ROAD


電動コンポとカウンターヴェイルのダブルパンチ!Bianchi OLTRE XR3 Disc

2023.Jun. 16

プロチームでも長らく使用され、名車の誉れ高いビアンキ OLTRE XR4。

その弟分という位置付けながらこれまた評価の高いXR3が風魔横浜に入荷してきました。

 

■OLTRE XR3 Disc ULTEGRA Di2 50size

¥737,000-(税込)

 

XR3はXR4のセカンドグレード的な位置づけということになっていますが、実際には上位/下位の関係ではない別のモデルというのが正確なところ。

XR4がピュアレーシングなジオメトリなのに対して、XR3はホビーライダーを初め多くのサイクリストに対応できるようなちょっと優しめの設計となっています。

カーボン素材の違いもあってこちらの方が足当たりが良く、ロングライドにも向いています。

 

とは言えベースとなっているXR4のエアロ性能やルックスはしっかり受け継いでおり、ARIAやSPRINTと言った同社のエントリーカーボンよりも明らかにスパルタンな雰囲気。

フレームの持つポテンシャルも下位グレードとは一線を画します。

 

そのポテンシャルの一端を担っているのがカウンターヴェイル。

近年のビアンキが誇る唯一無二の振動除去テクノロジーです。

 

このカウンターヴェイル、基本的にはスペシャリッシマやXR4といったハイエンドや、OLTRE PROのようなハイエンドに準じたモデルにしか採用されません。

ミドルグレード帯で採用しているのはビアンキの幅広いラインナップの中でもXR3だけ。

CVの味わいが堪能できるという点もXR3の美点の一つと言えるでしょう。

 

コンポーネントは現行のR8100系アルテグラ。つまりDi2で12速です。

BB周りの造形が美しいですね。

 

BB規格はビアンキでは採用例の多いBB86。

標準ではシマノのSM-BB72が付いてくるので、回転系パーツにこだわりのある方はセラミックBBに交換するのがおススメです。

 

新型OLTREやXR4と違い、ヘッド周りは伝統的でオーソドックスな設計となっています。

専用ハンドル・専用ステムを必要とせず、ブレーキホースはフル内装ではありません。

 

電動コンポ&ブレーキホースフル内装。

この条件にあらずんばエアロロードにあらずという感じの昨今ではありますが、ユーザビリティの面ではフル内装ではない方がありがたいのも事実です。

ポジション調整もやりやすいですし、自分の好きなブランドのハンドル・ステムが使えるのは大きなメリットです。

 

ご存じのようにOLTREは新型モデルが既に発表されています。

ですが新型OLTREはXRシリーズとは方向性がかなり違うバイクとなった感があり、XR3の持つ魅力はまだまだ色褪せる事がなさそうです。

店頭在庫は50サイズとなっておりますので、お探しの方はぜひ。

 

なお新型の方は今週末に系列店での試乗会がございます。

「OLTRE RC」「OLTRE PRO」「OLTRE COMP」全てのモデルが揃う貴重な機会なので、ご興味のある方はぜひ足をお運びください。

【新型OLTRE 試乗会開催!!】6/17(土)-6/18(日)@GROVE鎌倉