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【次世代のエアロロード】Oltre Comp 105 Di2

2023.Oct. 2

昨年発表されたNew OLTREシリーズ。

バイクだけではなくライダーが乗車した状態でエアロ性能が高まるよう設計された新時代のバイクです。

形状も近年の似たり寄ったりな感じではなく個性的で一際目立ちますね。

そんな生まれ変わったOLTREが風魔横浜にございます。

 

■BIANCHI OLTRE COMP 105Di2 ¥781,000-(税込)

これぞエアロロード!な造形。

シートステーとタイヤのクリアランスなんか攻め攻めで凄いですし、ボルテックスジェネレーター的なフォークブレードの突起がいかにもって感じです。

フレームとフォークにスルーアクスルの穴が貫通していないのも注目ポイント。

全く新しいコンセプトで作られたOLTRE、近未来感を感じます。

 

 

このOLTRE COMPは新OLTREシリーズでは一番リーズナブルなグレード。

RC / PROには話題になったエアディフレクターというパーツをヘッドに装着できるんですが、このCOMPでは非搭載。

それによりフレーム形状も少しだけ変更されています。

 

コックピットは専用ステムでホースはフル内装。

ハンドルは内装対応品なら汎用の物が使えます。

ポジションの自由度も高まるのでも好みの形状のものが使えるのは嬉しいところ。

 

フォークコラムはRC/PROとCOMPで異なっていて、RC / PROは1インチコラムですがCOMPはオーバーサイズとなっています。

なので頑張れば汎用ステムも使えそうですが、ここまで計算された造形を崩すのも勿体ないので素直に専用ステムを使うのが良さそうです。

ジオメトリも専用ステムが前提ですしね。

 

公称重量はフレーム 995g・フォーク 390g。

重厚なルックスの割には軽量ですね。

実はフレーム・フォークの合計重量はOLTRE PROより軽かったりします。

 

ホイールは最近のBIANCHIでよく見るVELOMANNのV50R。

50ミリハイト、内幅21mm・外幅約29mmと現代的なスペックで重量 1,640gとかなり優秀です。

個人的にこのホイールかなり良いんじゃないかと思っています。

 

タイヤはピレリで28c。今どきですね。

エンデュランス系なバイク以外でも28Cが増えてきました。

 

最新エアロロードにDi2・カーボンホイールと戦闘力のかなり高い1台です。

サイズは53、適正身長は170cm前後。

その他グレードやサイズ、カラーもご用意可能な場合がございます。

ぜひ店頭にてスタッフまでお尋ねください!

OLTRE PROのフレームセットも在庫ございます。

こちらも近々ご紹介いたします。

スタッフの試乗インプレッションは下記の記事をご覧ください!

 

BIANCHI “NEW OLTRE” 試乗させていただきました

 

臨時休業のお知らせ

2023.Sep. 23

平素より当店をご利用頂き誠にありがとうございます。

9月29日(金)は棚卸し業務のため、誠に勝手ながら臨時休業とさせて頂きます。

ご利用の皆様には大変ご迷惑をおかけ致しますが、何卒ご理解の程宜しくお願い申し上げます。

MUC-OFF NO PUNCTURE HASSLE TUBELESS SEALANT

2023.Sep. 16

MTBではかなり長い歴史をもつチューブレス。

近年ではロードバイクでも市民権を得ておりチューブレス対応なのかそうでないのかはホイールを選ぶ際に皆様チェックする項目の一つではないでしょうか。

当店でも「シーラント」はいくつかご用意しておりますが、先日Muc-Offシーラントについて改めて勉強する機会があったのでおさらいしてみると、なんと優秀なこと。

改めてご紹介させていただきます。

 

Muc-Offシーラントの特徴、いくつかピックアップいたします。

・ラテックス系

・アンモニアフリー

・粘度が高い

 

まずラテックス系について

シーラントにはラテックスをベースとしたもの、そして「非ラテックス系」と呼ばれる水などをベースとしたものがあります。

ラテックス系の特徴としてはパンク修理能力が高いことが挙げられます。溶剤が蒸発しやすいため、穴が開いたとき瞬時に穴を塞ぐことができるのが特徴です。

特にMuc-Offシーラントは海外メディア「Best mountain bike tubeless sealant」にも選ばれるほど、強力なパンク修理能力があります。

