ROAD


Aggressive Design Top Athlete Sun Protect Fighter

2020.Mar. 21

桜の開花とともにやってきました、本格的な春!

昨今のどうも鬱屈がちな気分を、屋外でリフレッシュしようとライドに励む方も増えているように感じます。

暖かく開放的になりはじめた今こそ、皆様に使っていただきたいのが今日ご紹介する秀逸な日焼け止め。あのWAKOSが展開するAggressive DesignのTop Athlete Sun Protect Fighterです。

以前から何度もご紹介している風魔横浜では定番のアイテム。

最近では日焼け止めの必要性が多くのサイクリストに伝わってきたように感じますが、まだまだ男子諸君はしっかりケアしていないと感じます。そりゃそうです、今まで日焼け止めはキレイなお姉さんのためのものだと刷り込まれていたんですから。シミそばかすのためだけに日焼け止めをするというのは間違いです。

日焼け止めをしてあげることでライドの疲労が明らかに変わってきます。

日差しの強い日にライドした夜、体がほてってなかなか寝つけなかった経験などないでしょうか?あの火照りが日焼け止めをしてあげることでかなり軽減されます。

日焼けというのはやけどと同義なので体に多大な負担がかかります。当然あんまり焼けすぎると皮がむけたりとひどいことにもなりえます。

日差しの強い日にアイウェアを使うように日焼け止めも使いましょう。回復用のサプリよりも費用対効果は高いのではないかと思います。

エンデュランススポーツ専用に作られたこちらの商品。ウォータープルーフを超えた「スウェットプルーフ」。しっかり汗をかいても流れないようになっています。

キレイなお姉さん向けの日焼け止めでは自転車のように汗をかくと流れてしまうので何度も塗り直しが必要ですが、このFighterは違います。滝汗で若干白く浮きますが流れてしまうことはありません。

写真は62g 大きいほうのサイズで¥3,500-(税抜)。26gと小さいサイズも発売されておりそちらは¥2,300-(税抜)です。

簡単に流れ落ちないので、逆に言えば落ちにくいです。専用のクレンジングも販売されています。

200mlと80mlの2サイズ販売されており、それぞれ価格が¥3,300-(税抜)と¥2,000-(税抜)。

写真は機内持ち込み可のSサイズ80ml。まずはお試しに、にもオススメのサイズ感。体が濡れていても使えるのでライド後のシャワーでお使いいただけます。石鹸だけではものすごいがんばっても落ちませんのでクレンジングオイルであっさり落としましょう。

こちらのFighterヘビーユーザーの方で、日焼けしているとゴルフ行ってたり遊んでばかりいるように見られるから、とおっしゃっていた方がいらっしゃいました。くっきりアイウェアの跡が顔に残ってしまう前に、日焼け止めで社会生活も円滑にしましょう。地味ですがハーフフィンガーグローブ焼けもなかなか恥ずかしいですよね。

屋外にいる時間の長いスポーツバイクアクティビティにはまさにもってこいの逸品 Aggressive Design Top Athlete Sun Protect Fighter 店頭でご用意しております。


ゲレンデの王者、PROCESS 153 29 2020年モデル入荷しました

2020.Mar. 17

ビギナー・上級者問わずゲレンデライドをしっかり楽しめるバイクとして、すっかり定番となってきた感のあるKONAのPROCESS 153。その2020年モデルがようやく入荷しました!

 

■2020 PROCESS 153 29 ¥325,000 (税抜)

例年通りアルミのPROCESSとカーボンのPROCESSの2種類のフレーム展開で、27.5と29の二つのホイールサイズがあり、それぞれにスタンダードなパーツ構成の物と豪華版のDLという2つのグレードがあります。今回入荷してきたのはアルミフレーム+29インチのスタンダードグレード。シンプルな色使いがスタイリッシュです。

 

細かい年次改良による高い完成度もPROCESS 153の魅力ですが、今年はフレームには大きな変化がない代わりにパーツスペックが向上しています。実際に見ていきましょう。

 

まずはドライブトレイン。同じグレードの去年のモデルは1×11速のSRAM NXでしたが、今年の物はNX EAGLEとSX EAGLEのミックスとなり、1×12速に。

 

