2020.Nov. 4
秋も深まり北国からは雪の便りも届くころ、毎年楽しみにしている事があります。
それは、紅葉のライド。
以前訪れた静岡、奥只見の紅葉は素晴らしく完全にはまってしまいました。
今年はどこに行こうかと模索していたところ、目に留まったのが長野県と群馬県をつなぐ「渋峠」。
紅葉も楽しめそうですが、さらに国道最高地点からの眺望も楽しめるというおまけつき。
早速、
道の駅「オアシス小布施」~毛無峠~渋峠~国道292号線~道の駅「オアシス小布施」
走行距離 92キロ
獲得標高 2200メートル
というルートを組み、秋真っ只中の信州を満喫してきました。
スタート地点の気温は12℃。
風も無く気持ちの良い秋晴れの中、遥かかなたの渋峠山頂を目指して出発。
長野といえばりんごの一大産地。
ちょうど収穫時期を迎えた、おいしそうな実を付けたリンゴ畑のなかを気持ちよく進みます。
いよいよ登坂開始。
10%前後の勾配が続きなかなかハードな道のりですが、この先に美しく色づいた木々達が出迎えてくれると期待してがんばって登ります。
標高が上がるにつれて徐々に木々が色づき、絶景への期待が高まります。
すれ違う車もほとんどなく、聞こえるのは風の音と鳥のさえずりのみ。
とても贅沢な時間を満喫できます。
コーナーを抜ける度に色づきが濃くなり、ちょうど森から抜け太陽の光を浴びた瞬間絶景が現れました。
色づいた木々と空の青さが非常に美しかった。
途中、立木の無い荒涼とした景色が広がる毛無峠に寄り道。
明治時代までは原生林が広がっていたそうですが、
大正5年に硫黄採掘が始まり、その影響で樹木が枯れてしまったそうです。
ダイナミックな景色を堪能し、目指す渋峠はあと少し。
登って来た九十九折れの道を振り返り、よくここまで登って来たと感慨にふけります。
山の中をうねうねと続く一本道。
なかなか見る事の出来ない絶景を、自分の足でここまでやってきたことで感動もひとしお。
やっぱり自転車旅って最高ですね!
渋峠まであとわずか。
まるで映画のワンシーンを走っているような、天空へ続くワインディングロード。
車で訪れたことのある道も、自転車で走る景色は新鮮に映り改めて感動することができるので、この場所の素晴らしさを再確認することができました。
無事標高2117メートルの渋峠に到着。
ここまでの道のりは決して楽ではありませんでしたが、一番の目的でもある紅葉を満喫し、さらには次々と現れる絶景に感動し、大満足のライドになりました。
国道最高地点からの眺望を満喫し下りはじめようとしたとき、気温を表す電光掲示板には「1℃」の表示が。
極寒の中一気に下る25キロのダウンヒルは、なかなかしびれる体験でした。
渋峠は冬の間はクローズし、また雪解けの頃開通するそうです。
その季節には雪の壁の中を走る事ができるそうなので、ぜひ訪れてみたいです。
今回のライドは気温12℃からスタートし、最高地点での気温は1℃と気温差が大きい上、しっかりと登り、しっかりと下る為、ウェア選びが難しかったです。
そこで大活躍してくれたのが、「7mesh」のウェア!
某有名アウトドアウェアブランドの創設メンバーが結集して開発される製品は、最新の素材と最新の技術を駆使し、着心地と機能性は快適そのもの。
快適なウェアは、余計なことに気を払わなくていいので走りに集中でき、結果1日のライドを終えた時の疲労感にも差が生まれます。
楽しい思い出しか残らないので、次なるライドへのチャレンジングスピリッツも刺激してくれるのではないでしょうか。
気温や天候によって色々オススメいたしますのでスタッフまでご相談ください。快適なウェアでご機嫌ライドを!
