性能はというと、前フラッグシップモデルのAETHERよりも20g軽く、4%エアロで、冷却効果は2.3%高まっているとのこと。

 

AETHERと同様、ARIESのフィーチャーは並外れの冷却性能。

24個のベンチレーションホールが設けられており、これまでのヘルメットよりかなり大きく取られています。

前から見ると分かりやすいですね。

見るからに涼しそうです。

取り入れた空気を効率よく整流するべく内部の溝も効果的に配置されており、頭部をしっかりと冷やしてくれます。

 

半透明のブリッジはARIESから新採用された「AURA II 飛散防止補強アーチ」というもの。

これにより強度を落とすことなく軽量化を可能にしています。

大きく肉抜きされたシェル全体を空気や風の流れを妨げることなく繋いでいるそう。

 

定評あるSPHERICAL構造とも相まって安全面に関しては数あるヘルメットの中でも最高峰の部類と言えるでしょう。

ヘルメット安全評価第三者機関であるVERGINIA TECHでは全184モデル中ナンバーワンの評価を得たとのことです。

 

インナーパッドも新しくDryCoreシステムのものを採用。

パッド内部にシリコンビーズが入っており、汗を吸収し目への浸入を防いでくれます。

 

風魔横浜ではGIROヘルメットのシェア率が圧倒的なんです。

被り心地の良さ、スタイリッシュなルックス、高い安全性などのGIROの魅力を是非お手に取ってご覧ください。

今回も少量入荷となっていますのでお見逃しなく。

BIKE-ONLINEでもご購入いただけます。ご来店が難しい方はこちらもご利用ください。


伝統のイタリアンミニベロ!BIANCHI LECCO入荷しました

2023.Aug. 28

風魔横浜でミニベロを展示するのはすっごく久々な気がします!

 

そんなわけでビアンキのミニベロ、LECCOが入荷しました。

このバイクが入ってきてから店内の雰囲気がとても華やかでいい感じです。

 

昔からビアンキのミニベロは愛好家の間では定番の選択肢でした。

いかにもイタリアンブランドといった感じのレトロなお洒落さと、非常に手の出しやすい価格の2点が人気の理由でしたね。

好事家のカスタムベースとしても人気が高く、初心者から上級者まで皆に愛されてきた歴史があります。

 

ただ長年定番だったMINIVELOシリーズ(ややこしいですがこういうモデル名です)はクラシカルなダイアモンドフレームなのでジオメトリがややスポーティ寄りな嫌いがありました。

タイヤも細くてスポーツ走行にはいいんですが、ちょい乗りするにはちょっと本気過ぎる感じになりがち。

また、ほとんどのグレードでフレーム素材がハイテンだったので重量がやや重いというのもネックでした。

 

LECCOはMINIVELOシリーズが抱えていた上記の難点を解消し、よりライトユーザーが乗りやすいバイク・・・つまり街乗りに便利なバイクになりました。

 

リアセンターが長く、安定性重視なジオメトリ。

20×1.75という太目のタイヤ。

ゆったりした姿勢で乗れるアップライトなハンドル。

大多数のミニベロユーザーは街乗りがメイン用途でしょうから、この変化は自然な流れと言えるのではないでしょうか。

 

フレーム素材もクロモリやハイテンではなくアルミとなり、大幅に軽量化。

車体重量は約10㎏です。

 

ブレーキもこれまでのカンチブレーキからVブレーキに変更され、かなり制動しやすくなりました。

VといってもミニVという種類のブレーキなのがポイント。

ただのVブレーキだと効きが良すぎてミニベロには危険なのであえてのチョイスということでしょう。

 

ミニVは普通のVと違ってSTIレバーで引けるのも特徴です。

つまり、わりと気軽にドロップハンドル化のカスタムが可能というわけ。

 

ヘッドチューブに付いている2つのボルトはバスケットをつけるためのもの。

ボルトオンで簡単にカゴがつけられるのはありがたいです。

カゴを付けるとフロントのブレーキケーブルが邪魔になりがちですが、ヘッドチューブ横のアウター受けに通すことでそれも防げます。

 

またキャリアダボとフェンダーダボが設けられています。

カゴ、リアキャリア、泥除けの三種の神器が無改造で取り付け可能です。

 

上でご紹介した「グラファイト」の他、伝統のチェレステに彩られた「ターコイズ」も入荷しています!

