2018.May. 5
お待たせいたしました!
MGMグループ毎年恒例 “合同イベント” 開催地、日程が決まりました。
開催日は6月3日(日)、
開催地は先日DIGイベントを行った、ふじてんリゾートとなります。
気になる試乗車の方は
KONA ・SPECIALIZED・ROCKYMOUNTAINを予定しております。
最新スペックのバイクをフィールドで試乗頂けるチャンスですよ~!!
お申込みの締め切りは5月29日(火)19時迄となります。
イベントへのご参加・ご質問は店頭スタッフまで!
皆様のご参加お待ちしております。
2018.May. 5
真夏を感じる暑さの日も増えてきたこの頃。皆様日焼け止めは使っていますか?
半袖ジャージにビブショーツ、サングラスなど、きれいな日焼けのラインが気になる季節。ただ、日焼け止めをするのは恥ずかしいラインを防止するためだけではありません。
暑い日中のロングライド。陽に照らされて火照った肌は、夜になっても熱いまま。ものすごい疲れているのに肌が熱くて寝られなかった経験がありませんか?日焼け止め、1回分で¥100くらいでしょうか?翌日の疲労度が全く変わってきます。
アイウェアで目を守ってあげるのと同じように、肌も紫外線から守ってあげましょう。
信頼と実績のWAKO’Sが新しくブランドを立ち上げて作った日焼け止めがあります。
TOP ATHLETE SUN PROTECT FIGHTER ¥3,500-(税抜)
日焼け止めを使ったことのなかった私も発売されてからずっと購入し続けています。家族に仕事とウソをついてライドするなど、絶対に日焼けが出来ない時も必ず使用しています(冗談ですよ)。
うだるような暑さの中、大量の汗をかいても流れない、エンデュランススポーツ専用設計はだてじゃありません。実際に宇都宮ブリッツェンなどアスリートへのサポートも行い商品開発が行われています。きれいなお姉さん用の日焼け止めと違い、塗り直さなくてよいので持ち歩く必要がありません。
ただ、逆の側面からみると落としにくいので、しっかり落とせるクレンジングオイルがございます。
右の大きい方が通常タイプ、左の小さいほうが新発売となったSサイズです。
Sサイズは機内持ち込みが可能な容量にサイズダウンしています。海外や南国の強い日射しの下でライドするご予定の方は日焼け止めとともにこちらをどうぞ。
コストパフォーマンス的には明らかに大きい方がお買い得です。
クレンジングはいらないという方もいらっしゃいますが、あった方が楽に確実に落とせるので一緒にお求めください。
最後にこちらを紹介したかった、ニューリリースのリップクリームです。¥2,800-(税抜)
くちびるは意外と日焼けするもので、Fighterで守れない部分もしっかり守ってあげようという逸品です。
リップクリームにしては高価に感じてしまいますが、当店の女性スタッフが入荷即日購入したことから、きっと間違いない「あるといいな」で作られたプロダクトなんだと信じることが出来ました。
5月は紫外線が一番強い言われています。ロングライドのイベントなども増えてきますね。早めに準備をしておきましょう。
2018.May. 1
「かかりがイイ」
よく雑誌やネットのインプレ記事などで目にする言葉ですが、こんなに強く実感したのは初めての体験でした。
先日S-WORKS TARMAC DISCを数日SPECIALIZEDからお借りして試乗し倒させて頂きました。
ちょうど休日が雨と重なってしまい(雨もディスクブレーキを試すには最高かと思ったのですが、汚すのは申し訳ないので遠慮しました)長い登りは試していないのですが、横浜近郊の普段練習しているルートや通勤路や映えスポットなど、何度も何度も走っている道でしっかり走らせて頂きました。
乗らせて頂いたTARMACはCLX50 DISCを履いたS-WORKS完成車。
TARMACと言うととにかく硬いイメージ、じゃじゃ馬のようなバイクのイメージを持っている方も多いと思うのですが、SL6にモデルチェンジした際にその点は完全にクリアになっています。
