【スタッフバイク】TURBO CREO SLを買いました その1
2020.Apr. 26
スペシャライズドが満を持して国内展開を開始したeロードバイク、TURBO CREO SL。
その業界向けの試乗会に参加してきた店長が、「初めてロードバイクに乗った時の興奮を再び味わった」だの「今まで見たことのない景色を見られる」だのと毎日言うものですから、物欲に火が付きやすい自分はすっかり感化されてしまったのでした。
そんなわけで貯金をはたいて人生初のe-bikeを購入しました。CREOにはノーマルなロードバイクタイプのパーツがアッセンブルされたものと、グラベル系のパーツが付いたEVOというタイプの2種類がありますが、自分が選んだのはロードタイプの方。グレードはS-WORKSです。
最初にお断りしておきますが、自分が買ったS-WORKSのCREOは正式販売前から予約で完売となってしまいました。お客様を差し置いてそんなバイクに乗るのが褒められたことではないのは承知しつつ、皆様の参考にして頂きたいという思いでバイクの紹介をしていきます。
CREOの実物を見てまず驚いたのがそのスマートさ。ドライブサイドだけを見てぱっと見でe-bikeだと気づく人はいないんじゃないでしょうか。ダウンチューブの太さも不自然さを感じるほどではなく、この中にバッテリーが詰まっているとは信じられません。
ノンドライブサイドからはモーターの存在をはっきり確認できますが、e-bike全体の中でも非常にコンパクトです。ソフィスティケイトされたルックスはユニット全てを自社開発したからこそのもの。
拡張バッテリーのレンジエクステンダーです。使用するときはツールボトルよろしくボトルケージに設置します。お値段は税抜4万5千円。
このレンジエクステンダー、他のグレードでは別売りですがS-WORKSだと標準で付属しています。これが付いてくるというのもS-WORKSにした理由の一つなんですが、実際に乗ってみると改めて必須アイテムだと感じました。詳しくはライドインプレッションの時に。
ハンドル周りはROUBAIXを踏襲しており、おなじみのFUTURE SHOCKとホバーハンドルを装備。ハンドルは速攻でSWシャローバーに変えようと思っていましたが、乗ってみるとe-bikeの乗り方にはこの落差がちょうどよいと感じました。
ドロップハンドルとしても使いやすくて、食わず嫌いをしていたことに反省しています・・・
ホイールはただのROVAL CLX50・・・と思いきや、ハブがちょっと違います。
実はCREOのエンド幅はブースト規格なんですね。ブースト規格というのはフロント110mm、リア148mmのエンド幅のことで、従来よりもハブフランジが広がることでホイールの横剛性が高まるというメリットがあり、MTB界では標準となっている規格です。
MTBと違うのは、フロントのアクスル径が15mmではなく12mmであるということ。上の画像は適当なフロントアクスルとの比較ですが、太さが違うのがお分かり頂けるでしょうか。
オフィシャルのスペック表ではROAD BOOSTなる謎の表記があるのですが、これがその正体です。ディスクロードのe-bikeではこのロードブーストの採用例が多いようですね。
いずれ普通のロードバイクにも普及していったりするんでしょうか。
ドライブトレインは1×11、メインコンポーネントはR9100です。フロント丁数は46で、カセットは11-42。もちろんロード用RDは使えませんから、RDはM9050系XTRとなっています。ロードと違ってスタビライザーが付いているのでちょっとお得な気分。
ちなみに非Di2のグレードはGRXがメインコンポとなっています。
フロントシングルなのに左STIもST-R9170というのが勿体なかったので、左レバーでシフトダウン/右レバーでシフトアップという仕様にしてみました。普段はetapを使っているのでなじみ深い感じです。
最近お気に入りのシクロベーションのバーテープを巻いて完成!この他にdi2のワイヤレスユニットやレックマウントのライトアダプターなどを買い足しました。
CREOに惹かれた一番の理由である重量を実測してみました。上がレンジエクステンダーなし、下がレンジエクステンダーありの状態です。どちらもペダルレス。
公証重量12.2㎏は嘘ではありませんでした!他社製品は20㎏近くあるものも珍しくありませんから、クラス最軽量と謳われるのも納得です。でも本当にすごいのは、これだけの軽さにも関わらずパワーも航続距離も十分に確保されているということでしょう。それはすなわちe-bikeとしての完成度の高さでもあります。
次回は皆様が気になっているであろう、走ってみての感想をレポート致します!乞うご期待。
お客様の安全とスタッフの健康状態を保つ為、何卒ご理解とご協力の程よろしくお願いいたします。