ASSOS RSR SPEED BOOTIES
2022.Mar. 29
Cycle Sports、Bicycle Clubというスポーツバイク誌を代表する2誌ともに今月号で特集されていた「エアロ」についての特集。
少しでも速く、あるいは効率よくライドしようという方には無視できない重要な、そして気になるテーマです。
ライディングフォームからフレーム、ホイール、ハンドル、ヘルメット、ウェア、ワイヤーの有無、ゼッケンの留め方からアイウェアのかけ方に至るまで、空力を向上させるメソッドは幅広く、そして年々進化しています。
今日ご紹介するのはASSOSのRSR SPEED BOOTIES。世界最高で最先端の技術が集まるオリンピックやWTでスイス代表やASSOSサポートチームにて使用されるエアロシューズカバー。スピードを求めるライダーのためのエキップメントです。
ファスナーやベルクロなどを排した究極にシンプルで流麗な「第2の肌」と言えるシルエット。
足首部分の縦に入る溝、ウィンドチャネル ストライプが優れたエアロダイナミクスを感じさせます。ビブショーツにも使われるライクラブレンドの素材から構成されていてしなやかな履き心地。
前足部は「EVA KANT」という伸縮性のあるゴムっぽい質感の素材。シューズに被せた時のテンションが秀逸で、これによりシューズの凹凸をなだらかにしてくれます。
本国公式の商品紹介で「防風・防水」という記述があったので、「こんな薄いのにうそでしょ」と思い水をかけてみました。
結果は「足首部分はかなり撥水するけどちょっと染みる。前足部は防水と言ってもいいのでは?」というレベル。中に突っ込んだ手のひらにかすかに水滴がつきました。完全防水とは言えなそうですが、ちょっとした雨くらいなら問題なさそうです。
余談ですがシューズは濡れると水分を吸って当然重たくなります。空力よりも重量が気になるアナタも着けない理由はありません。ヒルクライムであっても、特に富士ヒルのような、アベレージは速いし雨が降る予感しかしないし、なんて時にはもはや必須アイテムではないかと思います。
かなり薄いのでどれだけ耐久性があるかは未知数な部分がありますが、ワンミスで千切れてしまう某ラテックス製の商品よりは遥かに長持ちしそうです。履き心地は圧倒的にASSOSの方が快適で重量も軽いです。シューズの凹凸がなだらかになるのもシワが少ないのもわずかにASSOSの方が優秀なように感じます。
まあ、隠す理由もないのではっきり言いますがVELOTOZEと比較しています。
VELOTOZEはキツイしすぐ千切れそうだし、完全に防水しますが穴からは浸水してしまうし蒸れますし。ただし色のバリエーションがあって様々なチームウェアにも合わせやすい点とASSOSと比較して1万円以上安いのは大きな大きなアドバンテージです。当店でもVELOTOZEは取り扱いしていますし私も千切れては買いなおし今でも使っています。ライダーが何を優先したいかで選んでいただければと思います。
シューズカバーによるエアロ化は、「シューズカバー自体の違い 」だけでなく「 シューズがどのような形状か」によって何ワット削減というのがかなり変わるようです。実際にバイクラでは4w、サイスポでは11w改善と少々差がありました。(実験施設・前提条件おそらく同じ) ですが、何かを犠牲にせずに履くだけで空力が改善するならシンプルで楽ちんですよね。
TTやTRACKはもちろんロードやヒルクライムでも、本格的にシーズンインした昨今、ここぞというレースで使って頂きたい逸品です。
ASSOS RSR SPEED BOOTIES ¥14,300-
私、買います。
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当面の間、毎週木曜日の定休日に加え第1・3水曜日(祝日は営業)を休業日とさせて頂きます。
詳しくはSHOPカレンダーにてご案内させていただきます。
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