2025.Jan. 18
一部のお客様からebike専門であるように思われているワタクシ佐藤ですが、この2年くらいはebikeを封印してペダルバイクで頑張っていました。
やっぱり普通のロードバイクの軽快さって素晴らしいですよね。
CREOもebikeの中では最軽量の部類とはいえ、非電動のカーボンロードの軽さにはさすがに及びません。
そんなわけで去年はかなりの距離をペダルバイクで走ったのですが(佐藤にしては)、その反動で再びebikeに乗りたい気持ちも湧いてきました。
やったら楽しくなりそうな改造もいくつか思いついたので早速実践です!

というわけで早速お目当ての部品を注文しました。
新型FUTURE SHOCKです。
ROUBAIX SL8と同時にデビューした第三世代のFUTURE SHOCK。
第二世代と比べてサスペンションとして凄まじく進化しており、以前ROUBAIX SL8を試乗した時にその性能に驚いたものです。
そして実はこれ、過去に発売された全てのFUTURE SHOCK搭載バイクと後方互換性があります。
なので自分のバイクにもいつか入れようと思っていました。

右が今回取り寄せたFUTURE SHOCK3.3、左がCREOに入っていた第二世代の旧型(2.0)です。
その違いを説明する前に旧型の概要をおさらいしておきましょう。
前世代のFUTURE SHOCKには1.5と2.0の二種類があって、それぞれ以下の様な違いがあります。
1.5・・・ダンパーは付いていないがスプリングの交換が可能
2.0・・・スプリングの交換はできないがダンパーが付いている
ダンパーが付いているとサスの余計な動きを抑制したり、ロックアウトができるようになります。
なのでダンパー付きの2.0はサスペンションとしては1.5の上位という位置づけでした。
実際サスの動きの良さは2.0の方が圧倒的に良かったです。
ただしスプリングの交換が出来ない=サスの硬さを変えられないので、ライダーの体重や乗り方によってはボトムアウト(底付き)してしまいやすい点がウィークポイントでした。

対してFUTURE SHOCK3.0はどうか。
今世代も3.1と3.2と3.3の三種類の展開があるんですが、最上位モデルの3.3についてはダンパー付きかつスプリング交換が可能となっています。
1.5と2.0のハイブリッドと言った構造で、これだけでも進化を感じますよね。
もちろんダンパー自体も別物になっていて、なんと縮み側の減衰調整が可能になりました。
2.0にもダイヤルがついてはいましたが、メインの機能はあくまでもロックアウトで、減衰調整はリバウンドとコンプレッションを同時に大雑把にしか行えませんでした。
その点3.3はMTBのサスのようにしっかり減衰が効きます。
スプリングもこれまではライダーの好みで選んでねというような感じだったのが、体重別のチャートが用意されるようになりました。
体重に合わせたセッティングというのはサスペンションの基本のキなので、地味ながら大きな変更点と言えるでしょう。

さて、取付完了です!
軽くストロークさせただけで今までとは感触が全然違っていて、走る前から期待が高まります。
早速ちょい乗りしてみましょう。
一番最初に感じたのは乗り心地の良さ。
初期の動き出しが従来よりもスムーズなので、一番硬いスプリングを入れているのに乗り心地はむしろ向上しました。
そしてストロークが滑らか。スコスコ動いているのにそれを全然感じさせません。
加えてボトムアウトすることが少なくなりました。
割と大きな衝撃に対してもかなり踏ん張ってくれる印象。
これも硬いスプリングを入れているからというだけでなく、サスの動きがよりプログレッシブになっているおかげという感じがしますね。
やっぱりダンパーの性能向上が著しいです。
文章で伝えるのは難しいですが割と本気で感動しています。
2.0からの載せ替えですらこれだけ感動するのですから、1.5から載せ替えたら一体どうなってしまうんでしょうか。
ROUBAIX、CREO、DIVERGEなど過去のFUTURE SHOCK搭載バイクにお乗りの方は是非新型へのアップグレードをおすすめします。
アフター販売価格は82,500円(税込)といささか高価ですが、絶対にその価値はあります。

