ROAD


コラムカットのすゝめ

2019.Mar. 4

皆さんのロードバイク、ステム上の“フォークコラム”残していませんか??

もちろん最初から切ってしまうのはポジションやカスタマイズの観点からお勧めしませんが、

ポジション、パーツ構成が決まってもそのままのバイクを多く見かけます。

不要になった“コラム”はカットしましょう!!

なぜ残してはいけないのか?主な理由は以下の通りです。

こちらはスペシャライズドのインストラクションマニュアルの一部で

ステム上部のスペーサーは“ゼロ”、ステム下部は40mmMAXとなっています。

例外としてSL6 TARMACはステム下のスペーサーは45mm、

新型VENGEはステム上10mmがOKとなっています。

その他のカーボンコラム採用車種はマニュアルの通りです。

なぜこのようなマニュアルになっているかと言いますと

答えは一目瞭然、コラムに挿入されるアンカーにステムのコラムクランプ部が掛からず、

コラム破損防止の役割を持ったアンカーが本来の仕事を出来なくなってしまうからです。

もちろんこの様な状態で起きた破損は、メーカー保証対象外となる可能性大・・・。

万が一走行中に破損してしまったら・・・、と想像するだけでも恐ろしいですね。

また、ステムの上に飛び出したコラムは、バイクのルックスを損ねるだけで無く

ぶつけたりして怪我をしてしまう事だって十分に考えられます。

 

流石に乗り換えたばかりのニューフレームのコラムを潔くカット・・・。

と言うのは我々もお勧めするのを躊躇してしまいます。

これからポジションを煮詰めて、憧れだったパーツに交換してなど、

カットする為の準備が整わないとお勧め出来ません。

ではどうするか?

各完成車ブランドの純正品ではありませんが、ロングアンカーの使用をお勧めします。

こう言った長いアンカーを使用すれば、ステム上にスペーサーを積んでも

ステムがクランプする箇所にアンカーが届き、締め付けに対して効果を発揮してくれます。

とは言え、あくまで社外品となりますのでこちらの長期使用もあまりお勧めできません。

メーカー保証対象は“オール純正”の状態が基本。(コンポのアップグレードなどは例外ですが。)

早いうちに純正アンカーへ戻したいのが本音なんです。

邪魔なコラムと決別する最短ルートは“フィッティング”

見栄でも、かっこ良さでも無く、自身にしっかりと合ったポジションを得る事。

風魔横浜ではデジタル計測のRETULフィッティングを実施しております。

コラムカットと合わせまして、フィッティングのご相談も随時受け付けておりますので

店頭までお気軽にお問い合わせ下さい。