そしてフロントタイヤがMinion DHFからASSEGAIに変更されました。DHFも悪いタイヤではないんですが、「地球上で最高のGrippiest MTB Tire」と言われるほどのASSEGAIの安心感は他に代えられないものがあります。

 

もちろんホイールはチューブレスレディー仕様なので、購入直後にチューブレスにするのがおすすめです。

 

フロントフォークは去年と同様ROCKSHOXのYARIを装備。この価格帯のエンデューロバイクでは鉄板とも言えるYARIですが、純正のダンパーアップグレードキットを組み込むことで大幅に性能がアップします。新たにフォークを買うよりもこの改造の方がリーズナブルなのでお勧め。

 

アップグレードキットの詳細は下記の記事をご覧ください。

2020年に向けてCHARGER 2.1 UPGRADE KITSでサスアップグレードがおすすめ!

 

スタンダードなグレードの他、デラックスグレードも店頭に在庫しています。上位グレードだけあって、ペイントも手の込んだマジョーラとなっておりとても美しいです。是非店頭でご覧になってみてください。

 

こちらの車体は当店通販サイトでもご購入頂けます。

遠方にお住まいの方は是非ご利用下さい。

 

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ズーラシアの隣!バイクパーク「トレイルアドベンチャー」のご紹介!

2020.Feb. 28

こんにちは、風魔横浜です。

近日オープン予定のマウンテンバイクフィールド「トレイルアドベンチャー」に一足先にお邪魔させていただきました。

「トレイルアドベンチャー」は、東名高速・横浜町田インターから車で約20分ほどにある「ズーラシア」に隣接している自然共生型アウトドアパーク「フォレストアドベンチャーよこはま」内にございます。そこにマウンテンバイクフィールドが新設されるとのことで、昨年からスタッフ共々待ちわびておりました。

なんせ横浜から自走で行けてしまう距離内にMTBパークがあるとなれば行かない手はありません。横浜市に住んでいるマウンテンバイカーからすると、最高のフィールドです。

ということで、2月29日に正式オープンの前にコースを拝見させていただきました。その様子をご紹介いたします。

あいにくの天候でしたが、結論から言うと非常に楽しんで参りました。メインは上画像のようなアスレチック施設で、家族連れやフレッシュで元気な方々が多く来られるそうです。

アスレチックから歩いて1~2分の場所に、マウンテンバイクフィールドのスタート・ゴール地点のある拠点があります。ここでトレイルアドベンチャーのスタッフの方から利用方法やコースの紹介のお話を頂きました。

コースは3つあり、初級・中級・上級と分かれています。

基本的にどのコースも自走でコースを登り、下ってゴールというレイアウト。バイクパークといえばバイクを押して上がるかリフトで上げることが多いですよね。ただ、トレイルアドベンチャーのコーナーを切り返しつつ登っていくコースは非常に新鮮で、綺麗に登るにもテクニックが必要であることを思い知らされました。

初級コースは、写真はございませんがしっかり登って気持ちよく下れるコースとなっており、短いながらもメリハリがあり初めての方の練習にはもってこいという印象でした。

こちらは中級コース。初級コースに比べバームが深めであったり漕げば良いスピードでコーナリングできたりと、走り慣れるととても気持ちいいコースでした。

そして、上級コース。下りはじめにテーブルトップがあり、その先には強めに下るバームがあり、経験者の方でも間違いなく楽しめる刺激あるコースです。

ウェットコンディションながら気づけば何週も楽しんでいました。良い長さのコースを良いペースで反復できるので、初めての方でも既に経験ある方でも楽しめるのは間違いないと感じました。

ただしっかり雨が降った直後という状況で、本来このコース状況ですと安全を考慮し中止となるようです。

 

マウンテンバイクパークとなると基本的に車でバイクを運んで走りを楽しむことが多いですが、横浜や町田、都築、瀬谷あたりからであれば自走で行けてしまう距離にあるトレイルアドベンチャー。マウンテンバイクが欲しいもののどこで楽しめばいいのかわからない、という方であればまずこちらをおすすめしたいですね。

 

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2020年3月15日(日) 西伊豆・山伏トレイルツアーに参ります!

Troy Lee Designsのエンデューロ・フルフェイス「STAGE」2020年モデル入荷しました!