違う言い方をすると、使用量が少なくても機能するので軽量化にもつながります。

ちなみに乾燥重量は水ベースのシーラントよりラテックスをベースとしたシーラントの方が軽量なようです。

 

そしてアンモニアフリー。旧来ラテックスをベースとしたシーラントにはアンモニアが不可欠でした。液体の中でラテックスを安定させるために用いられていたということです。実際空気に触れればアンモニアは飛びやすいので特に問題は無いと聞いてきました。

が、技術の進歩によりラテックスをベースとしていてもアンモニアを一切使わないシーラントが開発されており、MUC-OFFもその一つです。

 

ではアンモニアの何がいけないかと言うと、アルミや真鍮を腐食させてしまう性質を持っています。アルミや真鍮、ホイールには良く使われていますね。例えばニップル、そしてバルブ。アルミリムなんてまさにそうですね。

そんな危険性を排除するために最近ではアンモニアフリーのシーラントも増えているようです。

 

例えばENVE。アンモニアを含まないシーラントを使うように使用上の注意がアップデートされました。ENVEは専用ニップルがありそれは真鍮です。腐食による問題があったのかもしれません。

例えばCORSA PRO。公式を見ると「Vittoria 純正もしくはコットンケーシングに悪影響を与えないアンモニアフリーのシーラント剤をご使用ください。」と注意書きがあります。実際にCORSA PROを使うEFエデュケーション・イージーポストはMUC-OFFケミカルを使っており、当然シーラントもMUC-OFF。そうしたプロチームによるフィードバックにより、さらなる商品開発・アップデートが行われていることも容易に想像できます。

 

粘度が高い。恐らくこれがMUC-OFFシーラント最大の利点。

パンク修理能力の高さの理由かと思うのですが、それ以外でも、例えばチューブレスタイヤ取付前に刷毛でタイヤ内側に塗るような使い方も可能です。シーラントの層を事前に作っておくようなイメージ。粘度が低いと流れてしまいますよね。

更に刷毛を使ってビードワックスのような使用方法。密封性が向上しビードが上がりやすくなるようです。

正直リッターあたりの価格で比較すると多くの他社製品よりもちょっと高価です。

が、ちゃんと機能してホイール・タイヤにも優しいとなれば十分MUC-OFFを選ぶ価値はあると思います。

ラインナップもホームメカニックにも優しい140mlから5リットルまで展開があるので使用状況に合わせて買うことが出来るのも良いですね。

ロード・MTB・GRAVEL、ジャンル問わずTLユーザー必見です。

こちらでも販売しております 【BIKE-ONLINE】

Cervélo – R5 Ultegra Di2 展示しております

2023.Sep. 5

ジロ、ツール、そして今まさに開催中のブエルタと、グランツールにおいて暴れまくっているバイクがありますね。そう、Cervélo  R5です。

珠玉の1台、ただいま風魔横浜店頭に展示しておりますので改めてご紹介させていただきます。

Cervélo – R5 Disc R8170 Ultegra ¥1,188,000-(税込)

 

全てを征するオールラウンドバイクというよりも、特化型バイクが多くラインナップされるCervélo。

中でも登坂で勝つために開発された現行のR5は非常に軽量。

フレーム重量はFive Black 51サイズ実測で695g、フォークが330g。ちなみに展示しているアルテグラDi2仕様の車体実測(ペダル・バーテープなし)で7.2kgです。タイヤ・チューブの交換だけで簡単に7kgジャストくらいにはなりそうです。

 

ただし、R5の本領は測った重量だけではありません。

走った際の軽快感はディスクブレーキのバイクもとうとうここまで来たかと思わせる軽やかさ。

トルクを掛けるスイートスポットみたいなものが存在するバイクがありますが、R5は踏み倒しても回しても、ロー&ハイケイデンスどちらでも、全てを前に進む力に変えてくれます。

