MTB


【TRAIL DAYS】気になるSPECIALIZED最新MTBを試乗して参りました!

2020.Oct. 30

スペシャライズドジャパンの開催するMTB試乗会、トレイルデイズにお邪魔したのでご紹介します。場所は小田原のフォレストバイク。最近新設された浦島さん監修の「ニンジャトレイル」で各種最新MTBを一気乗りして参りました。

そもそもニンジャトレイルですが、非常に気持ちいいバームとコブの連続で、テンポよく走れる素晴らしいコースでした!当日の路面コンディションも最高でして、乗れる限り乗り倒してきました。

クリーンな路面でフルサスでもハードテールでも100%楽しめます!

少し離れた場所にあるきれいなコテージには最新のモデルがずらっと展示されていました。壮観です。

ちなみに私の身長は176センチです。試乗したほとんどのバイクが29インチでしたが、コーナーでの取り回しで重たい感じは皆無。すごいですね。それではざっくりですが以下各モデルの感想となります。

 

【FUSE COMP】

前後29ですが、びっくりするほど曲がります。間違いなくチェーンステーの短さが影響しています。フレーム・フォークともに高剛性なので何の不安もなくコーナーに入っていける安心感があります。また、自分の身長からするとLは大きいような気がしていましたが、全然いけます。そこもびっくりポイント。ニンジャトレイルのようなある程度クリーンな路面のパークであればベストマッチなバイクに感じました。

 

【STATUS 140】

気になっていた前後異径ホイール・マレット仕様のstatus。実際マレットってどうかな?と思っていましたが、これまたむちゃくちゃ曲がります。少し車体を傾けるとすぐ車体の向きが変わり、後輪がついてくる感覚は病みつきになりました。人によってはキワモノ感を感じるかもしれないマレット、初めて乗りましたが違和感ゼロ!また、140ストロークはニンジャトレイルにピッタリでした。

 

【STATUS 160】

140に比べてストロークが伸びた分、スピードに乗る時の安心感が変わります。こちらもマレットですのでクイクイ曲がってくれる感覚は140と同様でした。ニンジャトレイルのようなタイトなコースからゲレンデまで一台で済ませるならこれかな、という感じです。s3,s4と両方乗りましたが、わりとどっちもイケます!ただ今回走ったニンジャトレイルではs3のほうが楽しいですね。

 

【STUMPJUMPER EXPERT】

まず漕ぎの軽さが異次元!ニンジャトレイルはスタート地点まで舗装路を登っていくのですが、STUMPJUMPERはダントツで楽に登れます。何ならハードテールのfuseより漕ぎが軽いように思えてしまうほど。トレイルの走りは、バイクの挙動の軽さが際立つ印象でひらひら走れて気持ちいいですね。ピボットレスのリアバックですが、案外固い印象はありませんでした。

【S-WORKS STUMPJUMPER EVO】

今期最注目のSTUMPJUMPER EVO。第一印象は、超軽くて超曲がるダウンヒルバイクという感じ!試乗したsj evoのセッティングがローBB、スラックだったのも影響あると思います。とにかく低重心で安定するんですが、バイクの挙動は驚くほど軽いです。レーシーな走り、フリーライドチックな派手な走り、両方こなせる可能性の塊のようなバイクに感じました。ニンジャトレイルでも楽しいんですが、これはゲレンデ持っていったら間違いなく最高です。ニンジャトレイルならヘッドは立てたほうが楽しいですね。リアホイールサイズ・BBハイト・ヘッド角をいろいろ変えつつ理想のバイクに近付ける過程を楽しみたいと思えるバイクです。

あとfox factoryの前後サスがとにかくスムーズ。荒れた路面では、凹凸を感じつつも不快な細かい振動だけ無くなるイメージです。

 

【LEVO SL EXPERT CARBON】

反則のEバイク、LEVO EXPERTです。今回の試乗会では丸一日登って下ってを繰り返して右ひざが少々悲鳴を上げた私ですが、このバイクなら絶対に問題ありません。自走で登るようなコースを反復する場合、このLEVOが最適解かな、と思いました。コースでの走りはというと実にニュートラル。クイックすぎずゆったりすぎず、一切クセがありません。バッテリー・モーターを積んでいるにもかかわらず走ってしまうと重さを全く感じないのも驚きでした。自走・ゲレンデ・今回のような反復コースなどを本当に1台で済ませるならこのLEVOが最強かもしれません。

 

【CHISEL COMP】

今年モデルチェンジしたCHISEL。旧CHISELは所有して乗っていますのでそれと比較すると、明らかに下りの走りやすさが強調されています。今までのCHISELの印象からすると、ここのトレイルで楽しめるのかな?と思っていましたがそんな不安はすぐに払拭されました。漕ぎの軽さやリアバックがしなやかなのは旧CHISELと同様。常設のコースでここまで楽しめるとは思いませんでした。

 

試乗したバイクはどれも魅力的で、本気で欲しいバイクが増えてしまいました。10月31(土)・11月1日(日)に一般の方向けの試乗会も開催される予定ですが、現時点で満席となっておりました。今回の記事に書ききれていないことも多々ございます。気になることがございましたらぜひ風魔横浜店頭で、お気軽に聞いてください。

 

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