This is最高にちょうどいい!2020KONA PROCESS134入荷しました

 

 


Troy Lee Designsのエンデューロ・フルフェイス「STAGE」2020年モデル入荷しました!

2020.Feb. 25

こんにちは、風魔横浜です。

今年も「Troy Lee Designs」の2020年モデルが入荷しましたのでご紹介いたします。

エンデューロ向けフルフェイスヘルメット、「STAGE」は軽さと通気性を追求したモデル。下りだけでなくペダリングセクションが長くなるエンデューロ競技において、快適性はとても重要です。

2019年よりリリースされ、フルフェイスヘルメットの常識を覆す快適性によりたいへん人気を博しています。

■ STAGE HELMET MIPS ¥34,000-(税別)

エッジが効きつつゴーグル等とのマッチングも違和感ないデザインは、やはりトロイリーデザインという印象です。

左から、「STEALTH RED」「PINSTRIPE BLACK」「STEALTH MIDNIGHT」というカラーリングとなっています。

装着感は非常に軽く、フルフェイスであることを忘れるほど。690gと超軽量であることと、内部パッドのフィッティングがフルフェイス離れした快適な装着感を実現しています。

内部から見てもベンチレーションが多数あるのが確認できます。

ストラップはマグネットのスライド式のバックルとなっています。フルフェイスでは定番であるダブルリングのバックルに比べ、圧倒的に素早い脱着ができます。

エンデューロバイク向けのモデルとなっておりますが、ゲレンデライドからトレイルライドまで幅広く使用できます。特に夏場のライドでは真価を発揮してくれること間違いありません。

 

店頭に展示しておりますので、もちろんご試着していただけます。

 

また、通販サイト「Bike-Online」でもご購入いただけます。ぜひご利用ください。

 

2020年3月15日(日) 西伊豆・山伏トレイルツアーに参ります!

 


This is最高にちょうどいい!2020KONA PROCESS134入荷しました

2020.Feb. 23

今年のKONAの最大のトピックスはPROCESSシリーズに134が復活したことでした。PROCESSシリーズの花形である153が2018年にフルモデルチェンジした際、ひっそりとその姿を消した先代134・・・

新型の153は圧倒的な下り性能を持つエンデューロバイクとして絶賛を浴びているのはご存知の通り。一方で134の「サイコーにちょうどいい」感じというのがここ最近のKONAに欠けていたのも事実です。

 

繰り返しになりますが、現行のPROCESS153は世界最高のエンデューロバイクの一つです。下りメインのクローズドなコースでこんなに楽しいバイクはありませんし、見た目よりずっと漕ぎも軽い。しかし、上の動画を見てみて下さい。登りと下りと平地が混在していて自力でのペダリングが必要なセクションが多そうなコースですよね。こういう所を走るなら、やっぱりPROCESS134のストローク・・・すなわちフロント140mm/リア134mmが「ちょうど良い」のです。

 

■2020 PROCESS 134 29 ¥275,000 (税抜)

そんなわけで発表から随分間が空きましたが、ようやく新型PROCESS 134が国内に入荷して参りました。例によってカーボンフレームとアルミフレームの2種類の展開となっており、こちらはアルミのモデルとなります。

 

新型134が先代と大きく違うのはホイールが29インチになったことです。153に比べればライトな性格とは言えやっぱりエンデューロバイクですから、そこはトレンドに合わせてきました。ブースト規格が誕生してからの29インチはかつての物より横へのヨレが少なく、コーナーリング性能が段違いです。29の持ち味である走破性の高さも相まって、ストローク以上に下りに強いバイクに仕上がっています。

 

また、153の29インチは国内ではMサイズとLサイズの展開しかありませんが、134は29インチながらSサイズもあります。体格的にSサイズが適正な方でも無理なくお乗り頂けるのは153にはないアドバンテージと言えるでしょう。

 

ドライブトレインはSXイーグルとはいえ1×12速の本格派ですし、ドロッパーポストも標準で付属しています。山を走るには必要十分なスペックではないでしょうか。タイヤも前後ともMINION DHFが付いてくるなど、足回りにも安心感があります。常々言われていますが、KONAは完成車づくりがうまいです。

 

もちろんもっと車体重量を軽くしたいとか、もっといいサスペンションにしたいといった欲求はライディングスキルの上昇と共に湧き上がってくるかもしれません。そういう懸念がある方にはより実戦的なパッケージの134カーボンがおすすめです。とはいえこちらの134もフルサス入門としては優れた構成だと思います。

