ROAD


【Specialized Turbo】ミッションコントロールでチューニングのすゝめ

2020.Nov. 18

軽い、速い、楽しい!お陰様でSpecializedのe-Bike、ご購入頂いた方からは大変な好評を頂いております。皆様思い思いに楽しんで頂けているようで本当に何よりです。

 

しかしながらミッションコントロールアプリを有効活用している方が少ない印象を受けるのが少しだけ残念。アシストのチューンなどは少し設定を変えるだけでフィーリングが大きく変わるだけに、積極的にカスタムして頂くことで更なる楽しさが味わえます。そこで今日はチューンの一例をご紹介。

 

 

ミッションコントロールのチューンという項目を開いたところです。エコ、スポーツ、ターボそれぞれでサポートとピークパワーが設定可能。2項目あるのが少し分かりにくいですが、下記の様にイメージして頂くと良いです。

・ピークパワーを上げればケイデンスを上げていったときの最大出力が高まります。

・サポートを上げればより低いケイデンスで最大出力が得られます。

特にサポートは少し上下するだけでアシスト感が大きく変わります。ターボの特色である自然なフィーリングを高めるなら少なめに、より楽をしたいなら高めに設定すると良いでしょう。

 

試しにこんな感じにしてみます。エコモード、スポーツモードでサポートとピークパワーをそれぞれプラス10%。

するとどうでしょうか、標準ではやや物足りないエコモードがスポーツモードに近い感覚で、なおかつスポーツモードをプチターボモードのような感覚で使えるようになりました。これだとターボモードはほとんど使わなくても良さそうです。

 

とてもいい感じになりましたが、気になるのはパワーを上げたことでどれくらいバッテリーの減りが早まるのかということです。愛車のCREOでいつものヤビツに行って実証してきました。

 

自分の中ではTURBOのテストコースと化しているヤビツ峠。自分の家から麓までは55キロ、獲得標高は480メートルです。

ここまではオールエコモードでやってきました。もちろんレンジエクステンダーありです。

 

 

バッテリーの減りはこんな感じ。左が出発時点、右が名古木交差点についたところです。大体20%の減りと言ったところですね。

 

標準設定だと大体いつも15%なので、やはりパワーが上がった分だけ消耗は増えています。増えてはいるんですが・・・道中ラクできたわりに5%しか違わないじゃん!という印象。

そこそこアップダウンのある道を55km走って20%しか減っていないなら十分すぎるほどじゃないでしょうか。

 

 

いよいよヤビツを登っていきます。モード選択はもちろんプチターボモードならぬスポーツモードで!

 

んー、やっぱり楽ですね。標準のスポーツモードで登った時と比べると疲労が断然少ないです。

 

気になるバッテリー消費は34%ほど。ちなみに標準スポーツモードでは30%弱、ターボモードで38%くらいでした。

タイムの方はというと、今回の記録は40分ジャスト。以前走った時は標準スポーツモードで42分、ターボモードで35分でした。上げたパワーの量と比例していないのが気になる所ですが、中間に収まっているので良しとしましょう。

 

ライダーの体重やコンディションでこの辺りの数字は大きく変化します。標準体重の方でしたらバッテリーの消費度合いやタイムはもっと改善されるはず。今回の結果はあくまでもご参考と言う事で。

 

ミッションコントロールアプリではこのほかにも様々な事が行えます。入力した距離や獲得標高に合わせてバッテリーを使いきれるようにパワーを自動調節してくれるなんて機能もあったりします。

 

TURBOシリーズという優れたハードをさらに引き立てるソフトがミッションコントロールアプリ。これを使わないのはもったいないです。

今まで設定を変えたことがないという方はぜひ色々試してみて下さい。自分の好みにぴったりはまる設定を見つけられた時の喜びは大変なものですよ。

 

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実際は何キロ走れるの?Turbo Creo SLのバッテリーを検証しました

2020.Jun. 22

Creoの航続距離は最大195キロということになっていますが、実走ではもっと伸びることもあると言われています。本当の所はどうなのか?最近ヤビツによく行くので、実際に走った時のデータを見て頂こうと思います。なお、レンジエクステンダーありでの走行を前提としています。

 