さて、次はどこに行こうかな。
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2020.Oct. 27
コロナ禍による外出自粛により世界的にものすごい勢いで浸透したインドアトレーニング。
ZWIFTに関する記事が日経新聞に掲載されているのを見ると本当に一部のハードコアだけでなく一般のサイクリストまで浸透しているんだなと感じますね。
さて、ダイレクトドライブならではの静穏性の高さとほどよい金額、そしてスタイリッシュなルックスでいつも完売状態だったWAHOO KICKR COREが入荷しました。
今回の入荷は予約分で完売!とならずに在庫できました。だいぶ供給も安定してきた模様です。
GO TOに代表されるように新しい生活様式での外出は増えており、サイクリストの皆様も今この最高の季節を全身で味わうため外を走り倒しているかと思う秋晴れ真っ盛りの今日ですが、そろそろ冬がやってくることも念頭に置いておかなければなりません。外を気持ちよく走れる今のうちに冬の準備をしておきましょう。
WAHOOのいいところは各種デバイスとのペアリングの容易さと実走感の高さ、そしてKICKR CLIMBやKICKR HEADWINDなど周辺機器の充実があげられるでしょうか。
なるべく楽しめて快適な環境を作ってあげることがインドアトレーニングを続けるコツ。まずはKICKR COREのような優秀なローラーを用意していただく事でWATOPIAに降り立つ気持ちも高められるのではないでしょうか。
在庫しているのですぐにお持ち帰りいただけますが、何と言っても重いのでお持ち帰りが大変な方も多いかと思います。
当店通販サイトBIKE ONLINEでもご購入いただけます。ぜひご活用ください。
WAHOO KICKR CORE ¥113,000-(税抜)
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2020.Oct. 26
最終日直前に至って総合1位と2位の差が0秒!かつてない展開で寝る暇がないほどに刺激的だった今年のジロ。
我らがイネオスは優勝候補にして絶対的エースのゲラント・トーマスを3日目にして失い、誰もが今年は終わったと思ったんじゃないでしょうか。しかし終わってみればステージ7勝+総合優勝。圧勝という他ない結果でした。
2018年のフルームの歴史的大逆転と言い、イネオス(チームスカイ)のジロにおけるスペクタクルは目を見張るものがあります。
そんなイネオスの選手たちの足元を支え続けているのが言わずと知れたDOGMA F12。今後も伝説を打ち立て続けるであろうバイクの、栄光の歴史がまた1ページ。そして風魔横浜ではそのF12の実物をご覧いただけます。
■F12 Disk Frameset GALAXYBLUE /50
¥730,000-(税抜)
DOGMA F10から更に空力性能向上と剛性アップを図り、再びグランツールを制覇するため開発されたDOGMA F12 DISKは、歴代DOGMAとして初めてディスクブレーキ専用に設計。
BBからチェーンステーのパワー伝達効率はDOGMA F10に比べて10%向上。
またディスクブレーキ用のフォークは左側にキャリパーが搭載されているためブレーキング時に左側にたわみが発生します。F10開発時よりも進んだFEM解析を導入することでフォークの厚みやシェイプを完全に再設計しています。
ピナレロの特徴的な左右非対称・アシンメトリックデザイン。
空気力学、構造力学的な知識や経験を生かし、新たな設計を盛り込みフレームの可能性をさらに追求。そしてスタイリングにも重きを置くPINARELLOは性能だけではなくペイントも含めて美しいバイクを手がけているブランドです。
まずデザイン画の作成、そこに持っている知識と経験を落とし込んでいくそのスタイルが機能性とデザイン性が両立させています。
初めて実物を見たときにまず目に飛び込んできたのは曲がったトップチューブ。
かつてないそのボディラインに驚かされ、角ばった部分は上下左右、いろいろな角度から何度も眺めてしまいました。
昨今のバイクはどうしても似たデザインに集約されていますが、見れば見るほど「PINARELLO」とすぐわかるその造形美にいつの間にか魅了されていました。
またカラーリング、PINARELLOのマット塗装はしっとりとした輝きを放っており、洗礼された上品さが伺えます。
この美しさはぜひとも実際に見ていただきたい一台です。風魔横浜店頭でご覧ください。