 

ところでマウンテンバイクの下り性能にはヘッドアングルが密接に関わっています。実は153と134のヘッドアングルは共通の66度となっていて、このことからも134はトレイルバイク的な位置づけではなく、あくまでも下りを楽しめるエンデューロバイクとして設計されていることがわかります。

 

153という傑作がある以上、134が比較されることは避けて通れません。我々の印象ではふじてんくらいまでなら134で十分、富士見パノラマまで行くと153の方がラクかなという感じでした。月並みな結論ですが、ゲレンデをメインで楽しみたい方は153を、ゲレンデに加えてトレイルライドも少々という方は134をお選びいただくのが良いのではないでしょうか。このあたりは主観的な話も混じってくるので店頭でお話させて頂ければと思います。

 

この他のKONA 2020年モデルも続々入荷中!この3連休はぜひ風魔横浜まで足をお運びください。


SPECIALIZED TURBO LEVO SL ~E-MTBに革命が起きました~

2020.Feb. 18

SPECIALIZED TURBO LEVO SL

S-WORKSは17.3kgとカテゴリー最軽量のE-MTB。

E-MTBであることを忘れてしまう軽快さを持つ一方、モーターの力で今まで行けなかったところまでも走り抜ける。そんなマウンテンバイクの理想をSPECIALIZEDが実現しました。

SPECIALIZEDの歴史とともに高い評価を受け続けるSTUMPJUMPERをベースとした前後150mmトラベルに、 TURBO SL 1.1 MOTORを搭載。

ペダリングに追随するかのようなスムーズでナチュラルなアシスト。軽量・コンパクトでありながら最大出力240W、最大トルク35Nm。ペダリング入力を最大2倍まで自然に増幅します。

 

320Whの容量を持つ内蔵バッテリー単体で最大3.5時間のライドを可能に、ボトルケージに装着できる160Whの補助バッテリー”レンジエクステンダー”を使用することで最大5時間、130kmの航続距離とロングライドに必要なスピードを兼ね備えています。

ミッションコントロールというTURBOシリーズに欠かせないアプリを用いてパワー特性や、航続距離の調整、ライド/パワーの記録ができます。必要な時にバッテリー残量が残っているように自動的にアシストパワーを調整することもできます。

ライド中もアシストパワーモードは切り替え可能。舗装路からトレイルへ入る際、トレイルヘッドへ向かう際などなど、モードを上手く切り替えることでバッテリーの節約にも。当然どのように使ったとしても最高のライドを楽しむことができます。

MTBの遊び方を新しいフェーズへと進化させる、これまでにないE-MTB。

下るために上るのではなく、上りすらエキサイティングに楽しくしてしまう、それがLEVO SLです。

発売開始は今春。ラインナップは下記をご確認ください。

S-WORKS TURBO LEVO SL
カラー:Carbon / Black / Chrome
サイズ:S、M、L
価格:1,200,000円(税抜)

LEVO SL EXPERT CARBON
カラー:Carbon / White、Oak Green / Aqua
サイズ:S、M、L
価格:790,000円(税抜)

LEVO SL COMP CARBON
カラー:Cast Berry / Black、Tarmac Black / Gunmetal
サイズ:S、M、L
価格:620,000円(税抜)

LEVO SL COMP

カラー:Dusty Turquoise / Black、Rocket Red / Black

サイズ:XS、S、M、L

価格:520,000円(税抜)

 

折しも2月29日、横浜市内にMTBコースがオープンします。トレイル内でアシストが有効なのはもちろん、ズーラシア周辺まではロードバイクでもちょっと避けたくなる坂がいくつかありますがLEVO SLなら臆せずさらっと遊びに行けてしまいますね、というわけです。

アシストの力で遊びに行けるトレイルの射程距離が増すのはそうなのですが、身近に走れるコースがあるというのは非常に幸せなことです。

関東でのSPECIALIZED TURBO試乗会の予定も少しずつ決まってきているようなので、そちらもまたご案内させていただきます。

 


