2024.Mar. 26
ENVE C.I.M. BOTTLE CAGEが新たに入荷いたしました。
C.I.M.=カーボンインジェクションモールド
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_8485-675x506.jpg)
ENVEには以前より「CARBON BOTTLE CAGE」という軽量で取り出しやすく、ENVEらしいエレガントな線を描くボトルケージがラインナップされていますが、C.I.M. BOTTLE CAGEは軽量なうえに頑丈、かつ強固にボトルを保持できる、そして低価格まで実現しています。
そうなんです。ENVEなのに低価格!こちらは1点¥6,600-(税込)です。(ENVEでなければ特に安いとは感じないくらいの価格ですが)ENVE MADE IN THE USAで¥6,600-だと買わなくてはもったいない気がしてきませんか?
ボトルを左右から包み込むように保持し、背の高いボトルでもズレることなく紛失を防いでくれます。内側を見てみると滑らかでフラット。ボトルに対して接触面を増やして保持力を高めていることが感じられます。
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_8486-675x506.jpg)
いわゆるカーボンケージとなんだか質感が違うなあと思っていましたが、長いカーボン繊維でポリアミドを強化したものが使用されているとの事。ポリアミドというのは大きくて長い分子を持つ合成プラスチック (ナイロン) 素材です。これにより耐久性を増し、そして低価格を実現しているのでは?と推測します。
重量は31g。先述のCARBON BOTTLE CAGE比で10g重いです。
単純にカッコいいので全てのライダーにオススメです。特にダートに未舗装路、そしてグラベル探検家の方など起伏の多い地形を走る方には強くオススメしたいです。
どうしても上から入れる構造の為、MTBやフレームサイズの小さめな方は車体に合わせて確認するのが良さそうです。
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_8489-675x506.jpg)
その他、SES AERO ROAD BARも再び入荷いたしました。
定番品ですが実はアップデートされています。形状は変わらないままに多くのメーカーのフル内装機構に対応できるようクランプ部に開口部が出来ました。これでENVE MELEEもこのハンドルに出来ます。
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_8490-675x507.jpg)
店頭でご覧頂けるのは芯々でブラケット37cmドロップ42cmの37/42。一番人気のあるサイズです。
エアロダイナミクスが叫ばれる現在、ブラケットポジションでは体を小さくしたエアロフォームが取りやすく、ドロップ部はある程度幅広でしっかりと力が伝えやすい、フレアしているSES AERO ROAD BARがまた見直されてきた印象があります。
ブラケット内向き制限(10°以内)も影響していると思います。ENVEくらいフレアしているとドロップからまっすぐ取り付けてもいい感じの内向きになります。
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_8491-675x506.jpg)
現在世界最強ロードレーサーの一人であるタデイ・ポガチャル。恐らく近い将来発売されるであろうENVEのハンドルステム一体型を使っています(UCIの規定で使用から1年以内に一般販売されなくてはいけない)が、ハンドル部はSES AERO ROAD BARと同じ形状。ブラケットから手がフラットに置けるところが気に入っているとのことです。
35/40は現在店頭・メーカー在庫ともにございません。ご予約承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。
BIKE-ONLINEでもご購入いただけます! ご来店の難しい方はこちらもご利用ください。
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2024/03/Tadej-Pogacar-wins-Volta-Ciclista-a-Catalunya-2024-Stage-7-Large-675x379.png)
2024.Mar. 19
ビアンキの新型Specialissima。今期最注目の1台である軽量オールラウンドレーサーです。
販売店向けの試乗会がなんと神奈川県内にて行われるとの事で、皆様にSpecialissimaについてお伝えするがためにスタッフ総出で参加して参りました。
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2024/03/a4fcf5c996c0663d8d2ff07354609de6-675x506.jpg)
会場では新型Specialissimaについてのご説明も改めてしていただいたので簡単にご紹介いたします。
・そもそもBianchi Specialissimaとは?
