MTB


CUSHCORE XCをお取り付けしました

2019.Aug. 6

チューブレスタイヤの走りの質を高めるアイテムとしてすっかり定着した感のあるCUSHCORE。

皆様の周りでも、緑色のバルブが生えたホイールを見かけることが増えてきているのではないでしょうか。

私も使っていますが、コーナーでタイヤがよじれにくくなるのでバイクを倒す際の不安が少ないのがいいですね。

ほかにもガレ場での挙動の乱れがなくなったりと様々な効果が見込めますので、ゲレンデライドをメインにしている方は絶対に入れて損なしですよ!

そんなCUSHCOREから「XC」というバリエーションが最近登場しました。

スタンダードなものよりもちょっと薄めの作りで、その分重量も軽めというもの。

その名の通りXCバイクやライトなトレイルバイク向けといったところでしょうか。

今回はスタンダードなCUSHCOREからの付け替えの作業をご依頼いただきました。

 

こちらが今まで使われていたCUSHCORE。

リム打ちを防いだ痕が全周に渡って確認できます。

そもそもこういったタイヤインサートというのはリム打ちを防止するのが第一の目的だったわけですが、こうして見るとその重要さがわかりますね。

XCと普通のCUSHCOREを比べてみました。

下の薄い方がXCですが形もだいぶ違います。

肝心の重量はというと、実測ではスタンダードな方が1本250g~260gなのに対し、XCは150g前後でした。

前後で200g近く変わる計算になりますので、登りの比重が多いライドだとXCの軽さはかなり効いてきそうですね。

 

正直なところショックアブソーバー効果やタイヤ剛性の向上といった点は通常のCUSHCOREの方が上かと思いますが、何も入れない状態よりもそれらのメリットを享受できるのは間違いありません。

XCのウリはそれに加えて低圧でのトレイルライドを不安なく楽しめる事に尽きるのではないでしょうか。

重量増を理由に導入を躊躇していた方はぜひ試してみてください。

 

それと作業した時に感じたのですが、ノーマルなCUSHCOREよりも大分インストールが楽です。

その薄さゆえ、クッシュコアの組付けで必須となる「クッシュコアの下にタイヤビードを潜り込ませていく」という作業がやりやすいのが理由でしょうか。

この手軽さならCUSHCOREのお試し版として割と気軽に導入していただけるのではないかとも思います。

ノーマル版とは推奨リム幅の違いなどもありますので、ご興味のある方はぜひご相談ください。

まもなく700Cのグラベルタイヤ用も国内入荷する予定とのことですので、こちらも要チェック!