乗り慣れる必要のないニュートラルなハンドリングに快適性の高さ。普段快適性が非常に高く素直な乗り味のLOOK 795に乗っている私でも、路面からの微振動など不快に感じる事は全くありませんでした。特に快適性はリムブレーキのTARMACと比べてもより進化をしているように感じます。
ただ、快適性の高さはおまけみたいなもので、TARMACというロードバイクは「レスポンス」が真骨頂だと断言します。
激坂、TTコース、激下りと多様なコースで、それぞれ色々な走り方で確かめてみたのですが、どうやっても速い。
どんなトルク、どんなケイデンスでも伸びるように進みます。入力に対し反応がダイレクトなのでパワーをかけることが快感に変わります。
特に、ダンシングでL5以上の強いパワーを出した際のバイクの鋭い加速感。トルクのかかり始めから抜ける瞬間まで加速する、ギアがかかっている、という感覚にはしびれました。
快感のおかげだけではない、トルク効率の良さから、一定パワーでの持続時間が長くなるという恐ろしい結果もたたき出しました。久しく更新していなかった5分のCPを平坦で更新。速いバイクにありがちな、いつもより踏んでしまって(踏まされてしまって)すぐ垂れてしまうということもこのTARMACに関しては感じませんでした。いつもより踏んでいるのに垂れない。魔法のバイクです。
パワーメーターは普段と違うTARMAC純正のSPECIALIZEDのもの。いつも走っているセグメントでのタイムと照らし合わせましたがワットがずれていることはないと思います。ちなみにSPECIALIZED製のパワーメーター、左右両側それぞれ独立して計測。ANT+だけでなくBLUETOOTHにも対応しているのでiOSでZWIFTが簡単にできますよ。
ディスクブレーキは少ない力で良く止まります。
最近SNS等でロードのディスクブレーキどうなんだっていう話題が再燃していましたが、ほとんどのシーンではメリットしかないと考えています。
プロ中のプロがディスクブレーキのバイクを避けるのは、レース中にパンクした時のホイール交換がリムブレーキよりも時間が掛かるため。制動力は低いよりも高い方がいいですし、雨による影響も少ない方がいいですよね。スルーアクスルによる剛性向上も走りの質を高めていることでしょう。重量によるデメリットもほとんどありません。S-WORKS TARMAC DISC 56はペダルレスで6.4kg。十分UCI規定を下回れます。輪行時の持ち運びや取付けを心配される方もいらっしゃいますが、数回練習すればしっかり取り付けられるようになります。
また、CLX50はさすがでした。ワイドリムにTURBO COTTON 26Cを履いた快適性の高さ、スピードの伸び具合、コーナーリング時のグリップ感。一度乗ったら23Cに8気圧入れたホイールセットなんて過去のもの。もう戻れない、最新のホイールのすばらしさを感じさせてくれます。50mmと高めのディープリムですが横風が気にならないのはリムプロファイルのおかげ。風洞実験施設を自社に持つSPECIALIZEDの得意とするところなのでしょう。
緩めの勾配から平坦、下り、と急勾配以外ほぼ全てのシーンで、エアボリュームがあるので路面の悪い所ももってこい、強力なアドバンテージです。(急勾配はCLX32ですかね)
ここまで読んで頂いた方ならお分かりかと思いますが、完全に惚れました。
少しでもバイク選びの参考になれば幸いです。
2018.Apr. 29
昨日28日に開催した、ふじてん ”DIG”イベント。
昨年を上回る、12名もの勇士にご参加頂きました。
ご参加頂いた皆様、ありがとうございました&お疲れ様でした!!
体の方はいかがですか??一日アメスコを振るった私はもれなく全身筋肉痛で動きが鈍っております!笑
それではレポートに参りましょう!
今年は気温が高い日が続き、去年ゲレンデを覆っていた雪はほとんど無く上部に一部あるのみでした。
晴天にも恵まれ、雪に冷やされた風が吹く事もなく快適でDIG日和な一日のスタートです。
当日朝のミーティングにてお題発表となり、手付かずの 馬車道 を一日で仕上げる!
