MTB


2020 新型ENDUROを試乗してきました

2019.Sep. 2

前後ストローク170mm、29インチホイールをひっさげ、電撃的に発表されたSPECIALIZEDの新型ENDURO。

海外のMTBフォーラムでは話題を席捲しまくっていますね!

国内発表の前から海外サイトでその姿を知っていた方も多いのではないでしょうか。

 

実は先日ふじてんでひっそりと試乗会が開催されていたのですが、ゲレンデライドが大好物の風魔横浜スタッフとして、そんな機会を見逃すわけにはいきません!

もちろんじっくり試乗してきましたよ~。

インプレッションを語る前に、新型ENDUROの特徴を簡単におさらいしてみましょう。

 

新型ENDUROの特徴の第一は、後輪のストロークの軌道です。

殆どのフルサスMTBというのはメインピボットやその周辺にある仮想ピボットを中心に円を描く様に後輪が動くわけですが、ENDUROの後輪はストローク始めで後ろに逃げる様に動く設計となっています。

多くのバイクが障害物を乗り越える際に後輪が引っ掛かってしまうことがあるのに対し、そのような状況でもスピードを殺すことなく走れるというのが強みです。

 

リンク部分はかなり複雑な作りになっていますが、近年のセオリーに沿ってユニットは下方にレイアウトされ、低重心化を図っています。

注目したいのはメインピボットがBB軸よりもかなり前に配置されていること。

色んなフルサスバイクを見て来ましたが、メインピボットがここまで前方にあるのは初めて見ました。

これにより衝撃吸収性能を殺さずにペダリング効率を大幅アップすることに成功しています。

 

ユニットの付け根あたりに内蔵されているチップを入れ替えることでBBハイトを下げると同時にヘッド角をさらに寝かせることが可能との事です。

この辺は車体が入荷したら改めて掘り下げてみようと思います。

ちなみに試乗車はすべて寝かせたセッティングでした。

 

おなじみのダウンチューブの収納スペースも健在!

試乗してみて最初に感じたのは漕ぎの軽さ。

仮にも170mmストロークの重量級バイクなのにありえないくらいスイスイ進みます。

XCバイク並みとはさすがに言いませんが、そこらのトレイルバイクよりも軽い印象。

エンデューロバイクにあるまじき登り性能です。

 

次に思ったのはハンドリングの良さ。

ちょっとローカルな話で恐縮ですが、ふじてんの馬車道コースのスタート直後って入り組んだ平地になっていますよね。

こういうセクションって29erの得意な分野ではないんですが、ENDUROはくいくいと曲がっていけます。

 

そして下りに入ってからはもう・・・圧巻です。

とにかく速いの一言。しかも安心してスピードが出せます。

細かい凹凸にもしっかり反応するし、高速域で大きな衝撃が来ても170mmのストロークと29インチの恩恵で全然気になりません。

それと根っこの存在が全然気にならないですね。後輪のストローク軌道は伊達ではないです。

リンク周りのプログレッシブ感が強く、どれだけ荷重したらどれだけ踏ん張るかという挙動もつかみやすいので、ジャンプもしやすく乗ってて楽しい。

何から何まで凄すぎて、思わず笑いが出てきました。

 

正直乗った事を軽く後悔しています。

断言しますが、このバイクに乗って欲しくならないライダーはいないと思います!

そしてこのバイクを購入したら各地のゲレンデのシーズン券もついでに購入したくなることでしょう。

間違いなく現在最も進化したエンデューロバイクの一つです。

 

それとよく言われるサイズの展開が大きすぎなんじゃないかという点ですが、乗ってみると数字ほど大きな印象は受けませんでした。

自分は身長168センチ、普段はSサイズに乗っていますがS2でぴったりでした。

オフィシャルな適応身長は特にないとの事ですが、160センチ台前半くらいの方でも問題なくお乗り頂けるのではないでしょうか。

人によってはドロッパーを短い物に変えた方がいいかもしれません。

今週末の9月7日~8日にかけて、ふじてんでスペシャライズドオフィシャルの試乗イベントも開催されるようです。

ここまで早いタイミングで乗れる機会はそうそうないので、ご興味がある方はぜひ行ってみて下さい。

ロングストロークの29erもついにここまで来たか!と唸らされること請け合いです。

 

実はスタッフの一人は早々に購入を決めました。

近日入荷予定となっていますので、こちらも組みあがり次第ご紹介いたします!