ROAD


THE ALL NEW S-WORKS 7

2018.Mar. 2

もうすでに発表されており、もうすでに販売も始まっております。

さあ、改めて。S-WORKS  7です。

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圧力マッピングセンサーをライダーに使って外で乗ってテスト。動的な環境で圧力を計測し、そのデータをもとにアウターソールを設計しています。

過去作でも圧力マッピングを用いてデータを測定し設計はしていたのですが、動的な環境での計測から設計をしたのはこのS-WORKS  7が初めてとなります。

結果得られたこと、まずアウターソールは硬くなりました。先代モデル6は硬度指数が13でしたが、S-WORKS  7ではこれが15まで上がり、しかも軽くなりました。

エンジニア曰く、硬くするのは簡単。ですが、同時に軽くすることは大変だと。その困難を克服するために圧力マッピングを使ったメリハリのある肉抜きがされています。必要なところにだけ肉厚を持たせ要らないところは削る。また、同じサイズで比べた時にアウターソールの大きさも小型化しています。

よって、「動力伝達が向上する」ということです。股関節⇒脚からペダルまでの力がさらに効率的に伝えることができる、と言う事になります。

キャプチャ

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一方で懸念としては硬すぎて「脚にくる」のではないかと言う事。その点もクリアしています。S-WORKS 6よりも力が逃げない感覚。インプットが効率的に車体に伝わり路面へ伝達されていくので逆に脚にこない感覚です。それはどこから来るかというと足を包み込んでいる部分、その素材です。

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先に販売されたモデルTORCHでも先行して使っている素材、熱可塑性ポリウレタン・TPU。つま先辺りに見えるメッシュのような素材を使っています。4wayのストレッチを用いて履き心地を高めています。

そして足をホールドする必要のある中足部、足のセンターの部分にはS-WORKS 6と同じくダイニーマというスペースシャトルのパラシュートにも使われる素材を使用しています。ただし、S-WORKS 6とは異なりストレッチする素材、ダイニーマ・メッシュという素材へ改善されしなやかさが格段にアップしています。伸びるわけでは無く「しなやか」。足の形に対して「しなやか」に適応・対応してくれます。ダイヤルを締めこんでいった時に中足部に対して自然に形作ってくれる、アッパーが面圧をかけてくれると言うシステムです。

また、素材だけではなく製法もアップデート。アッパーの部材は出来る限り熱圧着で形作られるようになりました。縫い目を無くすことで出っ張りを減らし足の快適性を高めています。

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そしてもう一つのポイントはBOAダイヤル、S3というダイヤルで優先的に自転車の中ではSPECIALIZEDだけが使えるダイヤルになります。

触った時の感触が向上。アルミの部分にローレットがかかっていて、今までよりも格段に取り扱いが良くなっています。要は乗車中の調整が非常にしやすいと言う事。フルフィンガーのグローブでも簡単に使う事ができ、今ぐらいの気候ですとオーバーソックスを使用している方も多いと思うのですが、オーバーソックスの上からでも正確に操作が出来るくらいです。

クリック感も良くなっています。高級感すら感じることのできるカチッというクリック感。回したときに余地がある、少し余白が作られていて回しすぎないようになっています。

最後にかかとの部分。パドロックヒールの部分が改善されています。開口部はS-WORKS 6よりも広がりました。S-WORKS 6は今でも最高のシューズの一つだと思うのですが、人によってはかかとのホールドが強すぎたり、面ではなく点で当たってしまい痛みを感じる方もいらっしゃいました。その点が改善されている、と言う事です。今までS-WORKS シューズを避けていた方にも使っていただきたい、強くそう思います。

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硬さ・軽さ・快適性。シューズに求められる全ての条件が向上したS-WORKS 7。

限定色は完売してしまいましたが、ブラック・ホワイト・レッドはご用意しております。

2018年最高のシューズになりえるか、まずは見て触ってS-WORKS 7を体感しに風魔横浜までお越しください。