2016年デビューのBianchi軽量クライミング部門を担当するハイエンドオールラウンダー。軽快・しなやか且つ上質な走行感で人気を博す名作です。
今回試乗してきたスペシャリッシマは3代目。
昨年「ハイパーエアロバイク」として生まれ変わった新型Oltreの知見、「バイクだけでなくライダーも含めた一つのシステムとして空力を向上させる」アプローチの元、前作から大幅に空力を改善。
重量に関しても妥協は無し。エアロ効果の高い前部は空気の流れを感じさせるような造形ですが、フレーム後方ステー部は極細、最小限の重量に抑えられています。エアロで軽量な専用一体型ハンドルは新型Specialissimaを代表するコンポーネントと言えるかもしれませんね。
また上位グレードに関してはマットブラック+グラデーションという特徴的なペイントですが、これもペイントによる重量を最小限に抑えるため塗料にまでこだわったスペシャルな仕様です。
こうしてエアロダイナミクスの面でも重量の面でも、前世代のスペシャリッシマを上回るバイクが誕生したというわけです。
公称重量がDura Ace装備のハイエンドモデルSpecialissima RC完成車はペダルレスで6.6kgと超軽量。
ビアンキ独自の振動除去素材カウンターヴェイル搭載のSpecialissima PRO完成車はUltegra Di2で7.0㎏。
105 Di2にアルミステム・ハンドルのSpecialissima COMPは7.8㎏。
前モデルと比較すると斜度6%・10kmの登りを体重60kgのライダーが200Wで走ると8.7秒速く、10kmの平地であればその差は31.19秒まで拡大するとのこと。3.3倍でこれだけ違うのでエリートレベルのライダーならば差はもっと大きくなることでしょう。
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2024/03/0J1A4214-675x505.jpg)
さて、せっかく乗ってきたのでインプレッションです。
今回の試乗会ではSpecialissima RCだけでなく、PRO・COMPにも乗ることが出来たのでそれらを比較するように書いていきます。
・旧モデルと比較すると、明らかに踏み感が軽い。軽く踏めて良く走る。
新型のオルトレがエアロに振り切ったバイクにモデルチェンジしたことで、より幅広いオールラウンド性能も求められるようになったSpecialissima。下りがやけに速く感じるのはエアロ性能の向上が効いているのでしょうか?クセの無いハンドリングでハイスピードでも扱いやすい高い安定感は旧モデル譲り。良いロードバイクの証です。
踏み味がとっても軽く勾配に関わらずスイスイ進む感覚は衝撃を受けるレベルです。
系列店で旧Specialissimaを所有しているスタッフに話を聞いてみた所「全然違う 全然こっちのがイイ」と力強く話してくれました。
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2024/03/0J1A4184-675x505.jpg)
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2024/03/0J1A4191-675x505.jpg)
・RCとPROは大きく変わらないけど、明確にRCの方がキレが良く、PROの方が乗り心地が良い。
軽さが際立ちヒュンヒュン進む感覚は全グレード共通。ですが、それぞれ少しずつ違いもありました。
やはり軽さが影響しているのか上位グレードRCは格上感がありました。最も明確なのは反応の良さ。切れ味と言いますか、踏み込みに対してタイムラグゼロでバイクが走る感覚。踏み感が軽く乗り心地も良いのでロングライドにも向いていると思うのですが、RCはどうしても力強く踏みたくなってしまう→速い→楽しい→踏む→もっと速い→もっと楽しい→疲れる、と自制心が試される仕様でもあります。
RCが軽さと剛性を突き詰めた仕様で、PROはBianchiお家芸のカウンターヴェイル搭載の仕様。薄いタオルを地面に敷いてその上を走っているような、衝撃の角が丸くなる感覚がありました。同時にRCよりも脚当たりが良い?脚を残せるような印象もありました。好きです。
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2024/03/0J1A4198-675x505.jpg)
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2024/03/0J1A4196-675x505.jpg)
COMPは唯一一体型ハンドルを装備していない点は正直感じてしまいます。完璧に計算されたカーボン製のコクピットと比較するのもアレですが。
逆に言えばネガに感じる点は重量くらい。実際PROとホイールは同じですし、一番好みのパーツで育てていく楽しみがあるグレードと言っても良いのではないかと思います。ヘッド周りのパーツはRC・PROと共通なので将来的に専用一体型へのアップグレードも可能です。