それが特に実感できるのが登り勾配でのダンシング。ペダリングパワーを逃さないことで上っているのにバイクが伸びるように進んでいく感覚。これはR5で最も快感を感じられる瞬間であり、R5が明確に他のバイクよりも優れていると実感できる瞬間です。

 

そんなカリカリの戦闘機ですが、乗り心地はとっても快適。これはバイクを供給しているJumbo-Vismaの選手からの要望だったそうです。数週間にわたるグランツールを一般人の我々が走ることはありませんが、長時間のライドの助けになってくれること間違いありません。

最近のハイエンドロードの傾向でもありますね。「エアロで軽量、快適性も高い。」R5はエアロを狙ったバイクでは無くあくまでも「登坂」ですが、しっかりエアロハンドルを装備、ワイヤー類はほぼ完全内装で、フロントフォークの形状などを見ても空力とちゃんと向き合っていることがうかがい知れます。

実は店頭で展示しているR5、2022モデルなので2023モデルと比較して、パーツスペック全く変わらずCervéloデカールのカラーが違うだけでお求め安くなっています。

もしCervélo  R5をご検討中でご身長が170cm±5cmほどの方がいらっしゃいましたら見逃せない1台のはず。信頼のUltegra Di2にReserve 34/37という間違いないセットアップです。

ちなみに2023モデルもご注文承っております。

今期のフレーム販売のカラーリングが秀逸です。

最軽量で定番のFive Blackは当然として、OxbloodとDeep Blue Sunsetがなんとまぁいい色で。

今ならお客様からご注文いただいて組付け待ちのOxbloodフレームが店頭でご覧頂けます。光の当たり方によって表情が一変する味わい深いGOODペイント。

2023モデルのCerveloラインナップ、入荷数は決して多くありませんがまだオーダー可能な仕様・カラー・サイズもございますのでお気軽にお問い合わせください。

【ついにアジアンフィット登場!】GIRO ARIES SPHERICAL AF

2023.Sep. 2

GIROの新たなフラッグシップヘルメットのARIES SPHERICAL。

前回はグローバルフィットでの入荷でしたが、今回待望のアジアンフィットとなり入荷しました!

 

■GIRO ARIES SPHERICAL AF ¥48,840-(税込)

アリエスと読んでしまいそうですが「アリーズ」です。

LIKE NOTHING、何も身につけていないかのような快適さをコンセプトとし、快適性を高める数々のテクノロジーを新たに採用しています。

その性能はというと、前フラッグシップモデルのAETHERよりも20g軽く、4%エアロで、冷却効果は2.3%高まっているとのこと。

 

AETHERと同様、ARIESのフィーチャーは並外れの冷却性能。

24個のベンチレーションホールが設けられており、これまでのヘルメットよりかなり大きく取られています。

前から見ると分かりやすいですね。

見るからに涼しそうです。

取り入れた空気を効率よく整流するべく内部の溝も効果的に配置されており、頭部をしっかりと冷やしてくれます。

 

半透明のブリッジはARIESから新採用された「AURA II 飛散防止補強アーチ」というもの。

これにより強度を落とすことなく軽量化を可能にしています。

大きく肉抜きされたシェル全体を空気や風の流れを妨げることなく繋いでいるそう。

 

定評あるSPHERICAL構造とも相まって安全面に関しては数あるヘルメットの中でも最高峰の部類と言えるでしょう。

ヘルメット安全評価第三者機関であるVERGINIA TECHでは全184モデル中ナンバーワンの評価を得たとのことです。

 

インナーパッドも新しくDryCoreシステムのものを採用。

パッド内部にシリコンビーズが入っており、汗を吸収し目への浸入を防いでくれます。

 

風魔横浜ではGIROヘルメットのシェア率が圧倒的なんです。

被り心地の良さ、スタイリッシュなルックス、高い安全性などのGIROの魅力を是非お手に取ってご覧ください。

今回も少量入荷となっていますのでお見逃しなく。

BIKE-ONLINEでもご購入いただけます。ご来店が難しい方はこちらもご利用ください。

伝統のイタリアンミニベロ!BIANCHI LECCO入荷しました

2023.Aug. 28

風魔横浜でミニベロを展示するのはすっごく久々な気がします!