と言うのが本日ふじてんに集った12名のお題目となりました。
最後には整備したコースをライドする予定となり、見事に目の前にエサがぶら下がり作業スタート!!笑
もちろんリフトは動いていませんので、いつもは下って来るコースを下から登りながら作業を進めていきます。
冬を超えたコースは多くの水が流れ、コースの一部に大きな溝“水みち”が出来てしまっています。
この溝を埋める作業が中心となり、水の流れを考慮し水切りや排水路を作っていきます。
ショベル班は上記の作業を、レーキ班は積りに積もった松の葉などの堆積物をライン上から取り除いていきます。
ボコボコだったコースも、ご覧の様に水みちも無くなり走りやすいフラットな路面に!
時には排水対策で大きく地形を変えたり、堤防兼バームを作ったりと皆さん辛い作業も楽しんで取り組んでおられました。
ちなみにこの場所はもともと平らで、排水路を作って出た土を移動しての作業となりました。
昼食休憩を取り、午後も作業に集中。
あっという間に時間が過ぎ、気づけば馬車道の入り口が!これにて馬車道のメンテナンスが終了。
ここで皆さん思い思いのコースを歩いて下ります。
ちなみに私は、
ローラーコースター ~ ノーティーボーイ後半 ~ リトルウィスラーちょっと寄り道 ~ スキルパーク
と言った具合にコースウォーク。
スキルパークからマティーズループス出口を見ると素敵なバームが追加されておりました。
ジャンプレーンもご覧の様にスタンバイOK!5月3日のオープンを待つばかりです!!
コース整備が終わり、皆さん集合。
ここからお待ちかねのご褒美ライド!!と行きたい所でしたが、昨年同様時刻は既に16:30・・・
コース整備を張り切り過ぎてしまった様で、待望のライドはフジテンオープンまでお預けとなってしまいました。
と言う事でふじてんDIGイベントは無事?に終了となりました。
改めましてご参加頂いた皆様、ありがとうございました!!
これで今季のふじてんライドがより一層楽しくなったと思います。
また機会があれば同様のイベントを企画したいと思っておりますのでお楽しみに!!
2018.Apr. 24
前回の記事で皆さんバイクのサグはOKですよね?
サグが決まれば次のステップへ!
サグ出しの最中も皆さんが気になったであろう、フォーク、ユニットの赤や青のダイヤル。
このカラフルなダイヤル達が、セッティング最大の宿敵となります!笑
本日は、このダイヤルの役割についてお伝えして行きます。
まず、このダイヤル達が何を調整する為に付いているかと言いますと、
フォーク、ユニットはエアー、もしくはコイルスプリングでライダーの体重を支え、
路面からの衝撃を吸収してくれます。
しかし、スプリングだけではサスペンションとしての機能を果たせません。
なぜか?スプリングは衝撃を吸収してくれますが自身の周期振動を制御する事が出来ません。
例を挙げれば、トランポリンでジャンプしているとして、何もせずにいるとずっと飛び続けなければなりません。
地球には重力がありますので、何もしていなければ飛び上がる力は徐々に弱くなり最後には止まる事が出来ます。
この状態をマウンテンバイクに置き換えてみましょう。
一度衝撃を受けると、ボヨンボヨンと振動を繰り返します。
次の衝撃が無ければ徐々に振動も小さくなり止まりますが、
オフロードを走行していますので衝撃は1回なんて事はありえません。
想像してみて下さい、
とてもまともに走れる状態ではありませんよね??最終的には制御出来ずにどこかに飛んで行ってしまいます・・・
話をトランポリンに戻します。
では、飛ぶのを自分の意志で止めたい時はどうしたら良いでしょうか?
足腰を使い自分自身で飛ぼうとする力を吸収すれば止まりますよね。
この動作こそが、サスペンションの周期振動を収束させる為の”ダンパー”という訳です。
なかなか皆さんが経験した事があって、想像出来そうな例えを思いつかなかったもので
分かりにくい例えですがご理解頂けたでしょうか?