チェレステもグラファイト(濃いめのシルバーってイメージでした)もかっこよかったですよ。
個人的に思うのは、もう少しハイトのあるホイールを履かせても面白いのではないかと。Oltreとのエアロ性能差も幾分か縮小できる感じがありますし、よりハイスピードに対応させるという意味でも。フレームの造形的にもディープ目なリムハイト似合いそうですよね。
今回高木が記事にしましたが、他スタッフも試乗しています。
各スタッフそれぞれの印象を聞いてみたい方は店頭でお気軽にお声がけください。
2024.Mar. 17
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2024/03/0J1A41931-675x422.jpg)
平素よりアウトドアスペース風魔横浜をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
祝日営業のお知らせです。
毎週水曜・木曜は定休日を頂いておりますが、3月20日(水)は祝日の為営業いたします。
3月19日(火)通常営業 12:00〜19:00
3月20日(水)祝日営業 12:00〜19:00
3月21日(木)定休日
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
2024.Mar. 9
デザインと高いフィット感が好評で人気急上昇中のモデル、SMITH ENGAGE2のNEWカラーが入荷しました。
■SMITH ENGAGE 2 ¥23,100-(税込)MatteCoyote/Indigo Lサイズ
Indigoの紫がかった藍色が上品です。
レースウェアはもちろんアウトドアウェアにも合わせやすいマット仕上げにバイカラーの配色が一層目を引きます。
SMITHはマットな色合いにアースカラーの色使いがイケていますね。
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2024/03/0J1A41741-675x422.jpg)
SMITHヘルメットはENGAGE2から上のグレードで、3ポジションの可変式バイザーを装備します。
この機構があるのとないのとではゴーグルの収まりの良さが段違い。ズレる事無くしっかりと保持してくれます。
SMITHはほぼ全てのヘルメットに独自のエアーエバック式ベンチレーションシステムを採用しています。
空気の流れを重要視したシステムでヘルメットを被った時、アイウェアと重なる箇所が空気の通り道になっています。
アイウェアの下部から空気を取り込み、内部の湿った空気がヘルメット内のベンチレーションシステムを通り後部から排出するというもの。走行中のアイウェアの曇りを極限まで減らし、快適な視界を常に確保してくれます。
ということで、SMITHをお使いの方には同社のアイウェアも一緒に合わせて頂くのがオススメです!
ヘルメットとトータルで揃えていただくとベンチレーション機能を最大に発揮できます。私も同じ組み合わせで使用していますが、走行中に曇って見えなくなったことはありません。これからの季節にも活躍してくれること間違い無しです。
ただいま店頭にて展示しているのは、
MatteCoyote/IndigoがLサイズ
Matte Moss/StoneのLサイズ
Matte Slate/ Fool’s GoldのLサイズ。
サイズの目安はM (55-59cm)、L (59-62cm)です。
ぜひ実際に店頭でフィット感をお試しください。
通販ページのBIKE-ONLINEでも販売中です。
遠方にお住まいの方はこちらもご利用ください。
2024.Mar. 5
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2024/03/mukinri-675x506.jpg)
スペシャライズド 春の無金利キャンペーンが3月1日(金) ~ 5月31日(金)まで開催中!
分割払い金利手数料が最大24回まで無料、36回払いと48回払いでは金利手数料が半額となるキャンペーンです。
対象商品は全てのスペシャライズド製品。
バイクはもちろん、ホイールやギアを組み合わせても総額が10万円(税込)以上となれば対象となります。
店頭在庫のみならず、お取り寄せ商品も対応いたしますのでスタッフまでお気軽にご相談ください。
この機会に欲しかった製品を賢く手に入れて、最高のライドシーズンを迎えましょう。
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2024/03/allez-675x506.jpg)
また、Let’s Ride! キャンペーンも引き続き開催中です。
2月9日(金)~4月14日(日)まで、期間中に対象の「Allez」をご購入いただいた方に、33,000円分(税込)のスペシャライズド製エキップメントをプレゼントというキャンペーンになっております。
モデルチェンジした新型Allezをこの機会に手に入れましょう。
対象車種
・Allez E5 Sport Disc
・Allez E5 Disc
ロードバイクデビューにピッタリのこのチャンスをお見逃しなく!
