【スタッフ佐藤のebike日記】乗鞍エコーラインに行ってきました!
2025.Aug. 1
自転車で行ける国内最高標高地点ということで有名な乗鞍。
前から行ってみたいと思っていたんですが、7月~10月末までしか開通しておらず、天気も変わりやすいことからなかなか足を運べず・・・
先日天気予報を見たらたまたまいい感じだったので勢いで登ってきました!
はるばる来たぜ長野。松本インターから約1時間、乗鞍観光センターに到着です。
圏央道が激しく渋滞していたので着いたのは11時、危うく駐車場が埋まってしまうところでした。土日だったら完全にアウトだったことでしょう。
この時点で標高1450メートルなのですが、気温は30度越えで下界とほとんど変わらない暑さです。
大会におけるスタート地点にもなっているので、いわゆる乗鞍ヒルクライムはここが起点とされることが多いです。
駐車場には自転車乗りの姿がちらほら。
いかにもヒルクライマーという見た目の方が多く、皆さん大会前の練習にいらしているという感じでしょうか。
こちらはebikeなので若干のうしろめたさを感じますが、ともかくスタートです!
乗鞍ヒルクライムのコースプロファイルは全長20.5㎞、標高差1,260m、平均勾配6.1%となっています。
序盤・中盤・終盤と3分割して語られることが多いみたいなのでこの記事でもそのようにします。
まずは序盤、観光センターを出発してすぐに森っぽい雰囲気に。
3~4%の緩い勾配が延々続く感じで、ebikeじゃなかったとしてもそれほど苦もなく登れそうです。
噂に聞く乗鞍もこんなもんか、これならヤビツや箱根の方がキツいんとちゃう?などと不遜なことを考えながら登っていきます。
スタートから約7キロ、三本滝レストハウスに到着。実はここまでは車で来ることもできます。
駐車場には自転車乗りの姿も散見されて、ここから出発する人もいるみたいですね。
実際ここまではアップという感じなので、2回3回と登るならここを拠点にしたほうが効率が良さそうです。
ここから先はマイカー規制が始まり、通れるのはバス、タクシー、自転車のみ。
ヒルクライム的にもここからが中盤です。
この中盤が長い!
区間距離は序盤と同じくらいのはずなんですが、景色が変わらないせいか体感よりも長く感じます。
勾配も徐々にきつくなってきて最低でも6%くらい、ヘアピンのイン側ともなると16%くらいになることも。
既に10㎞以上走っていることもあって意外に体力も消耗していて、ebikeのアシストをMAXにしていてもキツいと感じる瞬間もありました。
時々視界が開けて新鮮な気分になれますが、ほんの一瞬なのですぐに元の景色に引き戻されます。
この区間が一番つらいと言われる理由が良くわかりました。
序盤でそんなにキツくないじゃんと思った自分を恥じます。
ただ中盤の終わりの方には山小屋が2軒あるので、いよいよ限界となったら休むことも出来ます。
一軒目は有名な冷泉小屋ですね。
泊りで乗鞍を攻めるサイクリストによく利用されているイメージです。
ここでは沢から引いた水で冷やした飲み物を販売しています。
残念ながらこの日は営業していなかったのでアヒルが浮かんでいるだけでしたが、キリキリに冷たい水で冷やされた飲み物はいかにもおいしそう。
小屋の向かいには滝が流れています。さっきの飲み物はこの水で冷やされているんですね。
実はここに来るまでにも滝を眺められる箇所はいくつかあるんですが、手を伸ばせば触れられるほどの近さなのはここだけ。
滝を見るとなんとなくテンションが上がります。
冷泉小屋から2㎞くらい登ったところにあるのが位ヶ原山荘。
おしるこ超ウマソー、しかし登りきるまではガマン。
この時点でスタートからおよそ15キロ、ここを過ぎればいよいよ終盤の始まりです。
位ヶ原山荘を超えて少し走ると森林限界が訪れ、一気に視界が開けます。
ペダルバイクだったらこの辺で体力が限界だったことでしょうが、ebikeだと余裕を持って景色を楽しむことが出来ます。
ここまで登ると気温も割と下がってきます。
といっても寒いというほどではなく、まだまだ半袖半パンで行けますね。
道中にはまだ雪が残っており、遠くの雪渓にはよく見ると登山者の姿が。
(追記:スキーヤーの方々でした。よく見るとコブができてます)
更に登ると山の地肌が見えていたり、岩がごろごろしていたりといかにも標高の高そうな景色になってきました。
遠くの方を見ると進むべき道が見えていて「あそこまで行くのか・・・」という気分になりますが、逆に言えばあと少しです。
サイコンが指し示すヒルクライムマップによれば残り1km程度、頑張って踏んでいきます。
着きました!感動のフィニッシュ!
頂上に佇む権現池のなんと美しいことでしょうか・・・
半ば放心しつつ少し先のバスターミナルまで足を延ばします。
途中までは曇り模様だったのですが、登り終わったタイミングで晴れ間が見えてきました。
最高のタイミング!やはり普段の行いが良いからですかね?
標高が高いからか空がとんでもなく青いです。
ちなみにこの日の頂上の気温は18°でした。
もっと寒いかと思っていたのですが、防寒具がなくても凌げるくらいだったのでラッキーです。
とはいえあんまりのんびりしていると冷えてしまいそうなのでサクッと帰ります。
登りはノンストップで踏み続けたので帰りは写真撮影しつつのんびり下ります。
それにしてもどこを切り取っても絵になるスポットばかり。
わざわざカメラを背負ってきた甲斐がありました。
そんなこんなで初めての乗鞍は無事に終了。
正直な話見晴らしが良いのって終盤の数キロだけなんですが、その数キロのためだけに来る価値があります。
下界の暑さも忘れられますし、シーズン中にもう一度行きたいくらいです。
コースプロファイル的には富士ヒルを少しきつくした程度なので、時間をかけて登ればビギナーの方でも行けないことはないんじゃないでしょうか。
不安がある方はぜひebikeのご導入を!
本日のCREOくんにはレンジエクステンダーを装備させました。
スタート時のバッテリー残量86%(前日フル充電するのを忘れた)、全行程ターボモードで走って登頂時の残量は20%程度でした。
レンジエクステンダー無しでもギリギリいけそうですが、その場合はある程度バッテリーを節約する必要がありそうですね。
もっとも標準体重の方であればバッテリーの減りはもっと少ないはず。
バッテリー自体もさんざん酷使されて新品よりも劣化してますしね。
とはいえそんな状態でも乗鞍ほどのヒルクライムに耐えてくれるのは凄いなぁと思いました。
なお登坂タイムは1時間32分でした。
ヒルクラ力が皆無な自分でもこういう場所を楽しく走れるのはebikeの素晴らしいところだなと改めて思います。
ebikeにご興味のある方はぜひ風魔横浜まで。




