ぜひ店頭で2色を見比べてみてください。


全てを征すTARMAC SL8 試乗してきました!

2023.Aug. 14

ついに発表されたTARMAC SL8!

昨今のロードバイクシーンはTARMAC抜きに語ることはできないといっても過言ではありません。

評価の高かったあの「VENGE」を廃番にして登場した先代のSL7。当初こそ賛否両論ありましたが、軽量でエアロなオールラウンダーとして他ブランドにも強く影響を与え、そして多くのライダーに愛されているロードバイクの代表格です。

そのTARMACがモデルチェンジするとあって、発表直後のSNSのタイムラインはその話題で持ち切りでした。

 

そんなTARMAC SL8の発表会に行ってきましたのでレポートしたいと思います!

 

まずはおさらいということで概要から。

フレーム重量は驚異の685g(56サイズ)。ワールドツアー出場バイク中最軽量です。

SL7と比べ完成車で250g、フレームで100gもの軽量化が行われました。

さらにSL8はスペシャライズド史上最も空力性能に優れたバイクです。

 

造形が話題を呼んだヘッドチューブ。今やSL8のアイコンのようになっている印象です。

どうしてもフォークコラムの径に影響を受けるヘッドチューブ。各社様々な工夫をこらしている箇所ですが、SL8では前方に大きく突き出たノーズコーンの後方にコラムを配置。最初に空気の当たる箇所を薄く鋭くすることで空力を改善。

フロントフォークとの段差をなくしシームレスにつながっていく様子も興味深いです。

 

SL8より一足先にデビューしていたROVALの一体型ハンドルバーRapide Cockpit。

Rapide Bar+Tarmacステムの組み合わせから50g軽く、4ワットもの空気抵抗を削減できます。

 

4ワットと聞いてもピンとこないかと思いますが、これは距離250mのゴールスプリントで換算すると32cmの差になるそうです。

数センチの差で勝敗が決まることは決して珍しくないわけですからこの差は大きいですね。

個人的にはRapide Cockpitはサイズ展開が豊富なのがなにより素晴らしいと思います。

 

Aethosを彷彿とさせる今で言うと細身のダウンチューブに細いリア三角。

Aethosの開発者ピーター・デンクはSL8にも関わっているとのこと。

いわゆるエアロロード然としたフラットで幅広、見た目にスパルタンなダウンチューブにBB周り、とは明らかに様子が違います。

新UCIルール下で薄くなったシートチューブ・シートポスト、さらに空力に影響の少ない箇所を最適化することで部材を減らし重量を削減。そうしてヒルクライムバイク以上の軽さを実現しているようです。

 

BB付近は特に華奢に見えますがSL7よりも重量剛性比は高くなっています。

タイヤクリアランスは32mm。トレンドのワイドリム+ワイドタイヤも問題なく履くことができます。

 

それではいざ試乗!

乗って最初の感想は「ああ、やっぱりTARMACだな」という感じでした。もちろんいい意味で。

ガツンとペダルに入力した時の爆発的な加速や、踏んだ分以上に進む感覚はSL8になりさらに研ぎ澄まされた印象。

大幅な軽量化が果たされたにもかかわらず、ヒラヒラして乗りづらかったり軽いだけで進まないなんてことは皆無でした。

 

ご覧の通り路面はガレガレ。

こんなに荒れてる路面で、しかも26cのクリンチャータイヤなのに全然不安を感じなかったのも特筆すべき点です。

乗り心地や振動吸収性はSL7から明確に進化しているなと感じました。

 

試乗コースがほとんどアップダウンだったので平坦性能を試せなかったのが残念。下りのスピードの伸びから想像するに悪いはずはないのですが。

軽量化による登りのタイム短縮や平坦での速度感など、いつものコースで試したいな、なんてどうしても思ってしまいます。

 

そんなわけで全てを征するTARMAC SL8のご紹介でした。

 

で、いつ手に入れられるんだというのが気になるところですよね。

確実なお約束はできませんが、8/15までにご注文頂ければ初回入荷分をオーダーできる可能性があります。

かなりの狭き門になることは必至ですが真剣にご検討頂いてる方はぜひ店頭でご相談頂ければと思います。