ROAD


【レースレポート】カーフマンジャパンデュアスロングランプリ南関東ステージに参戦してきました

2019.Feb. 12

2019年は新しいことにチャレンジしていきたいVol.1、今回は「デュアスロン」に挑戦してきました。

「デュアスロン」とはラン⇒バイク⇒ランで行われる複合競技。「デュ」というのが「2つの」という意味を持つ言葉でランニングとバイクを表しています。ちなみにトライアスロンは「3つの」。スイム・バイク・ランで争うと言う事になります。

基本的にスポーツ関係は自転車しか乗っていない私ですが、プロでもオフトレとして冬にランニングをすると言う事を耳にしたり、何よりトライアスロンに興味がじわじわと湧いてきておりまして。お客様の中でも精力的にランニングをしている方がいたりトライアスロンに参加している方も多く、これは体験しておかないと!というのが参戦を決めた理由です。

先に言っちゃいますが楽しかった!新たなステージで挑戦するっていうのはいつでもなんでも楽しいものですね。

 

今回参加してきたのはカーフマンジャパンの開催するデュアスロングランプリ南関東ステージ。川崎マリンエンデューロでもおなじみの川崎市東扇島が会場です。

歩行者・自転車専用の地下道を通り会場へ。ロードバイクのレース会場とは少し雰囲気の違う会場に勝手のわからなさも楽しみながら受付・試走をしレースに備えます。特にトランジションエリア。ランからバイクの乗り換えなんてしたことがなかったものですから係員の方に色々教えていただきながら準備しました。年齢層が幅広いのはロード以上。学生や女性参加者の方が多かったのも印象的でした。都市部での開催だからか応援に来られている方も多かったように思います。

寒すぎてタイムスケジュールは10分遅れでレーススタート。初挑戦ですしランの自信がゼロの私はビギナーカテゴリーでのエントリー。トライアスロンへの挑戦を決めた方やオフトレとしてランも走っているお客様数名もビギナーで出てみませんか?とお誘いし一緒に参加しました。

ちなみにビギナーはラン2km⇒バイク10km⇒ラン2km。上位カテゴリーであるエリート・エイジクラスはラン5km⇒バイク30km⇒ラン5km。同レースにはGROVE鎌倉店長も遊びにきておりさすがエイジクラスでのエントリー。リスペクトです。

ちょうど雪がやみ、まず最初にキッズクラスがスタート。1分後にビギナーとジュニアクラスが同時スタートします。

ランの自信がゼロとは言え、距離も短いし大きく差は開かないだろうと、1分程度の差なら余裕でバイクで取り戻せるだろうと考えていましたがスタート直後から中々のペース。前とはどんどん差が開いていきます。直線のコースを折り返すので前の様子も分かるのですが先頭付近はランの軽やかさが違う。ランはバイクよりも体にかかる負担が大きいので、心配能力は高いがランの筋力が育っていないサイクリストは追い込んでしまってケガをしやすいのです。突っ込み過ぎないように気を付けてペースを落とさないようになんとかラン2kmをこなし問題のトランジションへ。

トランジションはこんな感じ。バイクラックに番号が振ってありそこにヘルメット・シューズをそっと置いておくんですね。

デュアスロンやトライアスロンの事は全く考えずに選んだ僕のラン用シューズはゴム紐。普段から脱ぎ履きしやすく締め付けも程よいので良かったのですがたまたまトランジションがとてもスムーズに行えました。

適当にBOAダイヤルを締めてシクロクロスばりに飛び乗ってバイクパートへ。直角コーナーが2か所ある往復の直線平坦コース4.8kmを2周回します。ウェットだったのでコーナーは攻めないように。曲がりきったら全開で踏んでスピードが乗ったらFTPで巡行。バイク中にドリンク補給は済ませておきたかったのですが案外風があり、先にスタートしていたキッズも多く走っていたのであまり飲めず。普段短い距離のレースばかりだったり、ライド中ものどが乾いたら自動販売機というスタイルの私は補給が苦手という弱点も発見できました。

直線コースを折り返すので一緒に参加している方とすれ違えます。声を掛け合ってテンション上がりましたね。

そりゃそうなのですが自転車は得意なので、割と何人か抜いて2回目のランへのトランジションへ。残念ながらパンクでDNFしてしまったチームメイトがコース脇にいて今3位と教えてくれました。

ついうっかり欲が出て、いつもよりペースが速かったのでしょうか、走り出して30秒で左ふくらはぎが攣り足首が90°で硬直。自転車ならある程度攣ってもごまかしながら走れるのですが、何もわからないランではもう止まるしかありません。2~30秒かけて全体重でなんとか伸ばして走り出したときには2人に抜かれ前はもう遥か彼方。幸いなことに後ろから追ってくる感じもありません。脚はもうダメなのでゆっくりですがなんとか走ってゴール。5位でした。

今の力全て出し切ったのと、目標としていたバイクパート1位はゲットできたのでかなりの達成感でした。

感覚的にはヒルクライムに近いのかな?それぞれの目標を達成するために日々練習・準備してレースに臨む。「自分との闘い」感が強い競技だと感じました。ロードレースでは優勝した人だけが勝ちで2位以下は全員負けみたいな感覚がありますが(その分優勝したらめちゃくちゃ気持ちいい!)、デュアスロンの自分に負けなかった選手は全員勝ち!のような感覚。上位カテゴリーになればなるほど相手とのレース感は高まると思いますが、この感覚が競技人口が増えている要因なんじゃないかなと思いました。

今後も機会があればデュアスロン・トライアスロンとチャレンジしていきたいと思っております。トライアスリートの先輩方には色々教えて頂き、面白そうだからやってみたいと言う方は一緒に切磋琢磨できればいいですよね。いきなりトライアスロンバイクやシューズなど専用のものを用意する必要はどうやらなさそうなので、まずはいつものバイクで参加してみる!というのが良さそうです。僕のTARMACもゼッケンのシールがデュアスロンっぽくてなんだかいい感じです。

雨天のディスクブレーキがやっぱり最高だった話やスタート3分前まで強烈な腹痛でDNSすら考えた話は店頭で。

また一緒に遊びに行きましょう!お疲れ様でしたっ!