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あなたのバイクは大丈夫?定期点検のすゝめ(ブレーキ編)

2021.Nov. 20

昨今のスポーツバイクに普及してきたディスクブレーキ。

リムブレーキ全盛の以前と比べメンテナンスをさせて頂く割合としては逆転したように感じます。

ロードバイクやMTBの油圧式ディスクブレーキで「ブレーキからシャリシャリと音がする」「レバーの引きが重い」「ブレーキが効きずらくなった」といったご相談をいただくことが増えています。

程度にもよりますがこのような症状はブレーキのメンテナンス、消耗パーツの交換を行う事で治まることがほとんどです。

 

こちらはロングライドやヒルクライムを楽しまれている方のバイクのパッド。

左側の新品と見比べるとブレーキ面の残量の違いがお分かりいただけるのではないでしょうか。

油圧ディスクブレーキはパッドが減っても引きしろの変化がないため、気付いたら残量ギリギリだったということも…。

 

ここまで摩耗するとピストンも多めに出てしまってブレーキタッチがファジーに。

ピストンが出すぎているとパッド間のクリアランスが狭くなるのでシャリ音も出やすくなります。

 

気付いたらこんなことになっていたということも。

ここまで行ってしまうとローターはもちろん、キャリパーも要交換の恐れがあります。

こうなる前に定期的なチェックがおすすめです。

 

ブレーキパッドの交換時には合わせてキャリパーのクリーニングもさせて頂いてます。

ブレーキダストが付いたままですとパッドを押し出すピストンの動きに影響します。

クリーニングをしないとピストンの戻りが悪くなりブレーキの引き摺りの原因になります。

 

キャリパーのクリーニングの目安は2ヶ月に1回程。

ブレーキレバーのタッチが乗り始めの時のように軽やかになりますよ。

 

写真のバイクは日々の通勤からオフロードまで幅広いシーンでお乗り頂いているバイク。

ブレーキタッチに違和感があり、オイル交換をすると…。

新しいオイルはキレイなピンク色ですが黒く濁ってしまっています。原因はオイルに熱が加わったことによる変色、ブレーキパッドの削りかす等のブレーキダストがピストンから入ったことが考えられます。

 

オイル交換の頻度はあくまで目安になりますがシマノ、MAGURAなどのミネラルオイルでは年に一回。

SRAMなどのDOTフルードは半年に一回が推奨となっております。

ブレーキフルード気付かぬ間に劣化してます。

パーツのメーカーによってメンテナンスサイクルなども異なってきます。

メンテナンスは調子が悪くなってからよりも、定期的な点検による早めの”予防整備”が重要です。

ご不明な点はいつでもスタッフまでお問い合わせ下さい。

 

 

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