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2020.Oct. 23
画期的なシステムで登場からあっという間に定番商品へ昇りつめたKNOG Oiベル。世間様から遅れに遅れ、とうとう風魔横浜でも取り扱いを始めました。
クラシックなベルもそれはそれで味わい深いものがございますが、どうもスポーツバイクにはToo Much。KNOG Oiはシンプルな形状で取り付ける車種を選びません。
ハンドルにそっと沿う本体部分。スプリングにて台座と固定されています。
また、台座部分はワイヤー類が通せるようなデザインになっています。当たり前ですがこの気遣いがあることでどんなバイクでも取り付けが可能です。
デザインだけでなく、音質や音量、音の響く方向まで計算されているとの事。実際キレイな音を奏でてくれ、ベルとしての実用性も高いです。
サイズは2種類、SmallとLarge。
Smallはフラットバーのグリップと同じ22.2mm径になっているのでクロスバイクやMTBに。Largeはスペーサーを介することで23.8~31.8mmまで調整可能。ロードバイクですとバーテープの巻き終わり部分かステムの付け根に取り付けることが多いです。
実際街中でベルを鳴らすようなシーンは多くありません。やさしく声をかけた方が感じもいいですしね。ただ法律上ベルは取り付けなければいけませんし、ブルべなどではレギュレーションにもなっています。どうせつけるならなんとなくつけるのではなく気に入ったものを。それを探した時KNOGのベルはかなり有力な選択肢になってくれるはず。
実際店頭に置いてまだ数日ですが、非常に人気です。ご友人へのプレゼントなんかにもいいですね。
カラーはBLACK、SILVER、COPPER、BRASSの4色。ぜひお色で悩んでみてください。
Oi CLASSIC BELL ¥2,300-(税抜)
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2020.Oct. 17
「Smoother is Faster(スムーズさ=速さ)」を掲げデザインされたSPECIALIZEDのバイク「ROUBAIX」。
残念ながら今年は中止になってしまいましたが、石畳を駆け抜ける過激でエキサイティングなクラシックレースとして名を馳せる「パリルーベ」。パリルーベで勝つために開発され、そのレースからモデル名が付けられています。
特徴的なのは「FUTURE SHOCK」と呼ばれるフロントフォークコラムに取り付けられるサスペンション。このサスペンションにより路面から伝わる振動をハンドルに届く前にカット、ライダーまで伝えないようになっています。
FUTURE SHOCKを前のサスペンションとすると後ろのサスペンションは、エアロ形状で振動吸収性に優れたシートポストがその役割を担っています。
さらに長めのネジでフレーム上端より65mmフレームの内側でシートポストを固定することで、より長くシートポストの出しろを取りしならせるようになっています。
この独自のシステムでライダーをフローティングすることで快適性を向上させています。
が、真の目的は速さを追求し走行性能を高めレースで勝つために研究開発されたバイク。ちなみに昨年のパリルーベでは優勝しただけでなくTOP10の内5台がROUBAIXという凄まじい結果を残しています。
「乗り心地がいい」と呼ばれる巷にあふれるエンデュランスバイクとは一線を画した「速さ」がROUBAIXの人気の秘訣。例えば高い空力性能や加速感など、綺麗な舗装路を走るロードレースでも十二分に勝てるバイクに仕上がっています。
サスペンションの付いたロードバイクというと少しエキセントリックな匂いを感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし実際乗ってみるとサスペンションによる違和感はほとんど感じません。ピュアに走りを楽しめるロードバイク。ただ違うのは路面から伝わる振動。分厚いバスタオルを敷いた上を走っているかのような走り心地です。
なかなか我々一般ライダーはパリルーベに出場する機会がないので石畳を走った感想はあまり聞きませんが、ロングライドで疲労軽減になる、サスペンションがあるので下りやコーナーリングが怖くなくなったなどものすごく評価の高いバイクです。
特にSPECIALIZEDのカーボンロードがROUBAIX以外にTARMACという超レース志向バイクとAETHOSのような超軽量バイクにカテゴライズされる今、多くのライダーがもっともオールラウンドに使いやすいのはROUBAIXかもしれません。