通勤用や輪行用サブバイクの増車にもいいですね。
バイクのサイズ選びや在庫情報などお気軽にスタッフまでお尋ねください。
2024.Feb. 27
GIROの新たなフラッグシップヘルメットのARIES SPHERICAL。
昨年秋、待望のアジアンフィットがラインナップ。ハイエンドヘルメットにも関わらず非常に人気が高く人気の色・サイズは在庫が切れている状況が続いてしまいました、、、
が、とうとう再入荷を果たしました!何よりも人気No.1のホワイトカラーのMサイズが在庫できるようになってほっとしています。
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2023/09/0J1A29351-675x422.jpg)
■GIRO ARIES SPHERICAL AF ¥48,840-(税込)
完全にNEWモデルなのに一目でGiroとわかる秀逸なデザイン。
そして「LIKE NOTHING」、何も身につけていないかのような快適さをコンセプトとし、快適性を高める数々のテクノロジーを新たに採用しています。
その性能はというと、前フラッグシップモデルのAETHERよりも20g軽く、4%エアロで、冷却効果は2.3%高まっているとのこと。
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2023/09/0J1A29401-675x422.jpg)
半透明のブリッジはARIESから新採用された「AURA II 飛散防止補強アーチ」。これにより強度を落とすことなく軽量化を可能にしています。
ブリッジは見えていない部分も繋がっており、大きく肉抜きされたシェル全体を空気や風の流れを妨げることなく繋いでいます。
定評あるSPHERICAL MIPS構造とも相まって安全面に関しては数あるヘルメットの中でも最高峰。
ヘルメット安全評価第三者機関であるVERGINIA TECHでは全184モデル中ナンバーワンの安全性を持つと評価を得ています。
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2024/02/CORVOS_00036390-164-1-675x371.png)
今期より、ワウト率いるTeam Visma Lease a BikeのチームキットにGiroヘルメットが選ばれたことも話題になりましたね。
ちなみにワウトはARIESよりもECLIPSEを使用していることが多いイメージです。空力を優先しているのか?それともまだ今の時期は寒いから?
真相はわかりませんが、好きな選手が使っているとそれだけで欲しくなってしまう私です。ついチームカラーの発売も期待してしまいますね。
Visma推しの皆さま、ご試着だけでも風魔横浜までいらしてください。ECLIPSEも在庫していますよ。
最も軽量!というわけではありませんが十分軽量で、安全性が高く、被り心地が良く、カッコイイ。完璧だと思います。
BIKE-ONLINEでもご購入いただけます。ご来店が難しい方はこちらをご利用ください。
2024.Feb. 20
例年以上のエントリー峠が話題となった2024富士ヒルクライム。
初心者から上級者まで楽しめる、規模としては日本一のヒルクライムレースです。
当店のお客様でも、昨年のタイムを必ず更新するぞ、ゴールド目指すぞ、なんていう方がたくさんいらっしゃいますし私もそうです。
今年こそは!と考えている方、当然練習が一番大事です。ただやっぱり機材スポーツなので、例えば本番のタイヤは何にするか、ホイールは、チェーンオイルは、、、などを事前に試しておくことも忘れてはいけません。
そこで私の考える「これはええよぉ」というアイテムを不定期でご紹介していこうと思います。
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2022/03/assos-rsr-speed-booties00-675x675.jpg)
第一回の今日ご紹介するのはコチラ。
ASSOS RSR SPEED BOOTIES ¥16,940-(税込)
ASSOSと言えば至高のビブショーツが有名ですが、小物類も秀逸なアイテムが多くラインナップされています。
世界最高で最先端の技術が集まるオリンピックやWTでスイス代表やASSOSサポートチームにて使用されるタイムトライアル用エアロシューズカバーです。
このシューズカバーが何故オススメかと言いますと、
・軽い
・エアロ性能アップ
・防水
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2022/03/IMG_3332-675x506.jpg)
まず、ヒルクライムなので軽いに越したことありません。このRSR SPEED BOOTIESは非常に軽量。シリコンやラテックス製のシューズカバーの半分以下です。ファスナーが無いことで軽さとエアロとペダリングへの影響を最小限にすることを一挙に獲得しています。
軽さを優先することで他の要素をないがしろにしてしまうのは本末転倒ですが、RSR SPEED BOOTIESならたった32gで後述の「エアロ」、「防水」まで手に入れることができます。