スプリングだけでは周期振動を素早く収束出来ないのでショックアブソーバー(振動減衰装置)いわゆるダンパー
とセットでサスペンションとして機能します。
ダンピングを効果的に設定する事で、縮んで伸びようとするスプリングの力を、
逆もしかりでライダーからの入力に対する無駄な縮みや、縮む時間をを制御する事で
荷重を掛ける事の出来る時間を長くしたり、とサスペンションが最大限の仕事をする事が出来ます。
で、本題のダイヤルですが、ライダーの体重の違いでスプリングレートが変わるのはご存知の通りで
スプリングに合わせた減衰力を得る為に、減衰力の強弱を調整するダイヤルなんです。
では色の違いですが、
一般的には赤いダイヤルが”リバウンド”、青いダイヤルが”コンプレッション”の調整となります。
リバウンドはサスペンションが”伸びる”際のスピード調整で、コンプレッションがサスペンションが”縮む”際のスピード調整で、
このダイヤルで出来る調整は、ご自身のスプリングレートに合わせた減衰力に設定するのはもちろんの事、
調整次第で楽に速く走る事が出来る様になるんです!!
DHの様に下りに特化したフォーク、ユニットでは細かくダンパーのセッティングが出来る
HIGH / LOWの2系統ダンパーが主流に、
オールマウンテン、エンデューロ系に特化したフォーク、ユニットでは走行のシュチエーションに合わせた
3ポジション系のダンパーが主流となっております。
※完成車ではコストダウンの為、ダンパー機構が簡略化されているモデルが多くなっています。
上位機種は3ポジションやHIGH/LOW系のダンパーでも普及モデルは1系統のモデルが殆どです。
まずは皆さんのバイクに付いているフォーク、ユニットを確認しましょう!!
では長くなって来ましたので今回はここまでと言う事で。
次回は、ダンパーセッティングの第一歩”リバウンド”の調整でお送りする予定です。
リバウンドが決まればいよいよ走り出す事が出来ますよ~
2018.Apr. 23
4月30日まで開催中の「春のサイクルライフ応援キャンペーン」
今日は店頭在庫車体の中からPINARELLOのバイクをピックアップ。
PINARELLO RAZHA
先々代DOGMA 65.1譲りのPINARELLOらしい特徴的なデザイン。イタリアンザフィーラブルーというスペシャルカラーが映える綺麗なフレームです。
しなやかで安定感のあるPINARELLOの醍醐味とも言える乗り味が所有欲をそそるロードバイクです。
¥243,000-(税抜)
キャンペーン期間中のご購入で12,150pt還元致します
PINARELLO GAN
優れた空力性能、軽さ、剛性、強度など高い実力を持ちトータルバランスに優れたレーシングバイク。
DOGMA F8やF10の活躍により、このフレームデザインの方が一般的になってきたでしょうか。
信頼の105を中心としたSHIMANO11速コンポーネント。
カラーはカーボンレッドとBOBの2パターン店頭でご覧いただけます。
¥310,000-(税抜)
キャンペーン期間中のご購入で15,500pt還元致します
PINARELLO GAN S
先程ご紹介したGANよりも軽量で高強度のカーボンを使用したGAN S。
他社製のフラッグシップに劣らない性能を持っているピュアレーシングマシンです。
¥375,000-(税抜)
キャンペーン期間中のご購入で18,750pt還元致します
その他、PINARELLO以外にも期間中お買い得にお求めいただけるバイクが多数ございます。
お時間ございましたら風魔横浜まで、皆様のご来店お待ちしております。
2018.Apr. 15
前回のサグの測定で現状のサグが分かったと思いますので
今日はサグの調整でお送りします!
ざっくりサグのレンジは25%~30%前後、多く設定するバイクでも35%程度となります。
最近取り扱いを開始したEVILを例に挙げると、
FOLLOWING MB (27.5) / 120mmストローク / 22.2%~28.8%
CALLING (27.5 or 26+) / 130mmストローク / 30%~34%
INSURGENT (27.5) / 151mmストローク / 26.3%~29.8%
WRECKONING (29er) / 161mmストローク / 23.8%~26.9%
上記が推奨のサグ値となります。
またEVILのフレームはサグのインジケーターがリンクに内蔵されているので設定の確認が容易です。
車種のカテゴリー、ストローク量、ホイールサイズ等の違いで多少のバラつきは有りますが
25%~30%前後がどの様な車種にも当てはまるという事が分ります。
サグの量は、ストロークに関わらず最低でも20%以上が必要になります。
バイク、フレームのマニュアルにサグ値が記載されている場合はその数値で
マニュアルにサグの記載がない場合等は25%~30%程度に設定して下さい。
フォークに関してはFOX RACING SHOXは15%~20%、
ROCKSHOXはショートストロークモデル10%~20% / ロングストロークモデル20%~30%が目安となります。
サグの量は、走るフィールド、ライダーのレベル等でも変わって来ますので
ご自身に合った量は、基本の設定にした上で実際に乗りながら煮詰めて行きましょう。
それではサグを調整してみましょう!