今回ご紹介するのはROUBAIX SPORT。2021年モデルが入荷しては売れてしまい中々紹介できなかったのですがただいま店頭にございます。
カラーはGloss Ice Blue/Carbon/Tarmac Blackという名称なのですがブルーというより、青っぽい白。さわやかなカラーリングが人気の一台です。
信頼のSHIMANO105を装備した安定の仕様。特にROUBAIXはカタログとにらめっこしていただくとわかるのですが、上位グレードであるEXPERTまではFUTURE SHOCKこそ違いますがフレームは同じものです。なので、ひとまず早くいいロードバイクに乗りたい。パーツなどは少しずつ変えていきたい。そんな方にも非常にオススメのグレードです。
ただ、このROUBAIXシリーズ、他のカラー・グレード含めメーカー在庫が恐ろしく少ないです。すでに今期の分が完売になっているものも、、、
現在店頭で展示しているのは54サイズ。ご検討中の方はお早めにご相談ください。また他にもいくつかご案内できるROUBAIXもございます。お気軽にお問い合わせください。
■SPECIALIZED ROUBAIX SPORT ¥270,000-(税抜)
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2020.Oct. 13
ラインナップするすべての製品がハイエンドであったENVEのリリースするセカンドグレード、価格は抑えつつ最高のライドクオリティを実現したのがFoundation Collectionです。
高精度・高品質な高級ハイエンドカーボンブランドというイメージのあるENVE。その歴史を築いてきたSESシリーズと比べると重量があったり、前後異形リムでなかったりと違いは当然あるのですが、ENVEの持つ知識・技術・経験を持ってENVE製品としてリリースすることのできる非常に高いクオリティを保ったまま、より多くのライダーにENVE製品を使ってもらいたいとのコンセプトの下、コストダウンを追求したのがこのFoundation Collectionです。
ハイエンドモデルと同じ工場にて生産、MADE IN USA。製造工程を簡略化し、前後同じディスクブレーキ専用フックレスリムとしたり(フックを作るのは非常に手間がかかるようです)、ハブもスタンダードなモデルのみとすることで使うスポークも決まってきますね。さらには輸送コストも削減するためでしょうか、ホイールはバラバラの状態で届き販売店にて組み上げるようになっています。
デカールも見慣れた、そして憧れのSESシリーズとは異なり非常にシンプルなものになっています。が、今までとは違う感じがかえって好印象ではないでしょうか。
コストダウンを追求したとはいえ戦闘力は非常に高いです。
空力性能においては最高の空力を持つSESシリーズと比較しても劣ることは全くなく、リムの高さごとに位置づけられます。重量ではSESシリーズの方に分がありますね。
ちなみに前後ホイールセットで45mmが1541g、65mmで1621gとなっています。
オールラウンドに使いやすい45mm、そしてエアロ性能の非常に高い65mm。ちなみに風魔横浜現在庫は45mmのシマノフリーとなります。
45mm・65mmどちらも価格は同じです。走るフィールドやスタイルでお選びください。
ENVEのすごいところはスマートなルックスと性能だけではありません。保証内容もハイエンドです。
ファーストオーナー対象の5年の製品保証とライフタイムワランティ。これが安心してENVEを使い倒してもらうためのサービスなのですが、セカンドグレードにあたるFoundation Collectionにも適用されるようです。
ここ1~2年、20万円を切る価格帯で非常に優秀なカーボンホイールが多く発売されるようになりました。
そんなホイールを選ぶ中、ENVEも選択肢にある、これは素晴らしい出来事です。
まずはお持ちのバイクにFoundationが映えるか想像していただいて。それはそれは似合ってしまうと思うのですが、イメージしにくい場合は風魔横浜で実物をご覧ください。写真で見るよりカッコいいですよ。
ENVE Foundation Collection 45 or 65 ¥179,800-(税抜)
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2020.Oct. 9
ルールを破る、すべては走る楽しみのため。