さて、今回行なった改造はFUTURE SHOCKだけではありません。
むしろこの次が本命ですので次回をお楽しみに!
2025.Jan. 10
ロードバイク大エアロ時代の今にピッタリなエアロタイヤが入荷しました。

■Continental AERO 111 29C ¥19,800-(税込)
レーシングカーなどの空力設計やロードバイクホイールを手掛ける空力のプロフェッショナルSwiss Sideと、ビッグメーカーDT Swissの3社によって開発されたフロント専用の究極のエアロダイナミクスタイヤAERO 111(エアロトリプルワン)。
2024年のツールでも一部のチームにだけ供給されて話題になっていましたね。

表面の48個のボルテックスジェネレーターと呼ばれるくぼみが意図的に乱流を発生させ、フロントホイールの空気の流れをコントロールする役割を担っています。
ヨー角が大きくなるとより効果も大きくなり、空力性能だけでなく横風耐性・ハンドリングも向上するとのこと。
ちなみにAERO 111はディープリムへの取り付けが考慮されているそう。
リムハイトの高いホイールの方はより恩恵を受けられそうです。
AERO 111のベースとなっているタイヤは天下のGP5000S TR。
優れた耐パンク性能やグリップはGP5000譲りです。
が、ウェットグリップは最高レベルに高くなっており我々の愛するBicycle Rolling Resistanceでも高く評価されています。

重量は29Cで実測282g。
GP5000S TR 28Cと同程度の重量です。
もっと軽いTLRタイヤはありますが、フロント専用で空力性能もグリップ力も高いのであれば選ばない理由はないのでは。
前輪はAERO 111、後輪は軽いGP5000TT TRやENVE SES RACE DAYなど…想像が膨らみますね。

国内への初回入荷量は冗談抜きで極小。店頭には残り1本のみとなっております。
スタッフにも狙われていますので気になった方はお見逃しなく。(笑)
BIKE-ONLINEでもご購入いただけます。ご来店が難しい場合はこちらもご利用ください。
2025.Jan. 5

旧年中は大変お世話になりました。
皆様のサイクルライフがより一層充実しますようスタッフ一同精一杯努めて参ります。
本年も宜しくお願い申し上げます。
新年は本日より営業いたします。
皆様の御来店心よりお待ちしております。
アウトドアスペース風魔横浜 スタッフ一同
2024.Dec. 30

平素よりアウトドアスペース風魔横浜をご利用いただき誠にありがとうございます。本日を持って無事2024年の営業を終える事ができました。
本年もたくさんのご来店をいただきまして心より御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
来年も皆様にお会いできることを楽しみにしております。
新年は1月5日(日)から通常通り営業いたします。
迎える2025年もその先も、自転車を通じて皆様の生活を豊かにするお手伝いをさせていただけるようスタッフ一同努めて参ります。
お体には十分お気を付けて、どうぞ良いお年をお迎え下さい。
アウトドアスペース風魔横浜 スタッフ一同
2024.Dec. 29
トリは荷が重いような気もしますが、買って良かったものランキングラストは鈴木編です。

第3位 ビッグギア(54-40・11-34)
数年前から流行りつつある大ギア×大ギアの組み合わせ。
ずっと変えたいなーとは思っていたのですがついに変えました。
掛かりが良いし、脚当たりが軽くて良い感じです。
明確に速くなった!というわけではないですが、大ギアの組み合わせに変えたお客様もみんなそうおっしゃるので気のせいでは無いハズ。
下りでより踏めるようになったのも嬉しいです。
12速だとカセットのギア比がワイドになったのも、11-30Tに34Tが増えたくらいの感覚で全く気になりません。
あとやっぱりチェーンリングはデカい方がカッコいいですね。
これも変えた動機の1つです。