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2022/03/IMG_3334-675x506.jpg)
で、エアロ性能の向上です。スピード域が高ければ高いほど効果が大きいエアロ性能。本来はTT等で最大の効果を発揮するはずですが、富士ヒルは平均勾配が比較的ゆるやか。スピードに乗る箇所も多いのでエアロについても無視するべきではありません。
シューズの凸凹をなだらかにする黒い部分は「EVA KANT」という伸縮性のあるゴムっぽい質感の素材。足首部分は縦に入る溝、ウィンドチャネル ストライプが優れたエアロダイナミクスを感じさせます。ビブショーツにも使われるライクラブレンドの素材から構成されていてしなやかな履き心地です。
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2022/03/IMG_3331-675x506.jpg)
そして防水です。何度か出られている方はご存じかと思いますが、レースの最初から最後まで雨に降られず走り切れる事の方が少ないのが富士ヒルです。シューズは濡れると水分を吸って当然重たくなります。重量が気になるアナタも着けない理由はありません。
シューズカバーに水をかけてみた所、結果「足首部分はかなり撥水するけどちょっと染みる。前足部は防水と言ってもいいのでは?」というレベル。中に突っ込んだ手のひらにかすかに水滴がつきました。完全防水とは言えなそうですが、ちょっとした雨くらいなら問題なさそうです。
かなり薄いので耐久性は期待できません。私が以前、履いていることを忘れてちょっと歩いてしまったらクリートの前方、つま先が接地する箇所に穴が空いてしまいました。シリコン製のシューズカバーのように数回履いたら千切れてしまうようなことはないですが、取り扱いには注意が必要です。
また暖かさもまったく期待できませんのでご注意ください。
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2024/02/36p1362731012_1-540x675.jpg)
実はこちらのシューズカバー、ほんの少しだけ厚手になった春秋用もございます。
RSR SPRING FALL SPEED BOOTIES ¥16,940-(税込)
タイムトライアル用で白い足首部分が黒くなって少々厚くなっただけではなく、前足部の素材も見直されネオプレーンとソフトシェルの中間のような素材になっています。
こちらは気温の低い時期に行われることの多い、例えばパリ・ルーベのようなクラシックレースに照準を合わせて開発されたシューズカバーです。
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2024/02/IMG_8302-675x506.jpg)
TT用エアロブーティ同様ファスナーレスでしなやかな履き心地。約50gと充分軽量で、TT用がかなり儚い作りなのに対して安心感の持てる素材感です。
コチラの方がトータルの出場機会は多いような気がします。肌寒い季節でも戦うアナタには必須アイテムです。
どちらも装着は先にシューズカバーを履き、足首が出る位置まで通してからシューズを履いて、上からシューズに被せるようにかかと→つま先と履いていきます。
サイズ展開も細かく設定されています。シューズサイズによってお選びください。
サイズ(EUR):0(36-38)、1(39-40)、2(41- 42)、3(43-46)
ワイドタイプを使用している方や、ちょうどサイズの中間にいる方は大きめをチョイスするのが良さそうです。
正直普段使いするアイテムではありません。富士ヒルのような、ここぞって時にお使いください。
その為に、日々のSSTももちろん大切ですが、機材・ウェア類も準備を進めていきましょう。
2024.Feb. 13
レーシングバイクでもエンデュランスバイクでもない。
Cerveloが提案した新たな「モダンロード」というジャンル。
レースで勝ちたい!というわけでは無いけれど、ただ緩く走りたいというわけでもなく、自己への挑戦としてのロングライドや、まだ走ったことのない道を走りたいという欲求、登りも下りも平坦も妥協せず、時にはちょっとしたグラベルも。
我々ホビーライダーのワガママを叶えてくれる1台、それが「Cervélo Caledonia」です。
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2024/02/0J1A39411-675x422.jpg)
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2024/02/0J1A39331-675x422.jpg)
■Cervélo Caledonia 105 Di2 51サイズ ¥698,500-(税込)
見るからにサーヴェロらしい速そうなフォルム。
耐久性があって軽量、かつ空気力学のバランスがとれたバイクを目指し、過剰な剛性は抑え高い快適性を持ちつつもレースバイクに求められるパフォーマンスを達成しています。
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2024/02/0J1A39491-675x422.jpg)