おなじみの名古木の交差点までやってきました。ここまでの距離は55キロ、獲得標高は480メートルでした。走行モードはエコモードオンリー、バッテリーの減りはどうでしょうか。

 

メインバッテリーの残量は84%、レンジエクステンダーは89%。驚きのエコっぷりです。55キロ走ってこれなのですから、このペースが続けばあと300キロくらい走れちゃう計算ですね。うーん、優秀。

 

気を良くしつつヒルクライムに突入!長い上りではエコモードだとつらいので、ノーマルモードで登坂します。

 

ノーマルモードでヤビツを一発登った後の状況がこれ。随分減った印象ではありますが、家に帰るには十分なバッテリー残量なので良しとします。

 

行きと全く同じルートで帰宅。ちょっと無茶しても十分持ちそうだったので、帰りは全行程ターボモードで走りました。家に到着した時点でのバッテリー残量がこちら。オールエコモードで走った往路よりは減りが激しいですが、55キロ走って40%ほどしか使っていない計算となります。

 

別の日にはターボモードで登りました。ノーマルモードで登った時よりも消耗は激しく、登頂した時点でバッテリーの残量はそれぞれ50%とちょっとでした。(スクショを撮り忘れたのが残念)。

帰りはまたしてもオールターボモードで、着いた時点での残量は10%/15%ほど。

 

ここから分かるのは、平地に近いコースを走っている限りはバッテリーはあまり消耗しないということです。特にエコモードでは顕著。逆に長い上りでモーターが常に稼働し続けているような状態ではバッテリーも相応に使うということですね。

 

もちろんライダーの体重によって消耗の度合いは大きく異なってくると思います。標準体重の人ならもっともっと良い数字になるんじゃないでしょうか。

 

どうでもいいですがデイリー~頂上までのタイムはノーマルモードで42分、ターボモードで35分でした。普段のペダルバイクではありえないタイム。速い人はこういう感じで走っているのかと感動しました。この感覚は病みつきになります!

皆さんも是非eバイクライフを送ってみて下さい。

 

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【スタッフバイク】TURBO CREO SLを買いました その2

2020.May. 6

CREOを買ってからというもの、毎日の通勤が楽しくて仕方ないスタッフ佐藤です。こんにちは。

坂道が多いルートを選んで通勤したり横浜市内を探検したりして遊んでいますが、ただそれだけの行為がめちゃくちゃ楽しいです。いずれ落ち着いたら県外の峠などを攻めに行きたいですね。

 

そんな感じで楽しんでいますが、e-bikeを所有してみて様々なことが分かりました。CREOひいてはe-bikeについて懐疑的に感じている方も多いのではないかと思いますので、本日はその辺りのお話をしたいと思います。

 

e-bikeは「スポーツ」なのか

①自分の足で漕いでこそ自転車は達成感を味わえるわけだし、e-bikeは邪道では?

②時速24kmまでしかアシストが効かないと聞くけど、そんなので楽しいのか?

自分もCREOを買う前はそんな風に思っていました。しかし乗ってみるとCREOは意外にもちゃんとしたスポーツでした。

 

①について言えば、確かに登り坂を普段通りの速度で走るならさほど力は必要としません。アシストをフルに生かせば軽く踏むだけで200ワット超の力で登れます。でも200ワットそこそこのパワーではそれなりの速度しか出ません。

 

こんな激坂でもゆっくり走る分にはほとんど踏まなくても登れますが、ある程度の速度を出そうと思ったらそれなりに踏む必要があります。頑張って踏んで速度が上がってくると自然にアシストが弱まる様になっているので、激坂になればなるほど真に迫ったヒルクライム感を味わえます。本来の脚力では絶対出せないスピードで登っていく感覚はとても快感。それを味わいたくて登りはつい頑張っちゃいますね。

 

②に関して言うと、これは全くと言っていいほど気にならないです。自転車で一番パワーを必要とするのはゼロ発進からの加速や登りなわけで、巡行速度でクルージングするならアシストはなくても苦になりません。むしろ「アシストが効かない速度域で走る=バッテリーを節約できる」なので、24kmでアシストが止まるのはメリットとすら思えます。

e-bikeとしてのCREOの実力

■モーターパワー

Turbo SL 1.1モーターの定格出力は240ワット、最大トルクは35Nm。BOSCHなどは最大トルクが50Nmや70Nmなので、それに比べれば非力と言えます。でもそんなことは全然気になりません。なぜならCREOの車体重量は規格外の軽さだからです。アシストを切っても「ほんのちょっと重いロードバイク」くらいの感覚。本体重量20kg前後のバイクではこうは行きません。