第2位 ENVE SES RACE DAY TIRE
このタイヤは衝撃的でした。
衝撃を受けたランキングではぶっちぎりで1位です。
ENVEから超軽くて転がりの良いヤバいTLRタイヤが出ると聞いて迷わずオーダーしました。
その重量なんと29Cで210g。
他社ハイエンドタイヤと比較しても敵なしと言ってもいいほどです。転がり抵抗もかなり低い部類。
我らがBicycle Rolling Resistanceでも高く評価されています。
普段の自転車通勤ルートは特に頑張ったり狙ったりしている訳ではないのですが、このタイヤに変えてからPR更新しまくり&ちょっと踏んだらKOMと気のせいレベルではないくらい速いです。
1本¥19,800-とお値段もぶっ飛んでいますが、間違いなくその価値はあります。
皆さんもここぞと決めたレースのお供に是非。

第1位 S-WORKS TARMAC SL8
買っちゃいましたSL8。SL7からの載せ替えです。
デビューした時から欲しかったんですが、当時は在庫薄すぎて買えませんでした。
試乗やお客様のバイクのチェックなどで散々乗っていたので分かってはいたのですがとにかく軽い。
持った重量だけでなく乗っているときのあらゆる挙動が軽いです。
登りはもちろん下りもめちゃ速くて気持ち良い。
SL7も良いバイクなので「ちょっと軽くなっただけだったらどうしよう」と心のどこかで心配していましたが、大満足です。

SL7がほぼ黒!という感じだったので、次のバイクはグロス塗装で色のついたフレームに乗るとずっと宣言していた通りギラギラな赤にしました。
VENGEにもこんな雰囲気の色がラインナップにあって欲しいなーと思いつつもスルーしたので未練を晴らせた感じがします。
ENVEのデカールもロゴ色に合わせて白に張替え。
重量もペダル込で6.8kgほぼジャスト。完璧です。
来年は1年以上前から欲しいと言い続けていたENVEの一体型ハンドルがようやくデリバリーされそうなので今から楽しみです。
コンチネンタルのAERO111も気になります。
買い物ばかりではなく乗る方ももう少し頑張らないといけませんね。笑
本年はありがとうございました。また来年もよろしくお願いします!
2024.Dec. 27
Festive500も始まり年末って感じがしてますね。みなさま乗ってます?無理するのが良いんですよFestive500は。しっかし今年は寒い!すでに最強装備でライドに臨んでおりまして、1月2月はどうなっちゃうのか心配しております。
そんなワタクシが今年買って良かったもの、ベスト3を発表いたします。

第3位 PROLOGO DIMENSION R2
運命のサドルに出会うのは難しいですが、私は出会いました。
PROLOGO DIMENSION NDR NACKを試乗したら、あまりに完璧だったので買ってしまった、というのを昨年の「買って良かった高木編」に書きました。その際、もっと軽いDIMENSIONが出ないかなぁ~、とも書きました。
今年リリースされたDIMENSION R2 NACK。ディメンションシリーズ最軽量で、前乗りしやすいように形状がアップデートされているとのこと。展示会で発見、担当の方に「買います!」と言って展示会場を後にしたのを覚えています。
薄くなることで完璧さが失われないか心配していましたが、取り付け角度を変えることで対応できました。後部はどっしり座れて、先端部での前乗りも安定する印象。
2025はVISMAがPROLOGOを使用するようで、ワウトの方から私に合わせてくるのは意外でした。
軽量化とシュッとした見た目、実はDARIMOも買いまして、サドル周辺の軽量化が進みまくった2024年でした。

