MTB


This is最高にちょうどいい!2020KONA PROCESS134入荷しました

2020.Feb. 23

今年のKONAの最大のトピックスはPROCESSシリーズに134が復活したことでした。PROCESSシリーズの花形である153が2018年にフルモデルチェンジした際、ひっそりとその姿を消した先代134・・・

新型の153は圧倒的な下り性能を持つエンデューロバイクとして絶賛を浴びているのはご存知の通り。一方で134の「サイコーにちょうどいい」感じというのがここ最近のKONAに欠けていたのも事実です。

 

繰り返しになりますが、現行のPROCESS153は世界最高のエンデューロバイクの一つです。下りメインのクローズドなコースでこんなに楽しいバイクはありませんし、見た目よりずっと漕ぎも軽い。しかし、上の動画を見てみて下さい。登りと下りと平地が混在していて自力でのペダリングが必要なセクションが多そうなコースですよね。こういう所を走るなら、やっぱりPROCESS134のストローク・・・すなわちフロント140mm/リア134mmが「ちょうど良い」のです。

 

■2020 PROCESS 134 29 ¥275,000 (税抜)

そんなわけで発表から随分間が空きましたが、ようやく新型PROCESS 134が国内に入荷して参りました。例によってカーボンフレームとアルミフレームの2種類の展開となっており、こちらはアルミのモデルとなります。

 

新型134が先代と大きく違うのはホイールが29インチになったことです。153に比べればライトな性格とは言えやっぱりエンデューロバイクですから、そこはトレンドに合わせてきました。ブースト規格が誕生してからの29インチはかつての物より横へのヨレが少なく、コーナーリング性能が段違いです。29の持ち味である走破性の高さも相まって、ストローク以上に下りに強いバイクに仕上がっています。

 

また、153の29インチは国内ではMサイズとLサイズの展開しかありませんが、134は29インチながらSサイズもあります。体格的にSサイズが適正な方でも無理なくお乗り頂けるのは153にはないアドバンテージと言えるでしょう。

 

ドライブトレインはSXイーグルとはいえ1×12速の本格派ですし、ドロッパーポストも標準で付属しています。山を走るには必要十分なスペックではないでしょうか。タイヤも前後ともMINION DHFが付いてくるなど、足回りにも安心感があります。常々言われていますが、KONAは完成車づくりがうまいです。

 

もちろんもっと車体重量を軽くしたいとか、もっといいサスペンションにしたいといった欲求はライディングスキルの上昇と共に湧き上がってくるかもしれません。そういう懸念がある方にはより実戦的なパッケージの134カーボンがおすすめです。とはいえこちらの134もフルサス入門としては優れた構成だと思います。

 

ところでマウンテンバイクの下り性能にはヘッドアングルが密接に関わっています。実は153と134のヘッドアングルは共通の66度となっていて、このことからも134はトレイルバイク的な位置づけではなく、あくまでも下りを楽しめるエンデューロバイクとして設計されていることがわかります。

 

153という傑作がある以上、134が比較されることは避けて通れません。我々の印象ではふじてんくらいまでなら134で十分、富士見パノラマまで行くと153の方がラクかなという感じでした。月並みな結論ですが、ゲレンデをメインで楽しみたい方は153を、ゲレンデに加えてトレイルライドも少々という方は134をお選びいただくのが良いのではないでしょうか。このあたりは主観的な話も混じってくるので店頭でお話させて頂ければと思います。

 

この他のKONA 2020年モデルも続々入荷中!この3連休はぜひ風魔横浜まで足をお運びください。