ROAD


2017 JAPAN CUP CYCLE ROAD RACE in UTSUNOMIYA

2017.Oct. 22

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10月21日、7時前にセットしたアラームより数分早く目が覚める。窓を開けると昨夜12時過ぎにチェックインした際に降っていた雨は勢いこそ弱いものの、まだ降り続いている。朝食はホテルで。この歳にしてようやくバイキングで食べ過ぎない盛り付けができるようになってきた、と我ながら成長を感じる朝。食後、熱いコーヒーを流し込み着替えに向かう。

一週間前からチームメイトとの会話の8割は「誰が雨男か?」。今年の大事なライドのほとんどが雨だった。

iPhoneの天気予報は前日よりも傘のマークが増えている。ちょうどレースの時間帯は曇りの予報だが念のため、一応持ってきたある程度防水してくれる冬用ビブショーツ、いつものミレのインナー、7MESHのジャージとベストを身に着け外へ出る。ゼッケンをつけることを考えチームジャージはバックポケットに。

ホテルから会場までは自転車で10分程度。アップも兼ねて走っていくつもりだったが予想以上に雨が強く、車で送ってもらうことに。

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受付を済まし、駐車場でゼッケン・ナンバープレートを取り付ける。空気圧はいつもより少し低めの前6.5、後ろを7気圧にセット。駐車場から会場までの短い区間で軽めにアップ。雨の中長時間アップするよりも車で癒される作戦は成功だったのか失敗だったのか、準備を終えて会場に着いた頃には整列はとっくに始まっていた。会場に応援に来てくれていたお客様から「去年も最後尾からだったからいつも通りでしょ」と言われ気持ちも落ち着く。

 

私の参加したチャレンジレースは3分差で2組編成にて行われる。実業団登録をしていない私にとっては関東ではかなり高いレベルのレースとなる。「JAPAN CUP」というだけあって広い地域から選手が参加しているので顔、名前を知っている選手はほとんどいない。速そうな選手はレース中にマークをし、その都度修正しつづけなくてはいけない。

先に行われていたフリーランというプロと走れるイベントが終了し、チャレンジレース1組目がスタート。スタート地点に近づき2組目の人数がはっきりする。DNSも多いのではないかと思っていたが100人以上は走るようで、中には女性の参加者も。羽織っていたジャージは応援しに来てくれたお客様にスタート直前に預け整列。それなりにレースに出るようになったここ最近、周りの人がみんな自分より速そうに見えると言う事は無くなってきた。

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スタート。林道の入り口までは若干上るものの平坦区間が多い。少しずつ前に出て、上りのゲート辺りでは先頭がギリギリ見えるくらいの位置に。古賀志林道に入り勾配がきつくなったところでメーターを見ると集団は7倍近いワットで進んでいる。こんなの上まで持つわけないと慌ててFTPペースに落とす。やっぱり1分2分と経つうちにどんどん降ってくる。じわじわ上げて、頂上手前スイッチバックで先頭集団を確認。濡れた路面のダウンヒルで無茶したくなかったので一安心。

実際ダウンヒルはなかなかの危険度だったと思う。ちょっと突っ込みすぎて強めにブレーキした際にあっさりリアがスリップしてしまった。以降安全マージン盛り盛りで、前から離されない程度で下る。下り切った辺りから田野セブンまでで集団の大体の人数を把握。回すのがうまい人、引かされている人、あえてちょっと上げたらどの位付いてくるのかなど。

 

 

田野セブンからの上りはそれなりに強度は高いものの、特にアタックなどもなく先頭交代しながら上っていく。スタート地点を通過した際にはたまたま2番手だったので応援のお客様は盛り上がってくれたかな、と思えるくらいの余裕をもって2周目の古賀志へ。

この辺りから前に1組目の選手が多くなってくる。気づいて脇によけてくれる方もいるが声を掛けながら抜いていく。2組目の宿命だ。

一周目とは打って変わってL4前後の癒し系ペース。今行けば1組目に紛れて逃げられるかもしれない、そう思い少しペースを上げてみる。意外に後ろには着いてこない。このまま逃げてやろうかとも思ったが下りであっさり追いつかれる。落車のリスクは絶対負いたくないのでしょうがない。

田野セブンスプリントではずっと逃げていた選手を捕まえながら集団で巡行。全く気付いていなかったのでそのまま行かれていたらと思うとぞっとする。

 

 

森林公園通りに入り、勾配とともに強度も上がる。うまい選手は前にはいないがいつでも行ける所にポジションを取っているのが後ろから見て良くわかった。冷静に自分もポジションをキープしながら前の様子をうかがう。

同じようなカーブ・景色に駆け出しを誤りゴール手前で失速した昨年。先に数人出て行ったがひたすら我慢。ゴール前のY字を左に入ったところからスプリント。コース中央には1組目の集団がいた為右端へ。まっすぐゴールが見えるラインが空いていた。

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先行していた2人には追い付けなかったが、先頭集団はなんとかかわして3位。4位5位とは1メートル以内の差だったのではないだろうか。オフィシャルのリザルトが出るまで喜ぶのはやめておこうと思っていたが、それ以上にレースを走った爽快感・充実感でいっぱいだった。応援してくれた方はゴール付近で観戦していたので、ゴールの瞬間も見ていてくれて自分の事のように喜んでくれた姿がすごく嬉しかった。一緒に参加したチームメイトは10位入賞と33位。悔しそうではあったけどレース後いい顔していたので良かったのかな。表彰後は頂いた餃子チケットでパーティ、再び強くなった雨の中コンタドールを見て宇都宮を後にした。

 

色んな楽しみ方がある自転車だが、時には限界を超えるライド、例えばこういうレースとか、を敢行するといいかもしれない。世界は広く、まだ走ったことのない道はたくさんある。1年間、目標の一つとしていたレースだったが走り出したらあっという間に終わってしまった。楽しい時間はいつもすぐ過ぎていってしまう。

私は今年走る大きなレースはこれでおしまい。ある程度いい結果だったのでほっとしているが、3位より優勝したいし、もっと面白い何かへのチャレンジもしたいと思っている。さて、次はあなたも一緒に。