第2位 SOLESTAR BLK2
当店のフィッティングを担当しております私。インソールの重要性は人一倍強く認識しております。
SOLESTARは以前より気にしていたインソールの一つでしたが、取扱代理店の変更により当店でも扱えることになったので試してみることにしました。ワウトも使っているとの噂もありますし、どんなものかわからないと勧められないですし。
もともとはアーチの高さに合わせたインソールにスペーサーをいくつか入れてバッチリの状態を作っていましたが、とりあえずSOLESTAR1枚だけにしてみました。マニュアルにも記載があるように、しばらく慣らし期間が必要。初めて足を入れた時にはシューズ内の違和感がすごかったです。
ところが1~2週間もすると違和感ゼロ。すぐに何も感じなくなりました。驚き。
私の買ったBLK2は完全にワウト用。非常に硬いです。私の場合ペダリング中は快適なのですが、その他漕いでいない時間、例えば立っている時や歩いている時などは痛いです。トップオブトップ以外の方はKONTROLにしたほうが良いと思います。
導入検討中、フィッティングを教えてもらった先生にも相談しました。すると最近のシューズはサポート力を高めておりSOLESTARと機能的に重複する部分も大きいので劇的変化はしないかもしれないとのことでした。ちなみに私はS-WORKS ARESを使用中。
それからしばらく後のこと。別件でポジションが迷子になった際にセルフRETULでチェックしてみたところ、PC上に描かれたのは完璧な膝の軌道。導入からかなり時間は経っていましたが「そうかSOLESTAR完璧だったのか!」と確信できました。
足に合わせるタイプとは少し異なる「足を正しい状態に持っていく」タイプのインソールなので、導入→即「最高!」となる方は少ないと思います。が、スペーサー的なものを何個も入れて調整していた私がSOLESTARだけで理想のペダリングができている。これはなかなか良いのではないでしょうか。何より構造的にヘタリにくいはず。
サイズ選びが難しいので風魔横浜でご相談ください。

第1位 ENVE SES 3.4 NEW STRAIGHT SPOKE
激軽いホイール、エアロ性能が高いホイール、踏んだ後伸びるホイール、めっちゃ硬いホイール、世の中にはいろいろあります。
さらに、スペックでENVEを上回るホイールも多数ありますが、それでも言います、ENVEが一番走ります。
今年は幸運なことに富士ヒルでゴールドが獲れたのですが、このホイールでなかったら獲れなかったと本気で思っています。

私は3.4をチョイス。超軽量の2.3でもポガチャル愛用の4.5でもエアロ最強の6.7でもなく3.4にした理由は
①どちらかというと上りでアドバンテージが欲しい
②かと言って上りに全振りしたいわけではない
③ディープリム着用時に爆風で落車しそうになったことが何度かある(トラウマ)
④40~45mmハイトのホイールが一番かっこいい(主観ですが間違っていないと思います)
⑤私はポガチャルほど速くない(彼のL2は私のL6)
借りてSES4.5を履いてみたこともあります。確信しました。私は3.4が一番好きでした。あぁ良かった。
軽くて扱いやすくて良くかかって太いタイヤを低圧で使えてラチェットの耐久性も文句なしでエアロでENVE、
一番かっこいいホイールが一番走るホイールだなんて、なんて素晴らしいことでしょう。
値段とラチェット音がうるさい以外は完璧ですし、愛すれば愛するほどラチェット音がうるさいことも愛らしく思えてきます。
値段も一番いいので高くありません。ENVEを信じてください。
ちなみにタイヤもENVE RACEDAY 29cを使用中。こちらも合わせて最高です。

番外編 SMITH SHOUTOUT
車で使うことが主なのでランク外としたのですが、こんなに良いサングラスはないですよ、ということで激しくオススメしたいのがこちらSMITH SHOUTOUT。
スポーツサングラスに使われることが多いのはプラスチックやポリカーボネートのレンズだそうですが、こちらはワンランク上の上質さ、ガラスのレンズです。
SMITHの営業さんに「バチバチ見えますよ!」と言われたのを信じて買って良かったです。「バキバキ」だったかな?
まぶしい直射日光から薄曇り、トンネルの中までもクリアでバチバチに見えやすい。今までもSMITHのLOWDOWNを使っていましたがガラスのSMITHレンズは次元が違いました。
LOWDOWNより少し大人っぽいところもお気に入り。ウチのキッズに壊されないよう大切に使っています。
2025年もチャレンジしたいこと盛りだくさんで家計に負荷をかけそうです。すでに決めているのはENVEの一体型。かっこいいので仕方ない。
ということで皆様が良い年末年始を過ごせますように。
2024.Dec. 23
毎年恒例の「風魔横浜スタッフによるその年買って良かったものランキング」のお時間です。
今年も佐藤が先陣を切らせて頂きます!

