ROAD


GRAND PRIX 5000 S TR

2021.Nov. 19

とうとう入荷いたしました、GP5000 S TR。

25c、28c、オールブラックとサイドがブラウンの2色展開ですが今回の入荷はオールブラックの25cと28c。

正直入荷数多くありません。

安定供給までは時間がかかるみたいです。

狙ってらっしゃった方たくさんいらっしゃるかと思います。とにかくお早めにどうぞ。

、、、だけですと味気ないので少々GP5000のお話をさせていただきます。

遡ると先代のGP4000S2という本当にみんながみんな使っていた非常に優秀なタイヤがありました。

良く走るのに長寿命。非常に耐パンク性が高くこれを履いているときにはパンクしたことないという方も多かったですね。

自転車屋としては長寿命すぎて、賞味期限を超えても走ってしまうのでぼろぼろのGP4000S2を履いた方を良く見たものです。

さて、2018年後半GP4000→GP5000にモデルチェンジ。

これがまた完成度の高い仕上がりで、ほぼ完ぺきだったGP4000がさらに乗り心地の良さまで手に入れてしまいました。

転がりの軽さ、耐久性の高さ、そしてしなやかな走行感。

クリンチャーとチューブレス(TL)がラインナップされております。

クリンチャーに関しては、もうこれを選んでおけば間違いない、と言っても過言ではない地位を築き上げるほど。当然私も大好きで自分でも使っていますし、お客様にも良くオススメさせていただいてます。

このTLというのがすごく難しい存在でした。

2018年はチューブレスが市民権を得始めたくらいだったでしょうか?

鳴り物入りで発表されたGP5000TLですが、いわゆるシーラントの要らない「チューブレス」なので重量が重ため。25cで295g、クリンチャーだと220g前後です。気密性を高めるためにケーシングが厚くなったりして重たくなってしまうんですね。

当店では結局シーラントを入れた方が安定するのでGP5000TL取り付けの際でもシーラント使っていましたし、そうなると重量のデメリットがどうにも気になってしまいます。走るとすごく転がって良いタイヤなのはわかっていても、です。

あと、ホイールとの相性で、おっそろしく取り付けが大変というのもありました。シーラント使用を前提とした「チューブレスレディ」以上に気密性を高めるには致し方ないのかなと納得するしかない状態でした。

そんなことは当然コンチネンタル自身が自覚していたことでしょう。

そして2018年GP5000発表時より、少しだけ進化した2021年チューブレスホイール事情にもフィットする「チューブレスレディ」での新製品がGP5000 S TRです。

トピックスとしては軽くなってフックレス対応になったところではないでしょうか?

第3者機関による転がり抵抗テストではGP5000TLとGP5000 S TRで案外抵抗値が変わらないというのも見ましたが、GP5000TLもすでに転がり抵抗はすごく低いので。これから精度の高いテスト結果も多く出てきそうですね。そして今後は重量で選択肢から外されるということは無くなるのではないでしょうか。

 

さらにENVEやZIPPなど、ハイエンドカーボンホイールにチューブレスタイヤを前提としたフックレスリムが増えてきたこと。

リムにフックを付ける製造工程はなかなか大変な作業なようで(=値段に反映されてしまいます)、さらにフックが無いことで軽量にもなります。

フックレス唯一の欠点はタイヤの選択範囲が狭いことだったのですが、GP5000が使用できるとなれば、進んでフックレスホイールを選ぶ方も増えるのではないかと思います。

実際のレースでもガンナが世界選手権TTで、コルブレッリがパリ・ルーベでそれぞれ優勝。GP5000 S TRの性能を見せつけています。

2022年、台風の目となること間違いないタイヤです。このタイヤを機にチューブレス化するライダーも増えるのではないかと予想しています。

 

何度も言いますが入荷数あまり多くないです。ブラウンサイドも入荷したらまたご案内いたしますが、気になる方はお早めにどうぞ。

 

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