ENVE WHEEL ~インターナルニップル編~

2020.Feb. 16

先日伺ったENVEの展示会にて本国のENVE STAFFから直接話を聞く機会がありまして。改めてENVEはいいなぁと。そこでENVEユーザーには今更かもしれませんが改めて取り上げてみます。

ENVEのホイールはインターナルニップルを用いて組む必要があります。リムの内側にニップルが配置されるもので外部にニップルは露出しません。

ニップルにアクセスするためにはタイヤ・リムテープを取り外す必要があり、振れ取りがちょっと面倒なんだよなぁなんて世のフレトラーを悩ます機構でもあります。

ただ、当然ENVEも振れ取りが~のくだりは理解しているはず。では頑なにMTB・ROAD・CX・GRAVELと全てのカテゴリーでインターナルニップルを採用し続けるのはなぜなのか?ここでクローズアップしてみましょう。

そもそもENVEが目標としているのは地球上で最高のカーボンリムを作ること。それによってより良いライド体験をライダーへ届けるというところにあります。

ENVEのカーボンリムはそれぞれの用途で最適な強さ・軽さ・堅さ・信頼性を持ちますが、リムは単体では機能しないので「ホイール」として組み立てなければいけません。なので「ホイール」としての完成度は「ホイール組」の完成度と同等だというわけです。要するにENVEにとってのインターナルニップルは、より高い完成度のホイール・ホイール組に欠かせないもの、ということになります。

 

カーボンとは引張強度に優れた素材です。張力下の負荷を支える能力が高いと言い換えることもできます。なのでカーボン製品を開発する際には切れ目のないカーボン繊維を最大に使用することが目標とされます。これはカーボン製品を製造する最も安価な、あるいは簡単な方法ではありませんが、リムそしてコンポーネントの場合最良の方法です。

多くのリムメーカーはリムにスポーク&バルブホールをドリルし穴を開けます。この過程で強力なカーボン繊維は切断され完全性・強度が損なわれます。なのでスポークテンションに耐えられるようにするためカーボン繊維によって補強するのですが、リムの構造に不必要な厚みと重量が増えることになります。

 

そこでENVEはスポークとバルブホールをドリルを使うのではなく、リムの製造過程で穴を成形することで繊維を切断しない、Molded Spoke Holeとよばれる特許取得済みのテクノロジーを採用しています。

この技術によってENVEリムは耐久性と剛性をスポイルせずに軽量に仕上がります。成形されたスポークの穴は材料の補強をあまり必要とせずに小さくできます。また、スポークホールは小さいほど大きい穴よりも強くなります。

歴史的にカーボンリムを使うライダーを悩ませてきたのがスポークの不具合。長年のハードライディングや酷使されたことによる定期的なスポーク折れ→スポーク交換はホイールにとって健康な状態ではありません。

多くの場合のスポーク折れは、ニップル・スポーク穴を開けた結果としてリムを強化するために必要な補強が原因です。補強材はリムのスポーク面を厚くし、スポークニップルの関節機能を抑制します。これが発生すると、スポークはカーボンリムまたはニップルの端に対して曲げられます。曲げ応力と引張応力が組み合わさると、早期の疲労と破損が発生します。場合によってメーカーは、ニップルを適切な形に保持させるためにワッシャーを追加する場合もあります。ただし追加されたワッシャーによりスポーク面に厚さが追加され、難しいホイール組が求められ、ホイールシステムの重量と複雑さが増加するともいえるのです。

Molded Spoke Holeはこの問題も解決します。成形されたスポークホールの裏側には、ニップルがソケットジョイントのボールのように関節運動できる円錐形のニップルシートがあります。ENVEリムの薄いスポーク面は、成形された内部ニップルシートとペアになっており、スポークはニップルが着座するのと同じ角度でリムから出ることができます。

スポーク出口の形状をこのように簡単に調整することでスポークへのストレスが軽減され、疲労によりスポークが破損する可能性が大幅に減少します。

最初に戻ります。なぜインターナルニップル?という問いに対して、簡単に言えば、特許取得済みのMolded Spoke Holeと組み合わせることで、より耐久性と信頼性の高いホイールビルドが実現します。とENVEは答えています。

ラグジュアリーなイメージが先行するENVEですが、このように愚直で妥協のないモノづくりをする、むしろ泥臭いブランドだと言えるかもしれません。

次ホイールやコンポーネントを検討する際の参考になれば幸いです。

 