第3位 GARMIN Edge 1050
530からの買い替え。
なお佐藤のGARMINライフは800→810→820→530と来ているので1000シリーズはこれが初めてです。
そろそろ新世代のGARMINが欲しいなぁ、やっぱり840かなぁなどと思っていたのですが、ある日営業さんが持ってきた1050に衝撃を受けまして・・・
液晶の綺麗さはスマホと見まがうほどだし、入力に対する動作の速さもこれまでと別次元。
その後お客さんのバイクに取り付けるたびにボルテージが高まっていき、価格改定の直前に駆け込み購入したのでした。

今のところGARMIN PAYなど1050特有の機能については活用できているとは言い難いのですが、大画面で液晶が綺麗で動作が早いというだけで満足です。
バッテリーの持ちもソーラー搭載の〇40シリーズより劣るとはいえ、530よりは間違いなく長いです。
あとは電子ベルの存在ですね。
内臓スピーカーからベル音を出せるんですが、この操作をDi2の隠しボタンに割り当てることができるのです。
俺の自転車はSTIレバーでベルを鳴らせるんだぜという謎の優越感。
店内でことあるごとにチリンチリンしていたら今では誰も反応してくれなくなってしまいました。
皆さんもご注意ください。

第2位 ASSOS MILLE GT WIND VEST C2
去年のランキングで買うと宣言したASSOSのジレ、公約通り買わせて頂きました。
白状するとジレを所有するのは人生でこれが初めて。
これまでジレの良さというものを全くイメージできていなかったのですが、春夏秋冬、暖かさをちょい足ししたいシチュエーションで大活躍でした。
ウィンブレよりも格段に小さく畳めるので、思考停止で着て行っても邪魔になることがないです。
想像をはるかに超えて使い勝手が良かったのでもっと早く買っておけばよかったと思いました。

対になるMILLE GT WIND JACKETと違うのは背面がメッシュになっていること。
蒸れないので半袖シーズンでも着られます。
より暖かさが必要ならWIND JACKETを着ればいいというわけで、明快に使い分けられるというのも有難いです。
両方所有する意味は十分にあると感じましたね。
何よりジレを着ているとサイクリストとして一段上の存在になれた気がして嬉しいというのがあります。(?)
皆さんもジレ着ましょう。

第1位 ジェイテクト ONIベアリング
一位はやっぱり鬼ベア。
今年は佐藤にしてはそれなりの年間走行距離を達成したんですが、それもこのベアリングの力が大きいです。
これを入れると走るのが本当に楽しくなります。
おかげさまで取り扱い開始以来、多くのお客様からご注文を頂けました。
お買い上げいただいた皆様例外なくこれはヤバいと仰るのですが、その驚きと興奮が混じった顔を見る度に嬉しくなりました。
一通り手を入れて、これ以上自分のバイクにいじる余地はないと思っているそこのアナタ。
そのバイクはまだまだ楽しくできますよ!

ランクインこそしませんでしたがGIROのALIES SPHELICALとかASSOSのHASHOOGIジャケットとか、今年買って良かったものは他にもいろいろ。
もし買っていたらAS2 PROも確実にランク入りしていたことでしょう。
毎度のことですが、こうして振り返ってみると思ったより自転車にお金を使っていました。
いい加減キリギリスのような生き方をやめよう、地に足の着いた生活をしようと心掛けていたのですが・・・いつになったら真人間になれるんでしょうか。
来年こそは貝のように静かに暮らしたいと思います。
それではまた店頭でお会いしましょう。
来年もよろしくお願いします!
2024.Dec. 20
ついに風魔横浜でも電動ポンプの取り扱いを始めました!

