ハンドル・ブラケットポジションを考える。
2019.May. 3
こだわっている方はとことん!、そうでない方は納車されたまま・・・。
サドル高やリーチ、スタックは皆さん熱心に追求されていますが、
ハンドル角度やブラケット位置にこだわられている方を正直あまりお見受けする事がありません。
そこて本日は、簡単ではありますが、ハンドル角度、ブラケットポジションについてご説明したいと思います。
かなりの割合でお見かけするのがこのポジション。
上ハンの肩がフラットでブラケット上部も合わせてフラットなセッティング。
もう随分前になりますが日本が誇るドメスティックブランド“日東”がリリースした、
シマノSTI専用ハンドルバーに合わせたセッティングの名残ですかね。
あとは、完成車メーカーのアッセンブリーでも多く見受けるのはこのセッティングです。
一見するとブラケット位置も高く、楽なポジションに見えますが・・・・。
ドロップ部に目を向けると、角度がきつくなってしまい下ハンがとても使い辛そうです。
実際に手を置いてみると
撮影の関係で逆の手となっていますが、実際に跨って下ハンを握ると手首の角度がきつく自然に握れている感じがしません。
また、ロードバイクで最もブレーキ制動力の出る下ハンポジションで良い位置にレバーがありません。
上ハン、ブラケットポジションだけでライドされる場合はこのセッティングでも良いかもしれませんが、
折角のロードバイクにドロップハンドル、全てが機能しなければ意味がありませんし、もったいない!
そこで当店が組立時に基準としているのがこちらのポジション。
ハンドルを送り、下ハンはほぼ地面と平行、ブラケットの取付角度は先程とほぼ同じです。
ハンドルの肩が下がる為、ブラケット位置が低くなってしまうのでは??と思われるかもしれませんが、
実はこちらのポジションの方がブラケット位置が若干高くなり、リーチも近くなるんです!
同じブラケットポジションであればステム下のスペーサーが減らせて、
ステムも伸ばす事が出来ますのでバイクをもっとスタイリッシュに仕上げる事が可能に!!
なにより、メーカーが設計しているハンドルリーチ/ドロップが再現出来るのはこの位置となり、
ドロップ部の角度も適正になり、実際に手を置いてみると、
またしても手が逆なので分り辛いかもしれませんが、実際のポジションで跨ると
手首の角度に違和感が無く自然、なおかつレバー位置もご覧の様にバッチリです。
たまにお客様からお伺いするのが、下ハンが”使い辛い”から使ってないと言う言葉・・・。
主な原因が、”トータル”でのハンドルポジションが整っていない事。
次にバイク全体のライドポジションが整っていない事となります。
この様な問題を抱えたままでは、折角のロードバイクを楽しむ事が出来ませんよね。
良い気候になって来ましたので、バイクの悩みは早い所スッキリして純粋にライドを楽しみましょう!
風魔横浜では、そんな悩みを打破すべくバイクフィッティングを実施しております。
お気軽に店舗スタッフまでお問い合わせ下さい!!