サグが多すぎた方はサスペンションのエアー圧、スプリングレートを下げる方向、
逆にサグが少なすぎた方はエアー圧、スプリングレートを上げる方向となります。
まず、フロントフォークの調整です。
サグの差が少ない場合はエアー圧を5psi程度ずつ増減する事で設定したいサグに近づけて行きます。
差が大きい場合は調整するエアー圧を大きく増減させます。
コイルスプリングの場合、サグが大きく外れておらず、尚且つ少ない際はプリロード※を掛けて行く事で調整します。
※プリロード:スプリングは縮める事で反力が生まれる為、予備加圧する事で動き出しに必要な力を大きくする事が出来ます。
プリロードを掛けても対応出来ない場合、サグが少ない場合はスプリングの交換となります。
プリロードダイヤルが付いているフォークは時計回りにダイヤルを回す事でプリロードを強くする事が出来ます。
ダイヤルが無いフォークは内部のスペーサーの増減でプリロードを調整します。
次に、リアユニットの調整です。
サグの差が少ない場合はエアー圧を5psi程度ずつ増減する事で設定したいサグに近づけて行きます。
差が大きい場合は調整するエアー圧を大きく増減させます。
コイルスプリングの場合、サグが大きく外れておらず、尚且つ少ない際はプリロードを掛ける事で調整します。
この時プリロードリングの締め込みは2~3回転が限度のユニットが多いです。
調整する際にプリロードリングにマーカー等で、基点としての目印を付けておくと作業効率が上がります。
プリロードを掛けてもサグが多い場合や、現状のスプリングでサグが少ない場合はスプリングの交換が必要になります。
上記の調整を行い、再度バイクに跨りサグを測ります。
ほとんどの場合、1回でサグの調整は終わりませんので
調整 → サグの計測 → 調整 → サグの計測 → 調整・・・・・・。
とサグの設定が出来るまで繰り返します。
サグの設定はサスペンションセッティングの基本中の基本になりますので根気よく繰り返して下さい!!
バイクがフロントサスペンションのみの場合は比較的早く設定が終わりますが、
なかなか大変なのがフルサスペンションバイクです。
フロントのサグが増えればバイクが前に傾き、リアに掛かっていた荷重がフロントに移動してリアのサグが減ります。
リアのサグを再度調整しなければならない為、リアのサグを増やす調整を行います。
リアのサグを増やせばバイクが後ろに傾き、フロントに掛かっていた荷重がリアに移動してフロントのサグが減ります・・・。
と言った作業を繰り返す事でサグの調整が終わります。
ここで妥協して調整を終わらせない事!セッティングのベースとなりますのできっちり行いましょう!!
余談ですが、最近はエアースプリングユニットの進化が著しくオールジャンルで採用される様になって来ました。
コイルスプリングよりも細かいセットアップが可能でフィーリングも遜色無し!
より正確なセッティングの為に、デジタルサスペンションポンプが登場!
アナログメーターではザックリとしか測定する事の出来なかったエアー圧がなんと”1psi”単位で調整可能!
しかも100psi未満では1psi以下の表示も!?セッティングにこだわるライダーにマストなアイテムです。
オマケで更にこだわるライダーにお勧めなのがポンプヘッドに装着して使用するアダプター。
バルブコアを閉じてからポンプをフォーク、ユニットから外す事が出来るのでエアー漏れの心配が皆無!
