ROAD


S-WORKS POWER ARC

2017.Aug. 22

当店でも大好評のS-WORKS POWERに新しいPOWER ARCというモデルがリリースされています。

ざっくり言うと、POWERのいいところはそのままにクッションを増し横方向のラウンドを増した新しいサドル、といったところなのですが、それぞれ現物が店頭にありますので比較してみました。

IMG_5762POWERとスペック上で比較すると、パッディングレベルが1から2になっているのでパッドの薄いサドルになんとなく不安を感じる方にもおすすめです。

実際にスペシャライズドでは男性だけでなく女性にも、どんなポジションで乗っても快適性とパフォーマンスの向上が得られると言っています。幅が広く長い溝を設けることで、アグレッシブなポジションでもデリケートな部分への圧迫やしびれを減らしてくれます。これは血流実験と圧力マッピングにて実証されています。これを読んだ方は男女問わず、取り返しのつかないことになる前に、1日でも早く溝ありのサドルに変えてください。

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1枚目POWER ARC 後ろから

2枚目がPOWERです。

IMG_5768意外と横から見た方が分かりやすいかもしれません。奥がPOWER ARC、手前がPOWERです。

POWER ARCの方は坐骨結節の辺りから早めにラウンドしていっているのが分かりますね。このラウンド形状でペダリング時により足が回しやすくなります。

坐骨部分だけでなく前方もクッションが厚みを多く取っているのが良くわかりますね。POWERよりも丸みのある優しいシルエットです。POWERの方が薄く研ぎ澄まされた印象です。

POWER ARCの方が体に沿うような形状なのでサドルとの一体感は高い印象が、一方POWERはやはり骨盤の前傾が取りやすく、坐骨結節をしっかりと押さえてくれるイメージです。

どちらがいいかはあなた次第、クッションは厚いから痛くないというわけでもないので、スタッフまでお気軽にお問い合わせください。お客様の好みや乗り方などからアドバイスできると思います。

IMG_5769さて、恒例にしていくつもりの実測です。

パッドが厚いはずのPOWER ARCの方がPOWERよりも軽いという衝撃の事実。ちなみに155㎜です。SPECIALIZEDの重量にサバを読まないところにはビッグリスペクトです。

バイクは重量ではないですが、やっぱり気にしてしまいますよね。こちらも参考に、オススメです。