 

■航続距離

優秀です。エコモードで130km、レンジエクステンダー込みで195km走れるという事になっていますが、これは登りと下りと平地を等距離走り続けた場合の理論値なので、実際のライドではそれより伸びる可能性が高いです。先日ノーマルモード7割、ターボモード3割くらいの割合で獲得標高1000m/距離110kmくらいのライドをしてきましたが、帰宅時点でのバッテリー残量は40%くらいでした(レンジエクステンダーあり)。

 

■ペダリングの自然さ

SL 1.1モーターの出力特性はケイデンスと密接に関係していて、およそケイデンスが75RPMの時に最大出力が発揮されるようになっています。漕ぎだした瞬間にいきなり最大出力というわけではなく、ひと漕ぎ二漕ぎしてからアシストが効きだす感じ。この感覚がとても自然でいいですね。

 

足を乗せた瞬間から全開という特性のe-bikeも世の中にはあって、それはそれで楽しいです。しかし思わぬ急発進でヒヤッとしたり、路面状況によってはホイールスピンを起こしたりしかねないので、自分はCREOの自然な感じが好ましいと思います。発進時だけでなく、アシストが切れる時もスピードの上昇と共に徐々に切れていくので、24kmに達した瞬間にペダルが重くなるということもありません。

 

■FUTURE SHOCK

CREOのすべてのグレードにはFUTURE SHOCKが採用されていますが、これがすごくいいです。バイクのジオメトリがオールロード寄りなのもあって、下り坂でのスタビリティがずば抜けています。時速60kmくらいで飛ばしてもフロントが跳ねないので全然怖くないし、前輪がしっかり噛むので思いどおりのラインで曲がっていけます。電動自転車ライドで登りが楽しいのは当たり前ですが、登った後は当然下りがあるわけで、登りも下りも両方楽しめるなんて最強じゃないでしょうか?

 

CREOの欠点

小さめサイズのフレームだとダウンチューブ側のボトルケージ取り付け位置が高く、ロングボトルの収納に難があります。解決方法はいくつかあるのでそんなに気にしていません。もう一つ強いて挙げるなら価格の高さでしょうか。とはいえCREOでしか味わえないプレミアムな体験に対しては適正な価格ではないかと思います。

 

それ以外は完璧です。e-bikeとして完璧なバランスを目指したとスペシャライズドが言っている通り、パワー、重量、サイズ、走行可能距離、ライドクオリティー、どこにも隙がありません。市場で敵なしとの評も納得。

ロード仕様とグラベル仕様、買うならどちら?

これはよくご相談を受けます。自分はグラベル的なアドベンチャーよりも舗装路での安楽さが欲しかったのでロード仕様にしましたが、グラベルライドとe-bikeの相性は最高とよく言われているのも事実です。

実はどちらの仕様もフレームは共通で、ハンドル、ドロッパーポスト、タイヤ以外の違いはありません。あとで別の仕様のバイクが欲しくなったとしても、とりあえずタイヤだけ変えれば対応できます。

 

どちらの仕様にするにしても、レンジエクステンダーの購入は強くお勧めします。バッテリー残量を気にせずターボモードを気兼ねなく使えるのとそうでないのではライドエクスペリエンスに雲泥の差があります。

結論-CREOは買いなのか

買い一択です。CREOはe-bikeの決定版と言ってもいいでしょう。

ロードバイクとしての完成度がそもそも高いのに加えて、それにインテグレートされる形で作られたスペシャライズド渾身のモーターユニット。これが悪いはずがありません。

専用アプリでの故障診断や一年間の自転車保険が付いて来るなどアフターサポートも万全。

 

あなたはあなたのまま、さらに速く。興味がある方はお気軽にご相談ください。


【スタッフバイク】TURBO CREO SLを買いました その1

2020.Apr. 26

スペシャライズドが満を持して国内展開を開始したeロードバイク、TURBO CREO SL。

その業界向けの試乗会に参加してきた店長が、「初めてロードバイクに乗った時の興奮を再び味わった」だの「今まで見たことのない景色を見られる」だのと毎日言うものですから、物欲に火が付きやすい自分はすっかり感化されてしまったのでした。