もちろん私もデジタルポンプ+アダプターで使用しています。
と、脱線してしまいましたがサグの調整はばっちりですか?
これでサスペンションセッティングの基本が完了です!
お疲れ様でした!!
本日はサグの調整でお送りしました。
次回からはダンパーや気室の調整に移っていきたいと思います!!
2018.Apr. 14
2018年度よりラインナップを大幅刷新したMAVIC。
最大のトピックスはほとんどのロード用ホイールがUSTチューブレス対応となったことでしょう。
大きな話題となっているMAVICのチューブレスホイール。気になっているという方も多いのでは?
そんな方々に朗報!
当店及び系列店のGROVE鎌倉にてMAVICホイール試乗会を開催致します!
話題のチューブレス。
しかも試乗車ではなく乗り慣れた”ご自身のバイク”にて体感して頂けます。
是非ともチューブレスの良さを体験してください。
ご興味のある方は是非ご参加ください!
<詳細>
開催期間・・・5/3(木)~5/6(日)GROVE鎌倉
5/11(金)~5/13(日)風魔横浜
参加費・・・無料
※ご試乗の際には身分証明書のご提示をお願い致します。
※試乗ホイールは先着順となりますのでご了承下さい。
2018.Apr. 10
パリルーベの興奮冷めやらぬ今日この頃。皆様いかがお過ごしでしょうか。
今日は世界最速ホイール、ROVAL CLXシリーズ。
ただいま風魔横浜でご覧いただけるものがいくつかございますのでご紹介いたします。
ご存知ROVAL CLX 50。
同じものが2つ並んでいる様で今回は違います。
右側はチューブラー、通常のCLX50よりもかなり軽量に仕上がっております。
正直、今日現在のオススメは転がり抵抗の低さやタイヤ運用の簡単さ、大きな声では言えませんがチューブレスでの運用が、、、などの理由からクリンチャータイプのCLX 50です。ただ、他に戦闘力の高いクリンチャーホイールを所有していたり、登坂でのアドバンテージにかける方などにはこのチューブラータイプも面白いのではないでしょうか。
実測してみたところカタログ値より軽量。フロント513g、リア678gと重量にこだわる方にはかなりいい数値をたたき出しました。あれ、前後で1200g切ってますね。この辺りは個体差もあると思いますがROVALはカタログでサバを読まない所も好印象です。
チューブラー独特の軽快な乗り味、走行感は癖になります。ご興味のある方はお気軽にスタッフまでどうぞ。
飛び道具的軽さを誇るCLX 32も在庫しております(クリンチャーです)。
ワイドリムによる空力の高さと転がり抵抗の軽さはROVALならではの持ち味。使うシーンによって、速度域が低い(登りが多い・ストップ&ゴーが多いなど)場合にはCLX 50よりも強い武器となるかもしれません。
シーズンインし、ヒルクライムレースなど増えてくるこの時期気になるホイールの一つだと思います。こちらも店頭にございますのでご覧ください。
ただいま風魔横浜では「春のサイクルライフ応援キャンペーン」を開催中です。
ホイールご購入の方には通常時よりもお得なポイント還元キャンペーンがございます。
この辺りのホイール、ご検討中の方はぜひこのキャンペーンを見逃さずに今年のサイクルライフに役立ててください。
また、4月22日にはSPECIALIZED試乗会を開催いたします。
試乗できるロードバイクはS-WORKSだらけなので当然ROVAL CLXの実力もお試しいただけます。
イベント盛りだくさんの春ですが、お時間のある方は風魔横浜まで遊びに来てください。
皆様のご来店お待ちしております。
2018.Apr. 7
前回、サグがなぜ必要なのかをお話しさせて頂きました。
皆さんサグの重要性はご理解頂けたでしょうか??
今回は予告通りサグの測定でお送りいたします!
それでは参りましょう!!