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SPECIALIZED TURBO SL 1.1 MOTORについて

2020.Feb. 9

【SPECIALIZED TURBO SL 1.1 MOTOR】という今話題のE-Bike、SPECIALIZED TURBOシリーズに搭載されるモーターの話。

「E-Bikeってなんだか盛り上がっているみたいだけど、日本の法律じゃ海外と比べてパワーが出せないしあんまり面白くないんじゃない?」

こんな風に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで実際の日本の法律についておさらいしましょう。

【電動アシスト自転車のアシスト比率の基準】

人がペダルを踏む力とモーターによる補助力の比(アシスト比率)が
・10km/h未満では最大で1:2

・10~24km/h未満では走行速度が上がるほどアシスト比率が段階的に減少する

・24km/h以上ではアシストがゼロになる

 

道路交通法ではもっとわかりにくい言葉で書いてあるのですが基本的にはこういう事になります。

では、E-Bike市場が盛り上がっている欧州ではどうでしょう。

EUの仕様では「最高出力が250wまで」「25km/hでアシストが切れる」ということですので単純にスピードだけ見たら案外変わらない、むしろかなり近い!というのが本当のところ。

規制されているポイントが少し異なりますがどちらもスピードだけでなく出力に対してもある程度ルールが決められています。

SPECIALIZED TURBO SL 1.1 MOTORのもっとも優れている点をお伝えするには、まずこの前提を理解していただかないといけませんでした。

実はSPECIALIZEDは8年前からE-Bikeをリリースしています。旧来のモデルではアシスト最大出力が560wなど、どんどん出力が強くなる傾向にあったようです。

そこで犠牲になってくるのが重量。街乗り仕様のE-Bikeと決定的に違う点としてロード&MTBを軸としたスポーツタイプのE-Bikeでは軽快さも非常に重要です。アシストの効いていない範囲、ロードであればスピードの乗るシーン・MTBであればテクニカルな下り、などスポーツバイク本来の楽しみ方をスポイルするような重量のバイクをE-Bikeだからしょうがないということは決してないのです。

TURBO SL 1.1 MOTORは最大出力が240w、前モデルの560wと比べるとかなり抑えられた印象。ですが、重量は3.0kg→1.95kgとかなりの軽量化を果たしています。

この軽量化により、ロードであれば3~4%の坂なら24km/h以上をキープしたままアシストなしで登り切れてしまうほどに、MTBであればジャンプやテクニカルなトレールを軽快に楽しめるように、スポーツバイクとしての完成度が圧倒的に向上するのです。

 

パワートレーニングに触れたことのある方ならすぐにわかると思うのですが560wというのはかなり高い出力。スプリントに近いトルク&ケイデンスでやっと出せるようなワット、これではモーターのアシストを楽しむことはできても「自転車をスポーツとして楽しむ」というのは難しいですよね。

TURBO SL 1.1 MOTORの最大出力240wというのはスポーツとして自転車を楽しむのには必要十分なアシストパワー。むしろライダーのペダリングに追従するような自然なアシスト感はこの抑えた出力でしかなしえないのかもしれません。

走行中にもアシストレベルを簡単に選ぶことができるのですが「ECO」「SPORT」「TURBO」の3種類のうち基本的には「ECO」あるいは「SPORT」を使い、ここぞという時だけ「TURBO」モードを使うような感じ。トレールや激坂に入るときにボタンをぽちっと押してモードを切り替えます。バッテリー節約にもなりますしね。

プラスアルファで自社開発のモーターだとモーターの形状・仕様に依存しないでバイクのデザイン・エンジニアリングが可能になります。ですのでSPECIALIZEDお得意のエアロダイナミクスだったりクセのないハンドリングだったりスマートなフォルムが手に入る、というわけです。

ちなみにすでにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、EUの最大出力250wとTURBO SL 1.1 MOTORの最大出力240wはかなりの近似値なのです。ちょっと強引ですがEUと速度規制の近い日本でもピッタリのモーターです!なんてことも言えるかもしれません。実際モーター自体はワールドワイドで同じもの。ソフトで各国の法律に合わせるようになっています。一応言っておくとハッキングやリミッターカットを試みるとちゃんとばれるメンテナンスシステムになっているようなのでやめましょう。

 