コンポーネントは105 Di2を搭載。
シフトケーブルが無いので見た目もスッキリ、エアロです。
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2024/02/0J1A39521-675x422.jpg)
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2024/02/0J1A39511-675x422.jpg)
カラーはメーカー完売カラーの「オアシス」。
フレークの大きいマジョーラカラーで光の当たり方によって紫や青、緑に表情を変えるペイントです。
カラーシフトも大きくて本当に見惚れてしまいます。
写真だけでは伝わりきないので是非風魔横浜で実物をご覧ください。
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2024/02/0J1A39531-675x422.jpg)
タイヤクリアランスは35mmとトレンドに則り広めにとられています。
最近はピュアレーシングバイクでも太めのタイヤを履けることが増えていますが、当然ここは外しておりません。
タイヤは標準で30c。
タイヤ重量が気になる方やかなり激しい登りにフォーカスしなければ30c前後 x 低圧のタイヤはとっても面白いです。
走りが圧倒的にスムーズで良く、全然軽快ですよ。
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2024/02/0J1A39471-675x422.jpg)
グラベルバイクほどとはいきませんが拡張性も高いCaledonia。
トップチューブにはボルトオンバッグマウント、ダウンチューブもボトルケージ台座が3つだったり、雨でも走るアナタの為にフェンダーマウントも完備。
Caledonia-5と違って丸27.2πシートポストなので、将来的にドロッパーポストをインストールすることも可能です。
バイクの遊び方の幅が広くて夢が膨らみますね。
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2024/02/0J1A39311-675x422.jpg)
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2024/02/0J1A39551-675x422.jpg)
これまでの型には収まらない、あらゆるライドを可能にする現代のロードバイクの新基準。
いわゆる”良いバイク”とはこういうバイクです。
ただいま当店でご用意しているのは51サイズ。
適正身長目安は160cm~168cm前後となっております。
店頭にないサイズやカラーもご用意可能な場合もございますのでお気軽にスタッフまでお尋ねください。
2024.Feb. 4
タイヤやバーテープなど、目につく消耗品は自然と気が付きますが、足の裏のクリートはチェックしていますか?
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2024/02/2-675x422.jpg)
新品と私の交換した使用済みです。
信号待ちなどで脱着の多い左側は嵌めるときにかなり違和感があったので交換。
新品と見比べると厚さの違いが一目瞭然ですね。
青いゴム部分だけでなく後ろ側の黒い樹脂部分もかなり薄くなっています。
すり減っていたり、古くて劣化しているクリートは割れてしまいます。
乗車中に割れてしまってはとても危険なので交換しましょう。
ビンディングの脱着がスムーズになって気持ちも良いです。
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2024/02/5-502x675.jpg)
また、近年ではクリートの模倣品が出回っておりかなり問題になっています。
詳しくはこちらからご覧ください。
シマノでは正規品判定アプリがリリースされており、そこで真贋鑑定が可能です。
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2024/02/3-675x422.jpg)
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2024/02/4-675x422.jpg)
パッケージ横のラベルをめくるとQRコードが出てくるので、これをアプリで読み込むと正規品判定が出来ます。
現在はペダル・クリートのみが対応のようですが、チェーンやスプロケット・ブレーキパッドなども模倣品があるみたいなのでいずれ対応して欲しいですね。
皆さんもネットショッピングの際は気を付けましょう。
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2024/02/6-675x422.jpg)
風魔横浜ではシマノはもちろん、LOOK・TIMEクリートは常時在庫を心がけております。
クリートの寿命を延ばしてくれるクリートカバーもございますので、ライド先でよく歩くなーなんて方はこちらもどうぞ。
2024.Jan. 26
ロードホイール用の超高性能ベアリングとして有名な鬼ベアリング。
風魔横浜でも取り扱いを開始しました!