■CYCPLUS AS2 PRO ¥16,930-(税込)
今回取り扱いを始めたのは「現時点で最も完成された電動ポンプ」との呼び声も高いCYCPLUS(サイクプラス)の製品です。この1,2年で急速に普及した感のある電動ポンプですが、その理由としてCYCPLUS製品の完成度の高さがあったからというのはよく指摘されています。
電動ポンプそのものはこれまでにも存在していましたが、空気が入るのに時間がかかるだとか、サイズが大きすぎるだとか、何らかの欠点を抱えることが多かったのが実情。これなら無理に使う必要がないよねといった感じでハンドポンプやCO2ボンベの代替となることはありませんでした。
そんな逆風の中からブームの火付け役となり、あまつさえベンチマークとなるまでに至ったCYCPLUSの製品がどれほど革新的だったか。保守的なサイクリストの間にも瞬く間に広がったということからも、同社の製品の良さがおわかりいただけるんじゃないでしょうか。
確かに1回使ったら二度と手放せないというのはスタッフも実感しているところです。

現在CYCPLUSの電動ポンプは3種類存在しますが、今回ご紹介するのは最もロードバイク向きと思われる「AS2 PRO」。
サイズの小ささとパワーの強さを高い次元で両立しており、3つの中では1番人気とされています。
本体の大きさは上の写真の通り、CO2ボンベ2本と同じくらい。
ボンベよりも厚みはあるものの、サドルバッグやツールボトルにも問題なく入るくらいの小ささです。
重量は120g。

使い方も超簡単。
電源を入れたら気圧を指定し、バルブに押し付けてもう一回電源ボタンを押すと空気が入っていきます。
(樹脂バルブ用に延長チューブも付属します。)
指定圧に達すると自動的に動作が止まります。
圧を指定できるというのがいいです。
太いタイヤを低圧運用する際は空気圧管理をシビアに行いたいもの。
特にチューブレスの場合、ベストな空気圧から少しずれるとタイヤの性格がまるで変わることもありますからね。
携帯ポンプはもちろん、フロアポンプでも0.1bar単位で毎回正確に入れるのは困難ですが、電動ポンプなら簡単です。
電動ポンプというのは出先での緊急用と見る向きもありますが、フロアポンプ替わりの日常用として使われるケースも増えているのだとか。
これは大いに理解できます、何しろ店頭にデモ機が届いてからスタッフが自宅で空気を入れることはなくなったので。

バッテリーの持ちや空気の充填時間は↑のような感じです。
ゼロから満充電までに必要な充電時間は30分。
サイズの小ささのわりにバッテリーの持ちがよく、空気が入るのも早く、充電時間も短いというのが特徴です。
どちらかというと空気を入れている時よりも高圧に対抗している時の方が電力の消費が激しい模様です。
なので内幅25mmフックレスで3気圧とか4気圧で運用している場合はあんまりバッテリーが減りません。
MTBでも問題なく使えるスペックですが、更なる稼働回数を求めるならバッテリー容量が2倍になった「AS2 PRO MAX」という製品もあります。

唯一気になるのは動作音がうるさいということ。
強めの掃除機くらいの音が出ます。
ただ競合と比較すれば割とおとなしい部類なので(比喩抜きでこれの2倍うるさい製品もあります)、その点でも性能のバランスが取れていると思います。
とまあいろいろご説明した通り空気入れの世界に革命を起こしたアイテムです。
日常用としてもパンク修理用としても、「普通のポンプで十分」「電動じゃなくていい」といった固定観念を完全に吹き飛ばす魅力を持っています。
先述の通り店頭にデモ機をご用意しておりますので、実際の使用感や稼働音がどんなものなのか、ぜひ試してみてください。
電動ポンプがここまで進化していたということに驚きを覚えるはずです。
おなじみの当店通販サイトBIKE-ONLINEでも販売中です。
来店が難しい場合はこちらもご利用ください。
2024.Dec. 13

