ROAD


2021 TARMAC SL7 PRO – SRAM FORCE ETAP AXS 1X

2020.Aug. 9

目に飛び込んでくるのは白、流麗でエアロダイナミクスの高さを感じさせる艶のある綺麗なペイントです。

「白いロードバイク」には私自身ずっと憧れがありますがそういう方も多いのではないでしょうか。

TARMAC SL7 PRO SRAM FORCE ETAP AXS 1X ¥770,000-(税抜)

 

反応の速さ、軽快なハンドリング、持っても軽いが乗るともっと軽い。SPECIALIZED渾身のNEW TARMAC SL7。

S-WORKSは価格面でも業界のリーディングカンパニーらしさが垣間見えますが、こちらはパフォーマンスとコストのバランスに優れたPROグレードです。

PROグレードにはULTEGRA Di2のモデルと、このSRAM FORCE ETAP AXSを装備した2モデルが存在します。

最先端ロードコンポーネントと言っても過言ではないSRAM ETAP AXS。無線ワイヤレスシフトで12速。SRAMの油圧ディスクブレーキはタッチも評価が高いです。

SRAM ETAP AXSは変速スイッチが左右に一つずつ。基本は右がシフトアップで左がシフトダウン、左右同時押しでフロント変速なのですが、このTARMAC SL7 PROはフロントシングルでアッセンブルされています。

フロントシングルというとMTBやシクロクロスをイメージする方が多いようですが、SRAMが12速 + TOP10T -LO36Tとワイドレシオ化していることで一般的なロードバイクのギヤ比をカバーしています。

フロントディレイラーが無い分軽量になりますし、どれだけFDが進化しても出力の大きい状態でのフロント変速はトラブルの元。要所でフロント変速をするべきではないと思っておりますが、リア変速だけでギヤ比が全てカバーできるならそんなトラブルとも無縁です。実際MTBでは今日現在ほぼ全ての車体がフロントシングル、と言っても過言ではないくらいに浸透しています。

また、フロントディレイラーが無い分のコストなのかわかりませんが、パワーメーターが付いています。ULTEGRA Di2仕様のTARMAC PROにはつきません。もはや当たり前となりつつあるパワーメーター。最初からついているとありがたいですよね。

ETAPのいいところとしてもう一つ、SHIMANO Di2だと致し方ないジャンクションボックスがなくなります。Di2お使いの方からすると当たり前だから皆気にしないようにしていると思いますが、こっちの方が当然スマートですよね。

ちなみにサドルは単品での販売がない「POWER PRO」というモデル。超人気のPOWERサドルのレールが中空チタンでベースがカーボンというモデルになります。

「単品での販売がない」で避けて通れないのがRAPIDE CLというホイール。

SL7発売前に発表されたRAPIDE CLX。前後異形のリム形状で空力を最適化し世界最速をめざしたディープリムホイールなのですが、その特徴的なリムと全く同じものを使用し、ハブ・スポークなどをコストダウンしたのがRAPIDE CLです。このホイールが装備されることでTARMAC PROの戦闘力は最大化されています。高速域が得意なのはもちろんのこと「横風の影響を受けない」というレーサー以外の全てのサイクリストにもメリットのあるホイールです。

このフレームカラーに冠されたABALONEという名前。直訳でアワビ、貝殻の色をイメージしているのでしょうか。ただの白ではなくピンク系のパールが入る綺麗なカラーです。今期SPECIALIZED製の他のバイクでもいくつかこのフレームカラーが採用されていますが、どのフレームでも非常に人気が高いです。

S-WORKSでこそありませんが、全てを征するフレームにホイール、最先端ロードコンポーネントにはパワーメーター完備。これらが美しいフレームカラーで彩られるとこんなに素敵なバイクになるんです。

店頭で展示しているのは54サイズ。また入荷はありますが現在メーカー在庫切れとなっております。次の入荷が待ちきれない方はまずは風魔横浜でご覧ください。

 

 

インプレッションが人によって全然違うTARMAC SL7ですが、大体誰もが感じているのが恐ろしい反応の良さと加速の速さ、挙動の軽さを上げています。個人的にはSL6の時には影を隠していた「じゃじゃ馬」感がむき出しになったような印象があります。

私も皆様に先んじてSL7で遊びまわっておりまして、TARMACを好んで乗るライダーにはこんな面白いバイクは他に無いと断言できますが、VENGEが好きだった方はピーキーに感じてしまうところがあるのかもしれないなあと思う部分もございます。

 

ただ、これはS-WORKSフレームでのこと。PROはまだまだインプレッションも少ないのではないでしょうか?

S-WORKSとPRO&EXPERTグレードを乗り比べてみると、(SPECIALIZEDは剛性ターゲットは同じになるように作っていると言っていましたが、)PRO&EXPERTグレードのFACT 10r CARBONの方が明らかに少しマイルドになり扱いやすくなっています。

もしかしてもしかすると万人に受けやすいのはこちらのPRO&EXPERTグレードのフレームかもしれません。

ただこれは出力の大小よりも好みの問題も大きいかなと思います。S-WORKS軽く走っていてもすっごく楽しいので。と私が言っても試してみないとわかりませんよね。

実は当店風魔横浜、そして系列店のGROVE鎌倉にてTARMAC SL7の試乗会を開催いたします!

8/22(土)@風魔横浜

8/23(日)@GROVE鎌倉

予約制とさせていただいており、続々ご予約いただいております!ご興味のある方はお早めにご連絡ください!

【8/22(土)-23(日)】TARMAC SL7 TEST RIDE開催決定!!

緊急事態宣言解除後の対応について

お客様の安全とスタッフの健康状態を保つ為、何卒ご理解とご協力の程よろしくお願いいたします。