【スタッフの海外ライド記】2017EWS R8 Italy – その2 準備
2017.Oct. 17
イタリア到着2日目
今日からレジストレーションが行われるので、
ゆっくり朝食を取ってから、車体を組み立てて受付を済ます予定です。
夜も明けきらないうちに起床し、
【ホテルに隣接する教会 Chiesa Di San Giuseppe Calasanzio】
体と体内時間を現地時間に慣らすためと思って、目覚ましがてら海岸までランニング。
ホテルから海岸までは徒歩で10分くらいの距離。
日差しの強い夏には、このビーチに日光浴をしに街の人だけでなくヨーロッパから大勢の人々が集まります。
今の時期は8月よりも水温もが暖かく泳ぐにはいいですね。
メイン会場となるヴィットリオ・エマニュエレ広場は閑散としていましたが、
朝7時頃には、街の通り沿いや広場周辺の小さなカフェの中でコーヒーを飲む人の姿を良く見かけました。
これがイタリアの朝の日常なんですね。
【広場 – Piazza Vittorio Emanuele II】
【広場周辺のストリート】
【広場周辺は狭い路地裏が良い雰囲気です。】
朝8時前にホテルに戻って朝食を取っていると、
ホテルの目の前を、次々と山へ向かうマウンテンバイカーたちの姿が。
『あれ?どうしたんだ。これはマズイのか? トレイルに行けるじゃないか』
とふと我に返り、朝食をそそくさと切り上げてすぐに自転車の組立てを始めました。
バイクを組立てて車体チェック、調整が終わると既に12時前でしたが、
トレイルマップを見て縦横無人に広がるトレイルネットワークを見れば、
すぐにでもどこかトレイルを見付けられて小1~2時間は乗れる!
街中で一人で地図を眺めているマウンテンバイカーに声を掛けて話しかけたあと、
ベンチに座って携帯トレイルマップを取り出していたドイツ人のステファンに声を掛けて、
一緒にライドすることに。
色々話した結果、彼の案内でテクニカルなトレイルへ。
トレイルまでのアプローチ中には、マウンテンバイカー同士やはり話が色々と弾みます。
家族で旅行に来ていること、キャンプサイトまで戻る予定だったこと、
奥さんもマウンテンバイカーで、3年前にEWSでフィナーレ・リーグレを走ったこと、
ドイツでのトレイル事情などなど。
実はこのルートは、ステージ4 ”Dolmen”へのアクセス道路だったので、
予めトレイル入口まで行けたのはラッキーでした。
試走はまだできませんが、コースウォークはできるので、時間の合間にちょっとだけ下見を。
【スタートしてからの長いストレート区間の後の1stコーナー】
彼と別れた後はレジストレーションまでまだ時間が余っていたので、
同じルートをおかわりしに向かいました。
が、なぜかトレイルに入ってから分岐を間違えてしまい山の中の居住跡?に出たり
少し戻ってから、激スイッチバックを経てようやく元のトレイルに合流。
タイトコーナーとドロップの多いトレイルで楽しかったです。
15:00からのレジストレーション時間には、
ホテルでシャワーを浴びてから向かうほどの余裕だったのですが、
イタリアだからなのか、スケジュールが遅れていて受付は17:00時からになるとのことで一旦ホテルに戻ります。
世の個人参戦プライベーターは、もちろん整備も各自でやらなければなりません。
空いている時間を惜しんで洗車と整備チェック、サスペンション調整などを済ませます。
ここのホテルHotel Florenzにはバイク用のストレージが完備されていて、
外では洗車もラクラクとできるし、古びてはいますがバイクスタンドがあるので整備も悠々とできました。
夕食の買い出し、次の日に備えて休養する時間を考えると、意外とぶらぶらしている暇もなく、
またレジストレーションを受ける為に広場へ向かいます。
レジストレーションでは、エントリー確認のほかナンバープレート、マーキングステッカー等を受け取ります。
これらがないとレースはもちろん、各ステージの入り口でチェックを受けるので、
プラクティス走行もできません。
レストランでパスタでもと思ったのですが、
なにかと時間が押してしまい、スーパーでフルーツやチーズ、パンチェッタやお惣菜などを買って
今日は体調を整えるために、早めに寝て明日からの練習走行に備えます。
【スーパーに並ぶチーズの数々、生ハム・サラミの種類も豊富でした。】
つづく。