 

そんなわけで貯金をはたいて人生初のe-bikeを購入しました。CREOにはノーマルなロードバイクタイプのパーツがアッセンブルされたものと、グラベル系のパーツが付いたEVOというタイプの2種類がありますが、自分が選んだのはロードタイプの方。グレードはS-WORKSです。

 

最初にお断りしておきますが、自分が買ったS-WORKSのCREOは正式販売前から予約で完売となってしまいました。お客様を差し置いてそんなバイクに乗るのが褒められたことではないのは承知しつつ、皆様の参考にして頂きたいという思いでバイクの紹介をしていきます。

 

CREOの実物を見てまず驚いたのがそのスマートさ。ドライブサイドだけを見てぱっと見でe-bikeだと気づく人はいないんじゃないでしょうか。ダウンチューブの太さも不自然さを感じるほどではなく、この中にバッテリーが詰まっているとは信じられません。

 

ノンドライブサイドからはモーターの存在をはっきり確認できますが、e-bike全体の中でも非常にコンパクトです。ソフィスティケイトされたルックスはユニット全てを自社開発したからこそのもの。

 

拡張バッテリーのレンジエクステンダーです。使用するときはツールボトルよろしくボトルケージに設置します。お値段は税抜4万5千円。

 

このレンジエクステンダー、他のグレードでは別売りですがS-WORKSだと標準で付属しています。これが付いてくるというのもS-WORKSにした理由の一つなんですが、実際に乗ってみると改めて必須アイテムだと感じました。詳しくはライドインプレッションの時に。

 

ハンドル周りはROUBAIXを踏襲しており、おなじみのFUTURE SHOCKとホバーハンドルを装備。ハンドルは速攻でSWシャローバーに変えようと思っていましたが、乗ってみるとe-bikeの乗り方にはこの落差がちょうどよいと感じました。

ドロップハンドルとしても使いやすくて、食わず嫌いをしていたことに反省しています・・・

 

ホイールはただのROVAL CLX50・・・と思いきや、ハブがちょっと違います。

実はCREOのエンド幅はブースト規格なんですね。ブースト規格というのはフロント110mm、リア148mmのエンド幅のことで、従来よりもハブフランジが広がることでホイールの横剛性が高まるというメリットがあり、MTB界では標準となっている規格です。

 

MTBと違うのは、フロントのアクスル径が15mmではなく12mmであるということ。上の画像は適当なフロントアクスルとの比較ですが、太さが違うのがお分かり頂けるでしょうか。

 

オフィシャルのスペック表ではROAD BOOSTなる謎の表記があるのですが、これがその正体です。ディスクロードのe-bikeではこのロードブーストの採用例が多いようですね。

いずれ普通のロードバイクにも普及していったりするんでしょうか。

 

ドライブトレインは1×11、メインコンポーネントはR9100です。フロント丁数は46で、カセットは11-42。もちろんロード用RDは使えませんから、RDはM9050系XTRとなっています。ロードと違ってスタビライザーが付いているのでちょっとお得な気分。

ちなみに非Di2のグレードはGRXがメインコンポとなっています。

 

フロントシングルなのに左STIもST-R9170というのが勿体なかったので、左レバーでシフトダウン/右レバーでシフトアップという仕様にしてみました。普段はetapを使っているのでなじみ深い感じです。

 

最近お気に入りのシクロベーションのバーテープを巻いて完成!この他にdi2のワイヤレスユニットやレックマウントのライトアダプターなどを買い足しました。

 

CREOに惹かれた一番の理由である重量を実測してみました。上がレンジエクステンダーなし、下がレンジエクステンダーありの状態です。どちらもペダルレス。

 

公証重量12.2㎏は嘘ではありませんでした!他社製品は20㎏近くあるものも珍しくありませんから、クラス最軽量と謳われるのも納得です。でも本当にすごいのは、これだけの軽さにも関わらずパワーも航続距離も十分に確保されているということでしょう。それはすなわちe-bikeとしての完成度の高さでもあります。

 

次回は皆様が気になっているであろう、走ってみての感想をレポート致します!乞うご期待。

 

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