ROAD


ジェイテクト 鬼ベアリング始めました

2024.Jan. 26

ロードホイール用の超高性能ベアリングとして有名な鬼ベアリング。

風魔横浜でも取り扱いを開始しました!

 

ジェイテクトが鬼ベアリングをリリースしたのは2022年のこと。

その異様な高価格と、「あのジェイテクトが自転車業界にやってきた」ということで大変な話題となりました。

 

当初自分はこの製品のことをやや懐疑的に思っていましたが、ある時ジェイテクトがどんな会社なのか知って考えを変えました。

・トヨタグループに属する部品メーカーであり、自動車のステアリングユニットでは世界シェア1位

・NSK、NTNと並ぶ日本三大ベアリングメーカーの一角

・世界で初めてセラミックボール軸受けを実用化

 

つまりは国内有数のメーカー系大企業にして、ベアリングのスペシャリストであるということです。

そんな会社が作ったロード用のベアリングがどんなものなのか、ずっと興味を持っていました。

そして実際に触ってみると、その性能は期待をはるかに超えるものでした。

 

お客様に販売する前にまずは自分で試さねば!

そんなわけで、自前のCOSMIC SLR32にインストールしてみました。

まず圧入前のベアリング単体を触っただけでモノの違いが判ります。

まるでハンドスピナーみたいなスピーディな回転。

 

グリスが抜けきって死ぬ寸前のベアリングって異様にスルスル回るんですが、それらが見せる最後の輝きに近いものがあります。

ただその手のベアリングは潤滑が失われているので本当に一瞬のきらめきで終わるんですよ。すぐにガタやゴリがでます。

そういった不健康さがまったくなくて、いつまでもスムーズに回り続けるような、そんな手ごたえです。

 

ちなみに鬼ベアリングのボールはセラミックでボディはステンレス製。

普通の鋼球&鉄ボディと比べると重量も結構軽いです。

 

実際に取り付けた後、ホイールを回転させてみます。

なんというか、この勢いだったら普通はここで止まるだろうというところで止まらず、更に延々と回り続ける感じ。

我々が承知しているベアリングの常識を超えた挙動で回り続けるのでスタッフ一同見入ってしまいました。

 

もちろんベアリングの本当のポテンシャルというのは荷重がかかった時、つまり実走時にこそ発揮されるもの。

この点については後日改めてお話させて頂きますが、まあ凄かったと言っておきましょう。

平地、登り、下りとあらゆるシチュエーションで差を感じることが出来ました。

 

そしてさらに凄いのは、この性能がノーメンテで何年も維持できるらしいということ。

資料には「メンテナンスフリーを実現!」などと書かれています。

その点もこれから身をもって試していく所存ですが、マトリックスパワータグへの供給実績や、聞き及んだいくつかの伝説的エピソードを鑑みると多分本当です。

 

リリース当初は前後ハブの4か所のみ対応でしたが、現在ではフリーボディ用の特殊サイズも発売されています。

自分は先にハブだけ交換してフリーボディは後日交換したのですが、ハブだけでも大いに感動を味わえました。

導入としてハブだけやってみて、更にアップグレードしたい場合はフリーもやるというスタンスでいいんじゃないでしょうか。

 

気になる価格は以下のようなイメージ。

MAVIC SLRシリーズ(DISC)の場合、前後ハブ4か所で約14万、フリーボディまでフルの6か所で約22万円。

上記金額は参考価格といった感じなので、他のモデルや他のブランドの場合は都度お問い合わせください。

 

決して安くはないアイテムですが、確実に値段以上の値打ちがあります。

回転性能を求めるレース志向の方々はもちろん、ライドの楽しさを追求するファンライド派の方にもおすすめ。

 

自分のバイクがお店にある時はいつでも回転の具合を見て頂けます。

興味がある方はお気軽にお声がけください!