まずはサグ測定の準備から。
その①:ライド時の装備に、ヘルメットやプロテクターを装備した上で”体重 + 装備”で測定。
その②:フォーク、ユニットのコンプレッションは最弱に、結果は変わりませんが迅速に測定する為です。
その③:お手伝いしてくれるご友人の手配。バイクを支えてもらったり、数値を測ってもらったりと
一人で測定するよりも早く、正確にサグの測定を行う事が出来ます。
その④:測定に必要なツールの準備、フォーク、ユニット、フレームのマニュアル、
定規orスケール、計算機(暗算が得意な方は必要ありません)
フォーク、ユニットにサグ測定用のOリングが付いていない場合は
1Gの状態のフォークインナー長、リアユニットのEYE to EYEを予め測りユニットストロークを調べておきましょう。
また良く拝見するのですが、Oリングの代わりにタイラップを使用するのはインナーへの傷の発生などからお勧めしません。
Oリングの代用品としてお勧めなのは、探すのが難しいですがエラストマー製のソフトタイです、
非常に柔らかい素材となり傷の発生が低減出来ます。
それでは、測定に移りましょう!!
お一人で計測する事も出来ますが、正確な数値を測る事が難しい為、”その③”ご友人に手伝って頂きましょう。
一緒に測定すれば一度に複数台のサグ出しが出来てお互い万々歳です!
まずは各マニュアルを確認、ご自身のバイクのフォーク、リアユニットのサイズ、
ストローク量などメーカーが推奨するサグの量を調べて計測スタートです!
目指すサグ値となり、現状どれだけ差異があるか確認する為にも必要な数値となります。
バイクを支持する際はサポートされる方がハンドルのステム付近を持ち、ホイールを足で挟むなどして安定させましょう。
確実なのはフォークのアウターを掴んで支持する方法です。
この時、ハンドル周りを支持する場合、サポートされる方はフォークに荷重しない様にご注意下さい。
あると便利なのは画像の様な車輪を支持するタイプのストレージスタンド。
少し後輪が持ち上がってしまいますが安定感が増し安心して体重を預ける事が出来ます。
跨ったらスタンディングでライディングポジションを取りつつ、垂直方向へ数回荷重を行い
バイク(前後サスペンション)が落ち着いたところで姿勢を維持します。
※ブレーキは掛けずに行って下さい。タイヤがロックしているとリンクの動きに影響が出ます。
この時、フロントフォークのサグ測定用のO-リング or 巻付けたソフトタイを一番下(ダストワイパー)の位置へ
リアサスペンションも同様にO-リングを移動させます。
メーカーによってはインナーにサグの目盛がプリントされており数値を測らなくても目視で計測する事が出来ます。
※目安となっている事も多いので確実なのはやはり実測です。
コイルスプリングのリアユニットの場合はO-リングが付いていない事がほとんどなので
eye to eye(取り付けボルトの芯-芯の距離でOKです。)を測りましょう。
O-リングの移動、距離の測定が終わったら、前後サスペンションが動かないよう慎重にバイクから降りて下さい。
バイクから降りるとストロークして沈み込んでいたサスペンションが伸びて元に戻ります。
この時のO-リングとダストワイパーの距離がサグとなります。
※0Gの状態で距離を測って下さい。
では、計測したサグが何%なのか求めてみましょう。
サグが40mmでフォークストロークが160mmだった場合
・40mm÷160mm=0.25(25%)
サグが15mmでユニットストロークが57mmだった場合
・15mm÷57mm=0.26(26%)
次にコイルスプリングのユニットでeye to eyeの距離が220mmでユニットサイズが240mm、ストローク76mmだった場合
まず、サグの値を出します。
240mm(ユニットサイズ)-220mm(跨った時のユニットの長さ)=20mm(サグ)、
サグが分かればあとは同じで 20mm÷76mm=0.26(26%)となります!
※一回だけの計測では誤差などが分かりにくく正確な値が出にくい為
複数回繰り返し、平均値を出す事をお勧めします。
また、ハンドルやステム等ポジションに関わるパーツを交換した際も
前後の荷重バランスが変わる為、再度サグの設定が必要となります。
もちろんスクーリングを受けてライディングフォームが変わった場合も同様です。
本日はサグの測定でお送りいたしました。
納得の行くまでサグを計測してみて下さい!誤差を無くして数値が安定するまで繰り返すのがベストですよ~
次回はサグの調整方法をお送りする予定です!