【スタッフの海外ライド記】2017EWS R8 Italy – その4 プラクティスDay2
2017.Oct. 28
プラクティス2日目
今日も待ち合わせは9時にホテル前で。
ホテルの朝食をしっかりと食べて準備も万全です。
今日は割と賑やかに、人数も5人で行動です。
前の3人は仲間のようで、訛りからイギリス人ぽい。バイクもOrangeだし。
後ろを振り向けば、けん引するバイクトレーラーにはこんな感じでバイクが積載されています。
この周辺のシャトル会社はみんな一様に、
このように自転車を簡単に積載して固定できる形状のトレーラーを使って搬送しています。
知り合いに製作してもらっているそうです。
今日はレースDay2のStage4からStage7までを走ります。
今日はどうやら順番通りのステージ順で巡るわけでは無さそうで、
車内のだれも、どこに連れていかれるか分かっていない感じでした。
大丈夫か?向かっているのか?とライダーが僕に聞いてきますが、僕が知ってるわけないです笑
ドライバーに聞いてみたら、ドライバーも前の車に付いて行っているだけでした笑
ということで、まず最初に到着したのはStage6 “Briga Right”
目の前にはInes Thoma【FB】とJustin Leov【FB】が。
Finale Ligureのトレイルは、海に近づくほどロックセクションが多く、
土質も白くてサラサラとして、岩が削れてできたような感じになってきます。
Briga RightはイージーなXCトレイル(難易度はブルー)と言った感じですが、
レースともなれば漕ぎ続けなければならないし、登り返しもよりタフになってきます。
シフトチェンジもキモになります。
今日はサクサクっと走って次に向かいます。
一番手前のバイクは同乗のスイス人ライダーのBMC Trailfox Carbon 29er.
それぞれのライダーのお国柄が出てるような気がします。
次に向かうステージは、方向から察してStage7のDH MENです。
EWSの象徴的ともいえる最終ステージ、初めて走ることに期待が込み上げてワクワクします♪
公道から急な斜面を約15分登るとスタートポイントに到着
スタートは緩やかですが、だんだんとその本性を現し始めます。
見て下さい!斜面の向こうに吸い込まれるような目の前の景色を!
レースではこの両側に1000人以上ものギャラリーに囲まれて走るんです。
各国のライダーもみんなそのことだけでも興奮するね、と言っていました。
ブレーキをかけてもまったく止まらないようなザラザラの土質、
深いドロップオフの後のコーナー、ラインチョイス次第でコーナーを抜けるスピードも変わってきます。
しっかりと進入ラインと抜ける方向、さらにその次のコーナーも考えてラインをチョイス。
この先のコーナーは大きく外側から使いたいので、
止まらないスピードで手前のドロップをどうやって進入して、
どこに抜けるかしっかりと頭に叩き込みます。。。
皆を待たせて最後にみんなの待っているシャトルに戻って次のステージへと出発。
ステージ4 Dolmenをまわり、その出口付近で待ち合わせステージ5Val Navaに向かいます。
途中でトレーラーのゲートの安全チェックをするため路肩に止まりました。
この手のトレーラーはイタリアのこの辺りだけなのか、
誰に頼めば作ってもらえるか、とフランス人ライダーがしきりに聞いています。
自国でのシャトルサービスで使いたいようです。
残すはあとステージ5のみ
時間もまだ12時になろとしている頃。
前のシャトルのドライバーが『お昼だしコーヒーでも飲もうよ。』
と言って、通り沿いのカフェに立ち寄りました。
手前のライダーは今日のプラクティスでクラッシュして、左手の甲を冷やしています。
後日包帯を巻いてぶら下げていたので、恐らく骨折?してしまったようです。
今日のライドは年齢層高め、マスターズ・クラスのメンバーぽいです。
それぞれ軽くコーヒーで口を潤す程度で、ゆっくりしてから次のステージ5へ向かいます。
Stage5 Val Nava
コース終盤終わってちょっと時間もあったので、農道を登ってみました。
このコースは後半にロッククライミングのできる岩場を通って来ます。
ふもとから見返すと、こんな感じの岸壁が見えます。
この後は自走でホテルまで戻り、
18:30から広場にて行われるブリーフィングに参加します。
さていよいよ明日からレース本番。
まずはしっかりと休んで明日に臨みます。
つづく。