これがSPCIALIZEDの新しいロードバイク、AETHOSです。
S-WORKS完成車重量6.0kgという数字が物語るようにレースのためのバイクではありません。
SPECIALIZEDがレースにこだわって開発を続け、今日のようにすべてのジャンルで最速のバイクをラインナップしているのは言うまでもありません。
ただ、今回はレースで勝つためではなく最高のライドを体験するための最高のライドクオリティ、完璧な剛性バランス、ロングライドにおける快適性、軽さ、ルックスといった点にSPECIALIZEDのDNAを注ぎ込んでAETHOSは開発されています。
一見シンプルに見えるフレーム形状は何十億回と計算を繰り返してはじき出されたもの。ただの丸いパイプではなく箇所によってサイズ・形状・厚み・レイヤリングの方向などを変えることで、S-WORKSで585gという重量や非常に高い重量剛性比を達成することができました。
必要十分な剛性を持つため、軽量バイクにありがちなヒラヒラとした不安感は皆無。コーナーもシャープに曲がってくれます。すべてを犠牲にすることなく最軽量を達成したというわけです。
クラシックで美しいフレーム形状に、レースバイクではないのでロゴは控えめ、そして街中で自然の中で馴染むペイントワーク。
すべてはAETHOSによるライドが最高の体験となるためのものです。
S-WORKS AETHOS – DURA ACE DI2 ¥1,320,000-(税抜)
S-WORKS AETHOS – SRAM RED ETAP AXS ¥1,320,000-(税抜)
S-WORKS AETHOS FRAMESET ¥550,000-(税抜)
当然、非常に軽量なのでヒルクライムバイクとしてレースに挑むのも面白いでしょう。今までチャレンジしたことすら無いようなライドに連れていくのもいいでしょう。
AETHOSは全てを破る。あなた自身の殻さえも。なんてね。
発売日当日、本日の雰囲気からTARMAC SL7よりは手に入れやすい状況です。が、世界的に自転車需要の高まる昨今油断はできません。
完成車重量で6.0kg。よくご覧頂くとコンポーネントは意外と一般的なもの。フロントシングル等、攻め気なアッセンブルでも楽しめそうです。
ご予約は風魔横浜までお早めに。在庫や納期、フレームサイズからRETULの相談までお気軽にお問い合わせください。
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2020.Sep. 20
全てを征すると高らかに謳いデビュー、そのパフォーマンスと中毒性で瞬く間に市場から姿を消したTARMAC SL7。
SL7が生まれたのはこのバイクがあったからこそというのは忘れてはいけません。
S-WORKS VENGE、世界最速の地位をゆるぎないものとしたバイク。初代チートバイクとでも言いましょうか。エアロロードは重いものだという固定概念を覆したのもこのVENGEです。
圧倒的な高速巡行力、ペダリング入力と比例しているとは思えない推進力、登り性能も非常に高く軽量ホイールを履いたVENGEがヒルクライムレースでポディウムを飾ったことも何度も目にしました。
空力や重量など、数字で測ることのできる性能がずば抜けていただけではなく、ライダーの感覚という観点でも完成度が高いバイクです。
見た目に感じるマッシブなイメージに反してバイクが硬すぎない。適度にフレームがウィップすることでペダリングに対する許容度が高い、リズムが取りやすい、この辺りがトップレーサーからホビーサイクリストまで多くのスポーツバイクユーザーに愛された大きな理由かと思います。
そんな最高のバイクの1台であったVENGEですが、TARMAC SL7の登場とともに廃盤となってしまいました。SL7は非常に素晴らしいバイクであることは間違いないのですが、やはりVENGEだけが持っていたものもあり、上記感覚的な所やTARMAC以上にエアロロードらしいデザインもその一つですね、廃盤を惜しむ声も多く聞こえてきます。
このS-WORKS VENGE DISC RED ETAPをオススメするのはVENGEが「あの時買っておけば良かったロードバイク史」に名を残す1台だからということだけではありません。
SRAM E-TAP AXSは最先端電動ワイヤレス12速、もっとも尖っていてスタイリッシュなコンポーネントです。この【現段階で12速コンポーネント】を積んでいるのは今年バイクを選ぶ際に一つキーとなるポイント。あまり情報もありませんし詳しくお話しもできませんが、完成車として購入を検討する際に比較的後悔の少ない選択肢なのかなあと思います。
