ROVAL RAPIDE C38 カーボンホイールの価格破壊
2021.Aug. 2
そもそも驚異的なコストパフォーマンスを誇り、高い汎用性を持ち、空力・操作性に優れ、チューブレス対応という全方位型ホイールとして定評の高かったROVALのC38。
SPECIALIZEDに明るい方ならば、昨今原材料費や輸送費の高騰によりアイテムの多くが値上げ傾向にあることはご存じだと思います。
が、C38、さらに安くなりました。
ROVAL RAPIDE C38 Wheel Set ￥110,000-（税込）
単純に安くなったわけではなくパーツが変更されていることも値下げの理由ではありますが、スペックを見るとそうダウングレードしたような感じはありません。
DTのハブが使われており、基本的には数字が小さい方が上位グレードなのですが、350ハブから370ハブに変更されました。
この違いは以前は大きくて、350はスターラチェットというROVALを始めとして多くのブランドが採用する業界のスタンダードを超えた優れた機構、370はトラディショナルな3爪のフリーボディでした。が、DTの3爪ラチェットシステムはスターラチェットへのアップグレードが可能で、それがすでにアップグレードされていますよ、というのが今回RAPIDE C38新採用のRATCHET LN 18Tというわけです。なので370ハブに使われているのは実際にはスターラチェットと変わらないもの、ということです。
文章だと自分でも何言ってんだかわからないのでDTのサイトをどうぞ
ホイールセット重量が旧モデルは1560g、NEWモデルは1600g（リムテープ含む）。使用しているリム・スポークはスペック上は旧モデルと同一の物なのでハブの重量が少々、20gくらいでしょうか、重たくなっただけで価格が￥30,000-も安くなる。どういうことでしょうか。特に回転の中心部の重量は走りにはほぼ影響ありません。
性能はそう変わらないが製造上のコストダウンはうまく出来ているということでしょうか。あるいは戦略的な値付けをSPECIALIZEDが行っているのか、、、とにかくありがたいことに変わりありません。
昨今税込金額表示が義務付けられていますが、税抜だと￥100,000-ジャスト！という見た目にも破壊力のあるプライスです。
このホイールの肝とも言えるリムはチューブレス対応のクリンチャーリム。
高さは38mmと扱いやすくエアロ効果も非常に高い外幅26.6mm、内幅21mmのワイドリム。昨今の太目のロードタイヤはもちろんグラベル・CXにもいい感じのプロファイル。高級ホイールでグラベル突っ込むの怖いんだよね財布的に、という僕のような方にも非常にオススメ。もちろんレースで戦える戦闘力を持っていますが、練習用などサイクリング用途のカーボンホイールとしても最高ではないでしょうか。
また、グラベルタイヤはチューブレスで運用したい方が多いはず。当然チューブレスリムテープとバルブは付属しています。
カラーはマットブラックをベースにツヤのあるブラックデカール。バイクのブランドやカラーを選ばないシンプルなデザインになっています。
ディスクブレーキオンリー、規格はスタンダードなフロント100x12mm、リア142x12mm スルーアクスル対応のSHIMANO11スピードフリーボディ。SRAM12s XDRの方はお気軽にご相談ください。
ディスクブレーキユーザーに限られますが、どんな方でも使いやすい、そんな仕様になっています。
とは言え、正直に言います。上位モデルに当たるROVALで言うとALPINISTやRAPIDE CLXなどのホイールの方が軽かったり、かかりの良さが違ったり、値段の違いは確実にあります。「勝ちたい人」は上位モデルを選んでいただくのが良いですね。
ただ、値段分違うかと言うとやっぱりC38は相当に優秀じゃないかなと。国内正規販売店を経由して安心して購入できる、保証付きのこの金額のホイールって他にあるでしょうか？差額で他の自転車用品を充実させたり、家族に贈り物をしたり、人生を豊かにしてくれることには違いありません。
性能だけでなくルックスや価格、使用用途も含めてオールラウンドな仕上がりのRAPIDE C38。
とりあえず少量ですが入荷しました。この夏、初めてのカーボンホイールの方から2つ目3つ目の方まで。RAPIDE C38 オススメです。
お客様の安全とスタッフの健康状態を保つ為、何卒ご理解とご協力の程よろしくお願いいたします。
2月1日より当面の間、毎週木曜日の定休日に加え第1・3水曜日（祝日は営業）を休業日とさせて頂きます。
詳しくはSHOPカレンダーにてご案内させていただきます。
ご不便をお掛け致しますがご了承の程よろしくお願い申し上げます。