パワー、重量、サイズ、効率、ライドクオリティーの全てを完璧なバランスで実現したのがTURBO SL 1.1 MOTOR。

これら全てを兼ね備えたSPECIALIZED TURBO、注目しないわけにはいきません。

つい先日ロードバイクだけでなくE-MTBも発表されました。

TURBO LEVO SL

E-MTBながらDHバイクに迫る17.3kgという重量を実現した超軽量級。あえて名前は出しませんが他社製E-MTBは20kgを超えるものがほとんど。CREO SL同様E-MTBに革命が起きてしまうのは間違いありません。

こちらの紹介はまた次回。LEVO SLが欲しくなってしまう動画だけ貼っておきます。日本語字幕にてご覧ください。


冬の「今」だからこそ必要なNEWアイテム!【Muc-Off SWEAT PROTECT】

2020.Feb. 3

STRAVAを開くと、それはもう皆様ZWIFTに勤しんでらっしゃるのを拝見し自分も精進しなければと、富士ヒルまであともう4ヶ月かと自責の念に駆られる昨今ですが、

そんな冬場ならでは、インドアワークアウトにオススメの、「あるといいながある!」で定評のあるMuc-Offから新製品が入荷しました。

Muc-Off SWEAT PROTECT ¥1,980+tax (300ml)

インドアトレーニングや、ライド中の汗による腐食やサビを防ぐスプレー。
自転車のフレームや金属部品、塗装面に防錆防食層を残し、湿気や汗による有害な影響を防止します。

当然バイクだけではなくインドアトレーナー本体にもお使いいただけます。もっと言えばトレーニング用品すべてにお使いいただいてもよろしいのでは?

トレーニング前にフレームやハンドル・ステムなど汗が気になる部分に吹き付けてクロスで余分な液体を吹き上げるだけです。

吹き付けたスプレーは細部まで浸透し防錆効果だけでなく、アンチバクテリア効果まで!発揮してくれます。

UVライトで照らすことで付着状況もチェックできますのでつけ逃しも防げます。

保護期間は最長3ヶ月ですが、バイクやトレーナーを洗った際に都度SWEAT PROTECTにて保護することがオススメです。

どうしてもタオルだけでは防ぎきれない汗。かと言ってローラー台にセットしっぱなしのバイクを乗るたび都度洗車するのはほぼ不可能ではないでしょうか。

やっている方は当然お気づきでしょうが顔から垂れやすいハンドル・ヘッドパーツ周辺だけでなく、汗はフレームをつたって流れるので、例えばあまり行ってほしくないBB周辺にもたまります。さっと拭けるところはまだいいですが、そうではない箇所も自転車には多いです。また、そういう箇所の方が重大な問題になりやすいことも想像に難くありません。

洗って、注油して、だけではなく、【守る】というコンセプトのSWEAT PROTECT。

インドアトレーニングをされない方でも洗車後に塗布しておくといいですよね。汗っかきの方は見逃せません。

身に覚えのある方は、なる早でお求めください。

BIKE-ONLINEでも販売しております!


2020年3月15日(日) 西伊豆・山伏トレイルツアーに参ります!

2020.Feb. 1

こんにちは、風魔横浜です。

昨年末に予定しておりました、「山伏トレイルツアー」があいにくの天気で中止となってしまいましたので、気を取り直して3月15日(日)に開催いたします。今はまだ寒さが続きますが、3月半ばになれば走りやすい気候に変わっているはず!暖かい気候の西伊豆となればなおさらです。

 

極上のトレイルと海の幸を満喫しに行きましょう!

参加ご希望の方はご連絡いただきますようお願い致します。

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<詳細>

日程 : 3月15日 (日曜日)

集合場所 : 静岡県賀茂郡松崎町 松崎海洋センター前

集合時間:AM8:30

参加費:8,500円

※ 注意事項 : 怪我の予防のため、ヘルメット・プロテクターは必須とさせていただきます)

参加ご希望の方は1度ご連絡いただきますようお願い致します。

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

※ MGM GROUPで車体ご購入の方のご案内が優先となります。

※雨天による決行の判断は前日までにご連絡致します。

※ ご不明な点等ございましたら店頭・電話・メール等にてスタッフまでお気軽にお尋ねください。

皆様のご参加をお待ちしております。