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2024/01/PXL_20240116_1018371711-675x422.jpg)
ジェイテクトが鬼ベアリングをリリースしたのは2022年のこと。
その異様な高価格と、「あのジェイテクトが自転車業界にやってきた」ということで大変な話題となりました。
当初自分はこの製品のことをやや懐疑的に思っていましたが、ある時ジェイテクトがどんな会社なのか知って考えを変えました。
・トヨタグループに属する部品メーカーであり、自動車のステアリングユニットでは世界シェア1位
・NSK、NTNと並ぶ日本三大ベアリングメーカーの一角
・世界で初めてセラミックボール軸受けを実用化
つまりは国内有数のメーカー系大企業にして、ベアリングのスペシャリストであるということです。
そんな会社が作ったロード用のベアリングがどんなものなのか、ずっと興味を持っていました。
そして実際に触ってみると、その性能は期待をはるかに超えるものでした。
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2024/01/0J1A38801-675x422.jpg)
お客様に販売する前にまずは自分で試さねば!
そんなわけで、自前のCOSMIC SLR32にインストールしてみました。
まず圧入前のベアリング単体を触っただけでモノの違いが判ります。
まるでハンドスピナーみたいなスピーディな回転。
グリスが抜けきって死ぬ寸前のベアリングって異様にスルスル回るんですが、それらが見せる最後の輝きに近いものがあります。
ただその手のベアリングは潤滑が失われているので本当に一瞬のきらめきで終わるんですよ。すぐにガタやゴリがでます。
そういった不健康さがまったくなくて、いつまでもスムーズに回り続けるような、そんな手ごたえです。
ちなみに鬼ベアリングのボールはセラミックでボディはステンレス製。
普通の鋼球&鉄ボディと比べると重量も結構軽いです。
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2024/01/PXL_20240119_1101292321-675x422.jpg)
実際に取り付けた後、ホイールを回転させてみます。
なんというか、この勢いだったら普通はここで止まるだろうというところで止まらず、更に延々と回り続ける感じ。
我々が承知しているベアリングの常識を超えた挙動で回り続けるのでスタッフ一同見入ってしまいました。
もちろんベアリングの本当のポテンシャルというのは荷重がかかった時、つまり実走時にこそ発揮されるもの。
この点については後日改めてお話させて頂きますが、まあ凄かったと言っておきましょう。
平地、登り、下りとあらゆるシチュエーションで差を感じることが出来ました。
そしてさらに凄いのは、この性能がノーメンテで何年も維持できるらしいということ。
資料には「メンテナンスフリーを実現!」などと書かれています。
その点もこれから身をもって試していく所存ですが、マトリックスパワータグへの供給実績や、聞き及んだいくつかの伝説的エピソードを鑑みると多分本当です。
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2024/01/0J1A38761-675x422.jpg)
リリース当初は前後ハブの4か所のみ対応でしたが、現在ではフリーボディ用の特殊サイズも発売されています。
自分は先にハブだけ交換してフリーボディは後日交換したのですが、ハブだけでも大いに感動を味わえました。
導入としてハブだけやってみて、更にアップグレードしたい場合はフリーもやるというスタンスでいいんじゃないでしょうか。
気になる価格は以下のようなイメージ。
MAVIC SLRシリーズ(DISC)の場合、前後ハブ4か所で約14万、フリーボディまでフルの6か所で約22万円。
上記金額は参考価格といった感じなので、他のモデルや他のブランドの場合は都度お問い合わせください。
![](https://www.fuma.jp/wp/wp-content/uploads/2024/01/PXL_20240119_1108193841-675x422.jpg)
決して安くはないアイテムですが、確実に値段以上の値打ちがあります。
回転性能を求めるレース志向の方々はもちろん、ライドの楽しさを追求するファンライド派の方にもおすすめ。
自分のバイクがお店にある時はいつでも回転の具合を見て頂けます。
興味がある方はお気軽にお声がけください!