 

そんなわけでビアンキのミニベロ、LECCOが入荷しました。

このバイクが入ってきてから店内の雰囲気がとても華やかでいい感じです。

 

昔からビアンキのミニベロは愛好家の間では定番の選択肢でした。

いかにもイタリアンブランドといった感じのレトロなお洒落さと、非常に手の出しやすい価格の2点が人気の理由でしたね。

好事家のカスタムベースとしても人気が高く、初心者から上級者まで皆に愛されてきた歴史があります。

 

ただ長年定番だったMINIVELOシリーズ(ややこしいですがこういうモデル名です)はクラシカルなダイアモンドフレームなのでジオメトリがややスポーティ寄りな嫌いがありました。

タイヤも細くてスポーツ走行にはいいんですが、ちょい乗りするにはちょっと本気過ぎる感じになりがち。

また、ほとんどのグレードでフレーム素材がハイテンだったので重量がやや重いというのもネックでした。

 

LECCOはMINIVELOシリーズが抱えていた上記の難点を解消し、よりライトユーザーが乗りやすいバイク・・・つまり街乗りに便利なバイクになりました。

 

リアセンターが長く、安定性重視なジオメトリ。

20×1.75という太目のタイヤ。

ゆったりした姿勢で乗れるアップライトなハンドル。

大多数のミニベロユーザーは街乗りがメイン用途でしょうから、この変化は自然な流れと言えるのではないでしょうか。

 

フレーム素材もクロモリやハイテンではなくアルミとなり、大幅に軽量化。

車体重量は約10㎏です。

 

ブレーキもこれまでのカンチブレーキからVブレーキに変更され、かなり制動しやすくなりました。

VといってもミニVという種類のブレーキなのがポイント。

ただのVブレーキだと効きが良すぎてミニベロには危険なのであえてのチョイスということでしょう。

 

ミニVは普通のVと違ってSTIレバーで引けるのも特徴です。

つまり、わりと気軽にドロップハンドル化のカスタムが可能というわけ。

 

ヘッドチューブに付いている2つのボルトはバスケットをつけるためのもの。

ボルトオンで簡単にカゴがつけられるのはありがたいです。

カゴを付けるとフロントのブレーキケーブルが邪魔になりがちですが、ヘッドチューブ横のアウター受けに通すことでそれも防げます。

 

またキャリアダボとフェンダーダボが設けられています。

カゴ、リアキャリア、泥除けの三種の神器が無改造で取り付け可能です。

 

上でご紹介した「グラファイト」の他、伝統のチェレステに彩られた「ターコイズ」も入荷しています!

ぜひ店頭で2色を見比べてみてください。

驚異の進化を遂げたエントリーヘルメット!SMITH ENGAGE2

2023.Aug. 21

SMITH取扱店の間で「これ凄くない?」と話題になっているMTBヘルメットがあります。

今年モデルチェンジしたENGAGE2です。

 

■SMITH ENGAGE 2 ¥22,000-(税込)

ENGAGEと言えばSMITHのラインナップの中ではエントリーグレードに当たるモデルで、一言で表せば「お値段控えめである代わりにSMITH独自のテクノロジーの採用は控えめなヘルメット」。

SMITHらしいデザインの良さこそありましたが、どちらかというと地味な部類に入る商品でした。

 

ところがモデルチェンジしたENGAGE2は前世代とは全く違うモデルに生まれ変わりました!