CLX64を履いた硬質なエアロロード感、踏んだ分以上にバイクが伸びていく感覚。ああ、これがS-WORKS VENGEか、と感動していただけること間違いありません。
S-WORKS VENGE DISC RED ETAP ¥1,250,000-(税抜)
こちらの完成車、当店でご用意ができるのはこの52サイズがラスト1台となってしまいました。やはりまだVENGEを諦めきれない!という165cm前後~170cm強の方、まずはバイクを風魔横浜にて実際にご覧ください。
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2020.Sep. 16
自社開発のモーターを使用することで、E-BIKEとして他の追随を許さないほど非常に軽量、1台のバイクとしての完成度の高さが人気のSPECIALIZED TURBO E-BIKE。
9月より一部モデルが刷新され、さらに好奇心を掻き立てる仕上がりになっております。
今日はご納車させていただいたCREO SL EXPERT CARBONが素晴らしくかっこいいのでご紹介させていただきます。
同じくTURBO E-BIKE、そしてTARMAC SL7 PROでも採用されているABALONE/SPECTRAFLAIRというカラー。ほんのりパールがかった白がキレイな印象的なカラーリング。今回CREOでもこのカラーのバイクが登場しています。このカラーリングだけでもEXPERTを選ぶ理由になるってもんですが、パーツ構成も秀逸です。
最高の快適性を約束するFUTURE SHOCKは2.0を装備。ダイヤルにて硬さを調整できること以上にリバウンドが油圧ダンパーで制御されることが最大の特徴。
コンポーネントは信頼と実績のULTEGRA Di2。DURA-ACEとは重量くらいしか変わらない、優秀なコンポーネントです。重量のデメリットを打ち消せるE-BIKEではもはや価格面でのアドバンテージしか残らないのではないでしょうか。
リアディレイラーは同じくSHIMANOのマウンテンバイクコンポーネントXTが採用され、カセットは11-42というワイドレシオで走るフィールドを広げてくれます。
ロードバイクでも人気の高いROVAL C38というカーボンホイールを装備しています。チューブレスレディとなっておりましてチューブレス用のバルブも付属します。もともと付いているTURBO PROもいいタイヤなので今回はひとまずクリンチャーで、ということでそのままご納車しておりますが、タイヤの交換ですぐにチューブレスにできる仕様。
ちなみにタイヤは30cがセットアップされています。秒単位のスピードにこだわらないのであれば高い快適性が得られる気持ちのいい太さです。特に登りでアシストの効くE-BIKEではメリットしか感じないのではないでしょうか。
ディスクブレーキが主流となった最近では多くのロードバイクでも使える太さ。いつの間にかRAPIDAIRでも30cがリリースされていることもありますし、E-BIKEユーザー以外にも使ってみてもらいたいタイヤ幅です。
今回のモデルチェンジによる大きなトピックスとしてはリモートスイッチが採用された点でしょうか。アシストモードを切り替える際にトップチューブに手を伸ばすのは慣れたとしても少し億劫なもの。こちらの車体ではブラケットを持ったままでもなんとか操作できる、いわゆるスプリンタースイッチを取り付ける箇所に装着させていただきました。
写真を撮るのを失念しておりましたが、上のFUTURE SHOCKの写真のハンドル部にある怪しい丸いのがそのリモートスイッチです。すみません。
トップチューブのスイッチは押すことでECO⇒SPORT⇒TURBO⇒ECO⇒SPORT⇒、、、とモード変更を繰り返すようになっています。なのでTURBOからSPORTに変えたい場合には2回押す必要がありました。このリモートスイッチはモードをTURBO⇒SPORT⇒ECO⇒OFFと切り替えることもできるので、このバイクの場合左のスイッチを1度押せばTURBOからSPORTに切り替えられるというわけです。
さらっと書いてしまいましたが手元でOFFにもできるようになりました。今までは電源をOFFにするしかなかったのでこれも大きな進化ですね。
ちなみに進化と言えば、お店でファームウェアアップデートをさせて頂く際にモーターのパワー校正もできるようになりました。これもライダー側の意見をSPECIALIZEDが反映してくれているということなのかもしれません。このようにソフトの開発でこれからもE-BIKEはどんどん使いやすくなっていくのでしょう。すでにご納車させていただいた方で必要な方はぜひお申し付けください。
