ROAD


ROUBAIX×GRAVELKING で行く [御荷鉾スーパー林道]

2020.Dec. 4

 

御荷鉾連山の麓、群馬県藤岡市から南甘楽郡南牧村をつなぐ総延長67.1kmと、関東屈指の長さを誇る「御荷鉾スーパー林道」。

静かな森を抜け、遥か遠くまで連なる山並みの眺めは素晴らしく、13km程残るグラベル区間はまさに天国。

走行距離 85km ・ 獲得標高 1900m と決して楽なルートではなかったのですが、楽し過ぎて走りながらニヤニヤが止まりませんでした。

 

 

「道の駅 上州おにし」を出発し、まず現れるのが珍しいL字型をした巨大な「下久保ダム」。

このあたりは冬に咲く寒桜の名所としても有名で、思いがけないお花見にこれから始まる登りに向けて元気をもらえた気がします。

 

 

まずは舗装区間をぐんぐん登って行きます。

鳥のさえずりしか聞こえない森の中は、登りの辛さを全く感じさせないほど癒しの空気に満ちていました。

 

 

標高が上がるにつれて徐々に視界が開けてきて、遠く秩父の山並みを眺めたりと舗装区間も十分に楽しい道です。

その先の分岐を左に折れると、いよいよお待ちかねのグラベルロードの始まりです。

 

 

天空へと続くようなグラベルロード。

最大33cまで入る愛車のSPECIALIZED ROUBAIXに、panaracer GRAVELKING 32cをインストール。

ROUBAIX×GRAVEL KING の組み合わせは抜群の安定感。何の不安も無く進んでいきます。

 

 

所々ガレた場所もあり、とんがった石が転がっている場所ではパンクのリスクを下げるために慎重に進んでいきます。

それにしても、グラベルロードが想像以上に楽しくもっともっと走りたくなってしまいます。

 

 

出会いがあれば別れあり、峠のピークを過ぎ楽しかったグラベルロードの終わりが近づいてきます。

道の状況を瞬時に判断し右へ左へと進路を変え、ガタガタゴトゴトと走るグラベルロードは、自分もバイクもほこりだらけになるけど終始笑いっぱなし。

グラベル終着点には、浅間山を望む大パノラマが待っていました。

 

 

念願叶ったグラベルライドを堪能し、絶景の広がる特等席でランチ。

コンロでお湯を沸かしお腹を満たしてくれた暖かいパエリアとコーヒーは、文句無しのおいしさ。

この遊び、なかなか止められそうにありません。

 

 

絶景の広がるこの場所、実は10年程前の台風で崩落しそのままになっているのです。

ありのままの自然を感じさせてくれる林道は、こういった脆さも併せ持っているのでいつ走れなくなってしまうか分りません。

この瞬間この場所にいることの幸せをかみしめ、帰路につきました。

 

 

ROUBAIX×GRAVELKING の組み合わせで臨んだ今回の「御荷鉾スーパー林道」。

舗装路では乗り心地が向上し気持ちよく進み、特に下り坂での安定感が増したような印象を受けました。

グラベル区間では何も心配せずに走る事ができ、この組み合わせならどこまででも走って行けそうです。

もちろん一般的なロードタイヤに比べると走りの重さはありますが、この走破性の高さを活かして新たな絶景を目指す事ができる。これが一番のメリットではないでしょうか。

さて、次はどこに行こうかな。

 

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