その進化の度合いは上位モデルを食ってしまいかねないほど。

具体的にどう変わったのか見て行きましょう。

 

まず旧ENGAGEには使われていなかったコロイドが採用されるようになりました。

 

SMITHを知ってる人には今更という感じですが、コロイドというのは上の写真のハチの巣状の素材のこと。

ハニカム形状に由来する強度をシェルに与えるとともに、アクシデントの際に自ら潰れることで衝撃を吸収するという役目を果たします。

それに加えて通気性にも大きく寄与する上、ヘルメットのルックスにもアクセントを加えるという、まさにSMITHの代名詞と言えるテクノロジーです。

 

最上位モデルのFOREFRONT2と違ってコロイドでカバーされているのは側頭部のみなんですが、それに関しては上位モデルのSESSIONも同様というのは内緒。

何よりコロイド採用モデルが2万円台前半で手に入るというのは嬉しいです。

コロイドとMIPSの合わせ技による安全性能の高さというのがSMITHヘルメットの一番いい所ですからね。

 

フィット感も見違えるほど良くなりました。

SMITHのヘルメットってFOREFRONT2が割とアジアンフィット、SESSIONはややグローバル寄りなフィットという印象だったんですが、ENGAGE2のフィット感はFOREFRONT2に匹敵します。

 

ここで特筆しておきたいのはFOREFRONT2のフィット感はベイパーフィットというダイヤルフィットシステムによるところが大きかったのに対して、ENGAGE2のアジャスターにはそれが採用されていないこと。

つまり帽体の形状だけでこのフィット感を実現しているということになります。

形だけで言えば上位モデルよりも日本人向きと言えるんじゃないでしょうか。

 

またマットブラックカラーに限られますが、これまで存在しなかったXLサイズが追加されました。

頭が大きくて合うヘルメットがないという方もXLなら大体行けるはずなのでお試しあれ。

 

それと触ってみて感動したのがバイザーですね。

3ポジションで小気味よくコクっと動いてくれます。

 

この価格帯のヘルメットのバイザーって「一応可動します」くらいの感じで動きに気持ちよさがないんですが、このバイザーはいい感じにクリック感があって事あるごとに跳ね上げたくなります。

ゴーグルやサングラスとの位置関係も調整しやすいです。

 

カラー展開は全部で5色。

全てマットカラーでエントリグレードとは思えないくらい質感が良いです。

 

風魔横浜にはそのうち3色を展示中!

前述のXLサイズのマットブラックも在庫しておりますので、サイズ感やフィット感を確認してみたい方はどうぞお試しあれ。

 

通販ページのBIKE-ONLINEでも販売中です。

遠方にお住まいの方はこちらもご利用ください。

全てを征すTARMAC SL8 試乗してきました!

2023.Aug. 14

ついに発表されたTARMAC SL8!

昨今のロードバイクシーンはTARMAC抜きに語ることはできないといっても過言ではありません。

評価の高かったあの「VENGE」を廃番にして登場した先代のSL7。当初こそ賛否両論ありましたが、軽量でエアロなオールラウンダーとして他ブランドにも強く影響を与え、そして多くのライダーに愛されているロードバイクの代表格です。

そのTARMACがモデルチェンジするとあって、発表直後のSNSのタイムラインはその話題で持ち切りでした。

 

そんなTARMAC SL8の発表会に行ってきましたのでレポートしたいと思います!

 

まずはおさらいということで概要から。

フレーム重量は驚異の685g(56サイズ)。ワールドツアー出場バイク中最軽量です。

SL7と比べ完成車で250g、フレームで100gもの軽量化が行われました。

さらにSL8はスペシャライズド史上最も空力性能に優れたバイクです。

 

造形が話題を呼んだヘッドチューブ。今やSL8のアイコンのようになっている印象です。

どうしてもフォークコラムの径に影響を受けるヘッドチューブ。各社様々な工夫をこらしている箇所ですが、SL8では前方に大きく突き出たノーズコーンの後方にコラムを配置。最初に空気の当たる箇所を薄く鋭くすることで空力を改善。

フロントフォークとの段差をなくしシームレスにつながっていく様子も興味深いです。

 

SL8より一足先にデビューしていたROVALの一体型ハンドルバーRapide Cockpit。

Rapide Bar+Tarmacステムの組み合わせから50g軽く、4ワットもの空気抵抗を削減できます。

 

4ワットと聞いてもピンとこないかと思いますが、これは距離250mのゴールスプリントで換算すると32cmの差になるそうです。

数センチの差で勝敗が決まることは決して珍しくないわけですからこの差は大きいですね。

個人的にはRapide Cockpitはサイズ展開が豊富なのがなにより素晴らしいと思います。

 