CREO以外の方にもオススメなVENGE・TARMAC・ROUBAIXの専用ステムに使用可能なRECMOUNTのサイコンマウント。SPECIALIZED純正もいいのですがただいまメーカー欠品中に加え、RECMOUNT製のものは根元で角度を変えられる、純正品よりも3g軽い!ということで在庫するようにしています。
大分市民権を得てきた感のあるE-BIKE。
中でもロード・マウンテンバイク・クロスバイクとライフスタイルに合わせて最高の1台を選ぶことができるSPECIALIZEDのラインナップは注目です。
店頭でも展示&試乗車もございますので風魔横浜で実際にご覧ください。
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2020.Sep. 12
一般的なブチルチューブの重量は大体100g前後。
少々軽量なブチルチューブで約70g、超軽量を謳ったもので50gほど。
取り扱いに少々気づかいが必要なラテックスチューブはメーカーによって90~50gほどでしょうか。
本日ご紹介するWOLFPACK TPU TUBEはなんと25g。一般的なブチルチューブから前後交換したとすると2x75gで150gの軽量化となります。
もしホイールで150g違ったら、、と考えてみてください。チューブにしては¥4,000-と高価な商品ですが、この重量は驚異的です。
ちなみにバルブキャップ有りでジャスト25gでした。外せば24g。2つ測って2つとも同重量だったのでハズレはなさそうです。
TPU-熱可塑性ポリウレタンという素材のこのチューブ。薄いビニールのような素材感で触った感覚はさらっとした感じ。ゴム製やラテックス製のものとは明らかに異なります。
軽量化が楽しくてしょうがない最近の私。このチューブ買いました。
正直乗り心地はラテックスチューブ&チューブレスの方が良いです。ちなみにラテックスチューブとチューブレスはほぼほぼ同程度の快適性と思っていますがどうでしょうか?それに比べるとTPUチューブの方が硬い感覚があり、ラテックス使用時よりも若干空気圧を落としてちょうどいい感じ。
ブチルチューブからの交換であれば確実に軽量化の効果は感じられるはず。ラテックスからですと重量の違いはプラシーボ程度かもしれませんが、重量以外で明らかにラテックスよりも勝っている点も。
それは空気が抜けにくいこと。ラテックスであれば1日1BAR以上は抜けてしまうので日々の空気入れが欠かせませんが、このTPU TUBEなら1週間は空気を入れなくても行けてしまいます。毎日乗るけど毎日空気を入れるのが面倒な私のような方には非常にオススメです。
私もまだ使い始めてひと月も経ちませんが、今のところトラブルはなし。触れば感じる軽量がゆえの儚さもございますが、取り付けさえ気を付けておこなえば日々の取扱いで特に気にすることはなさそうです。といってもまだまだ心配なのでパンク修理セットは常に持ち歩いてはおりますが。
「リム温度180℃までの耐熱性能。カーボンホイールにも使用可能ですが、リムが高温になりすぎると破損の恐れが有ります。」とのことなのでディスクブレーキユーザーなら関係ありませんね。リムブレーキユーザーはちょっと考えた方がいいかもです。
転がり抵抗ではラテックスチューブに劣るとのデータも散見されましたが、重量が重要になるようなライドではアドバンテージになってくれるはず。
とにかくバイクの重量を軽くしたい!という軽量化マニアの方にも、ヒルクライムで結果を残したい方にも。
WOLFPACK TPU TUBE 700 x 20~28c ¥4,000-(税抜)
BIKE ONLINEでも販売しております
NEW ROVALがチューブレス非対応となったことで(そしてそんなホイールを買ってしまったものですから)また改めてクリンチャーとチューブレス、というかロードバイクのタイヤについて色々と考えております。ツールでは変わらずチューブラーが使われていたりなどなど、1ユーザーとしてベストなものはなんなのかと悩ましいですよね。
自転車で唯一地面と接する重要なパーツ。お悩みの方いらっしゃいましたら、ライダーそれぞれの乗り方や好みによってご提案させていただきます。店頭でスタッフまでお気軽にお声がけください。
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