平素より当店をご愛顧いただき誠にありがとうございます。
年末年始の営業についてのご案内です。
12月29日(日) 通常営業 12:00~19:00
12月30日(月) 特別営業 10:00~17:00
12月31日(火)~1月4日(土) 年末年始休業
1月5日(日) 通常営業 12:00~19:00
今年は12月31日~1月4日まで休業とさせていただきます。
商品のお取り寄せや修理作業等の御依頼は、内容によっては年明けのお渡しになります。
予めご了承ください。
恒例の卓上カレンダー2025年版もお渡ししております。
ご希望の方はスタッフまでお声がけください。
2024年も残すところあと僅かとなりました。
来年度も変わらぬご愛顧を賜ります様お願い申し上げます。
風魔横浜
2024.Dec. 13
先日に引き続き、ASSOSポップアップストアにて展示中のアイテムからスタッフ注目商品をご紹介します!
今回はASSOSファンの間で評価の高い、ちょっとマニアックなアイテムです。

■SPRING/FALL THERMOBOOSTER P1
スプリングフォール サーモブースターP1。今期初登場のアイテムです。
一見ただの春秋用ジャージに見えますが、実はその正体はインナージャージ、いわゆるミッドレイヤー。
ウィンタージャケット単体では寒さが厳しいときに中に着こむことで一段と保温力を上げることが出来ます。
そしてそれだけではなく、見た目通りに春秋用ジャージとして使うことも可能。
これ一枚持っておくだけで春秋冬と3シーズン使用できる、対応力の高いアイテムとなっております。


これの前身商品である「ASSOSOIRES GT LS MID LAYER」もニッチアイテムでありながらASSOSファンからの評判が良く、隠れた名品でした。
今期のモデルチェンジではバックポケットが追加されたことと、首回りに「StruzzoKragen(ストルッツォクラーゲン)」が使われるようになったことが大きなトピック。
着心地の良さはもちろん、春秋の単体トップスとして使用することも念頭に置き、使い勝手が大きく向上しています。

ところで上の写真を見ると袖が特徴的な造りになっていますね。
他にこんな袖をしたアイテムを見たことがあるという方もいるんじゃないでしょうか。
そう、EQUIPE RS SPRING FALL JACKET TARGAです。

ちょうどEQUIPE RS SFジャケットも展示中だったので比べてみました。
確かに同じ袖をしていますね。
これは縦に網目を入れることによって伸縮性を増し、風に当たってもバタつきをなくすための工夫。
タイトなフィットでありながら腕への締め付け感は皆無であり、着用時の快適さは特筆ものです。

しかしながら袖以外の部分はまったく違う作りとなっています。
EQUIPE RSジャケットの前面裏側はご覧の通り少し厚みのある起毛素材となっているのに対して、サーモブースターは極薄のニット生地を使用。
これも新開発の素材でSCUBAと名付けられています。カーボン繊維が織り込まれているのが特徴。


裾部分も大きな違いがあります。
EQUIPE RSジャケットが折り返し処理&滑り止めが配されているのに対し、サーモブースターの方はレーザーカットによる切りっぱなしとなっています。
生地の厚みの違いにも注目です。
暖かさ重視のEQUIPE RSジャケットに対してサーモブースターは薄さと軽さを重視した作り。
これはつまり中に着こむだけでなく、出先で脱ぐことも想定しているということです。
裏起毛ではありますが、超薄手生地なのでウィンドブレーカーのようにコンパクトにたためます。
このようにサーモブースターは単体での性能もさることながら別のアイテムとのコンビネーションを前提とした設計になっています。
他のトップスと比較することでその違いがよくわかるのではないでしょうか。
こんなに薄くて効果あるの?と思うかもしれませんが、これを着込むと暖かさが全然違います。
その効果のほどは実際に触って体感してみてください!

比較対象となったEQUIPE RSスプリングフォールジャケットについても少し。
サーモブースターがコンビネーションを前提としているのに対して、こちらは単体での性能を突き詰めたモデル。
数あるASSOSの春秋トップスの中で最も高価なハイエンドなだけあって、そこまでやる?と思わせるほど常軌を逸した工夫がされています。
今回のポップアップにいらして頂いた際はぜひこちらのジャケットもご覧になっていってください。
なかなか店頭には置けない商品なので・・・
ASSOSポップアップストアは今週末までの開催となっております。
ノベルティの数にはまだまだ余裕がありますので、ぜひご来店ください!