Aethosを彷彿とさせる今で言うと細身のダウンチューブに細いリア三角。

Aethosの開発者ピーター・デンクはSL8にも関わっているとのこと。

いわゆるエアロロード然としたフラットで幅広、見た目にスパルタンなダウンチューブにBB周り、とは明らかに様子が違います。

新UCIルール下で薄くなったシートチューブ・シートポスト、さらに空力に影響の少ない箇所を最適化することで部材を減らし重量を削減。そうしてヒルクライムバイク以上の軽さを実現しているようです。

 

BB付近は特に華奢に見えますがSL7よりも重量剛性比は高くなっています。

タイヤクリアランスは32mm。トレンドのワイドリム+ワイドタイヤも問題なく履くことができます。

 

それではいざ試乗!

乗って最初の感想は「ああ、やっぱりTARMACだな」という感じでした。もちろんいい意味で。

ガツンとペダルに入力した時の爆発的な加速や、踏んだ分以上に進む感覚はSL8になりさらに研ぎ澄まされた印象。

大幅な軽量化が果たされたにもかかわらず、ヒラヒラして乗りづらかったり軽いだけで進まないなんてことは皆無でした。

 

ご覧の通り路面はガレガレ。

こんなに荒れてる路面で、しかも26cのクリンチャータイヤなのに全然不安を感じなかったのも特筆すべき点です。

乗り心地や振動吸収性はSL7から明確に進化しているなと感じました。

 

試乗コースがほとんどアップダウンだったので平坦性能を試せなかったのが残念。下りのスピードの伸びから想像するに悪いはずはないのですが。

軽量化による登りのタイム短縮や平坦での速度感など、いつものコースで試したいな、なんてどうしても思ってしまいます。

 

そんなわけで全てを征するTARMAC SL8のご紹介でした。

 

で、いつ手に入れられるんだというのが気になるところですよね。

確実なお約束はできませんが、8/15までにご注文頂ければ初回入荷分をオーダーできる可能性があります。

かなりの狭き門になることは必至ですが真剣にご検討頂いてる方はぜひ店頭でご相談頂ければと思います。

【遂にディスク化!】BIANCHI VIA NIRONE 7 DISC

2023.Aug. 5

ビアンキのロングセラーバイクNIRONEがついにディスクブレーキ化!

そんな最新の超定番エントリーロードが入荷しました。

 

■BIANCHI  VIA NIRONE 7 47サイズ ¥181,500-(税込)

「ニローネ通り7番地」というビアンキの創業地をモデル名にとっているロングセラーバイク。

タフなアルミフレームにフルカーボンフォークを採用。

ディスクブレーキになってタイヤクリアランスが40cまで広げられました。

標準は32cですがさらなる安定感を求めて太くしたり、グラベルタイヤを履かせてオフロードにも行けますね。

遊びの幅が広くてあれもこれも楽しめるバイクです。

エンデュランスジオメトリーを採用しているので、女性やビギナーの方でも前傾姿勢がキツすぎずとても乗りやすい設計になっています。

 

チェレステカラーにクロームでロゴやグラフィックが入っています。

チェレステとクロームって雰囲気が違うような気のする2色ですが、思いのほか似合っていますね。

 

フレームにはダボ穴があるのでキャリアなどの取付も可能。

通勤通学や荷物をパッキングしてのライドでも活躍できます。

 

コンポーネントはSORAを搭載。

シマノコンポーネント、というだけで安心感があります。

コストダウンされがちなブレーキ周りもシマノ製なのは嬉しいところ。

油圧ディスクには及びませんが、よくあるサードパーティ製のブレーキよりも制動力・フィーリングも良いです。

 

店頭在庫の車体は47サイズ。

適応身長目安は158~165cmほど。

サイズのご相談など、お気軽にスタッフまでお声掛けください。

サイクリングはもちろん通勤通学などまでなんでもこなせる一台でスポーツバイクをはじめてみましょう!

SPECIALIZED DIVERGE SPORT【サマーキャンペーン対象車種】

2023.Jul. 25

夏と言えばグラベルアドベンチャー!未知なるあなただけの道へ、冒険に出かけませんか!

なんて言うつもりはないのですが、SPECIALIZED DIVERGEという軽快で走破性の高い、秀逸なグラベルバイクがただいま開催中のサマーキャンペーン対象!お求めやすくなっているのでご紹介させていただきます。

■SPECIALIZED DIVERGE SPORT CARBON 54サイズ / Gloss CA White Sage

¥385,000-(税込)  →¥308,000-(税込) + !さらにポイント3%還元!

 

近年人気急上昇中のグラベルバイク。ハイボリュームなタイヤがもたらす安定感で路面を選ばずにどこでも走れる気にさせてくれます。

泥・土などで汚れるとそれっぽい雰囲気が出そうなグラベルバイクらしいポップなカラーリング。フィールドで映えそうなペイントがいい感じです。

太いタイヤが履けるだけのグラベルバイクと比べてDIVERGEの大きな大きなアドバンテージ、それは踏み込んだ時の加速感。軽快なロードバイクにも負けないくらい、グラベルバイクと聞いてイメージするもっさり感は薄くとっても良く走るバイクです。

ちなみに重量は実測9.9kgでした。

軽量なカーボンフレームとはいえサスペンション付きのグラベルバイクとしてはかなり軽いのではないでしょうか。

フューチャーショックを搭載しているのも走りの良さに繋がっています。

フューチャーショックとはヘッドパーツに内蔵された20mmストロークのサスペンションです。

エンデュランスバイクのRoubaixにも搭載されていることでお馴染みですね。

DIVERGE SPORTにはダンパー調整機能が省略されて扱いが簡単なフューチャーショック1.5が搭載されています。

 

一般的なサスペンションと絶対的に異なるのが路面からの衝撃をフレームではなくライダーから切り離している点。

フォークサスペンションでは重量が増加してしまいますが、重量の増加を極力抑えつつライダーへの負担を減らすことができるのがフューチャーショックのメリットです。

軽快さは損なわずに走破性が高く、ライトなトレイルならそのまま走れてしまうポテンシャルを持っています。

コンポーネントはSRAM Apexの1×11を搭載。

やはりグラベルバイクにSramのフロントシングル、超似合ってますね。

 

今期ツールやジロではロードバイクでもフロントシングルが注目されていました。

グラベルなどオフロードではチェーントラブルの少ない1xの構成が絶対有利です。

チェーンリングが40t、カセットが11-42tなので登りでもギヤ不足は感じにくいでしょう。

何より「らしさ」を際立てていてカッコいい、という点だけでフロントシングルを選ぶ価値はあると思います。

このグレードでは残念ながらSWATドアは搭載されていませんが、ダボ穴が多いので拡張性は申し分なし。

ハード過ぎなければパッキングでのキャンプツーリングもバッチリこなします。

サスペンションの恩恵とフォークのダボ穴を同時に使えるのもフューチャーショックならではですね。

タイヤは転がりとグリップのバランスが良いPathfinder Pro 2BR 700×42をインストール。

もちろんチューブレスレディ対応なので、空気圧を落とすことでグラベルでもタイヤのグリップを最大限活かすことができます。

 

タイヤクリアランスは700cホイールで47mmまで、650bホイールで 2.1インチタイヤまで飲み込みます。

タイヤの選択肢の幅が広いのはそれだけ楽しめるフィールドの幅が広いということで、今後のカスタマイズも楽しみな1台です。

グラベルバイクはその太いタイヤの持つ安定性と走破性、ロードバイクのようにパリッとしたウェアでなくても似合うラフでタフな雰囲気、でもしっかり走れる走行性能!などなど、多くの理由で街中での使用にもとっても向いています。SUVに乗るイメージに近いでしょうか。

サイズは54サイズ、適合身長は170~178cmとなっております。

実車はすごく雰囲気のあるバイクなのでぜひ肉眼でご覧ください。

サイズ感などご不明な点がございましたらお気軽にスタッフまで!