ROAD


【より速く・より快適に】SCOTT ADDICT 20

2023.Apr. 25

「より速くより快適に、今までより更に遠くへ。」

そうSCOTTが送り出すADDICTシリーズ。

レースで走りたいわけではないけれど、まったり走るだけでは物足りない、という方が多いと感じています。そんな方々には、このバイクがピッタリではないでしょうか。

■SCOTT ADDICT 20 ¥550,000-(税込)

Addictは「Addict」と「Addict RC」の2種類ラインナップがあり、こちらはノンRCの「Addict」。

Addict RCとの大きな違いはジオメトリーで、RCがレーシングジオメトリーなのに対し、ノンRCのAddictはエンデュランスジオメトリーが採用されていて、RCに比べアップライトなポジションが取れるようになっています。

 

フレームに使われるカーボン素材も違っており、Addict RCよりもしなやかなものが使用されています。

 

Addictが秀逸な点として「エンデュランスすぎない」というところ。

アップライトなポジションが取りやすくありながら、走りの面もスポイルされていません。

またフレーム造形や太さはエンデュランスらしからぬ硬派な雰囲気です。

エンデュランスモデルではケーブル類が外装のバイクも多い中、フル内装になっているもポイント。

エアロ性能も高く、見た目もスッキリしますね。

コンポーネントは105Di2を搭載。

正確で素早い変速、レバーのコンパクトさ、操作の楽さなど電動変速によるメリットは大きいです。

フル内装のバイクはワイヤーの取り回しがタイトになってしまうので、やはり電動コンポが理想ですよね。

シマノ12速なので、後々アップグレードしたくなっても部分部分でのパーツ交換も可能です。

サドル・シートポスト共にシンクロスのものがアッセンブルされています。

シートポストはカーボン製。

軽快感や快適性が大きく変わる部分なので最初からカーボンは嬉しいですね。

サドルも珍しい色ですが車体色やタイヤの色と相まってオシャレな雰囲気です。

タイヤは標準で32cが入っています。

メーカー推奨は35cまで。

軽さ重視で細くしたり、ブロックのあるものに変えてオールロード的な使い方など、好みで変えるといいですね。

最近のエンデュランスとオールロードのジャンルの境目はかなり曖昧になってきました。

SCOTTのバイクを紹介すると毎回言っている気がするのですが、このAddict 20もカラーが本当にかっこいいです。

カタログでは「BLUE」と素っ気ないネーミングですが、光や見る角度によって青や緑や紫に変化するマジョーラ系カラーになっています。

こればかりは写真では伝えきれないのでぜひ実物をご覧いただきたいです。

トップチューブだけマットカーボンなのもメリハリがついてカッコいいですよ。

サイズはSサイズ、適正身長目安は160~170cmとなっております。

風魔横浜ではその他SCOTTのバイクの在庫、入荷予定がございますので、サイズやバイク選びのご相談等はお気軽にお問合せください!


【GARMIN Edge 540 / 840】入荷しました!

2023.Apr. 20

GARMIN Edge 540と840がついに発売されましたね。

サイクルモードに行かれた方は、実機をすでにご覧になったかもしれませんね。また、各種メディアでも多数の紹介記事が掲載されており注目を集めています。

当店にも入荷しましたので、ぜひご紹介させていただきます。

 

と言っても皆さま多くのメディアで目にしてらっしゃると思いますので要点に絞ってわかりやすくお伝えできればと思います。

 

GARMIN Edge 540と840の注目機能は、なんといっても太陽光エネルギーを利用した「Solar」機能ですね!この機能によって、長時間のライドでも充電切れの心配が減るはずです。

しかしながら、本質は「Solar」ではなく「稼働時間の長さ」にあることに注意しましょう。540も840も、カタログ上の稼働時間は同じく26時間と非常に長時間になっています。Solar仕様では32時間とさらに6時間分をソーラー充電で賄える計算です。

ライドを通して自転車を楽しむことや体力を向上させることは、もちろん本来のあり方であると思いますが、GARMINのようなサイクルコンピューターの充電が切れてしまった場合モチベーションが下がってしまうこともあるでしょう。

もちろん、ソーラー機能があればさらに安心ですが、充電切れの心配が減り、旧型と比べると実際の使用時には倍近い稼働時間になっているというのはすごいことです。

GARMINは、ライダーが充電切れの状態でライドをすることがないように、稼働時間を長くするためにアップデートを行っているのではないでしょうか。また、充電ケーブルがUSB Type-Cになったことも、充電環境の改善として喜ばれています。

 

GARMIN Edge 540と840の違いは、540がボタン操作のみで、840がタッチパネルとボタン操作が可能な点、840のメモリ容量が540よりも大きい点などです。

ただし、本体サイズ、画面サイズ、稼働時間など、通常使用時に気になるポイントは、両者とも同じスペックです。また、540の方が約5g軽量です。

 

以下が各モデルの価格となります(全て税込価格)

  • 540の本体のみ: 54,800円
  • 540のセット: 69,800円
  • 540のSolar仕様の本体のみ: 69,800円
  • 840のセット: 74,800円
  • 840のSolar仕様の本体のみ: 74,800円

 

540と840の両方において、Solar仕様は本体単体で販売され、セット販売はありません。

一方、840にはSolar機能のないモデルもありますが、こちらはセット販売のみで、単体での販売はされていません。

540にもSolarありとなしの2つのモデルがあり、その価格差は15,000円です。また、セットと本体のみの価格差も同じく15,000円となっています。

540と840のSolar搭載モデルについては、価格差は5,000円です。

 

新しいサイクルコンピュータには、リアルタイムスタミナやパワーガイド、脚質判定などの新しい機能が多数搭載されています。これらの機能が必要かどうかは実際に使って体感してみないと分かりませんが、単純に面白いと思います。

これらの機能はライドをより楽しいものにし、厳しいトレーニングに少しでも面白さを加えるために作られています。モチベーションを少しでも上げることができれば、その価値は大きいでしょう。

ただし、本体のみでは使用できる機能には制限があり、心拍計やパワーメーターとペアリングすることでアンロックされる機能が多数あります。すでに心拍計やパワーメーターをお使いの方にとっては問題ありませんが、高機能なサイクルコンピュータを初めて使う場合は注意が必要です。

 

ということで、オススメは「840Solar本体のみ」です。というか私が欲しいです。

「Solar」搭載。そして、540比でわずか5,000円の差。

個人的にはライドの最中、疲れているときにはタッチパネルは使いづらいのではないかと感じており、これまで5○○シリーズを使い続けてきましたが、840はボタン操作とタッチパネルを兼ね備えているため、使いやすさにおいて大幅に改善されているのではないかと。さらにSolar機能も魅力的で、私はついつい惹かれてしまいます。

 

初回入荷数には限りがあります。5月から6月にかけては安定供給されるのではないかと思いますが、余裕を持って富士ヒルに間に合わせるなら!お早めにお買い求めください。

また、万が一落としてしまっても傷つかないように、シリコンケースも黒のみですが仕入れています。

風魔横浜では、直接商品をご覧いただけます。ぜひご来店ください。遠方の方やお時間のない方は、BIKE-ONLINEでもご購入いただけますので、こちらもご利用ください。


【これぞ究極のホイール】ENVE SES4.5 インプレッション

2023.Apr. 17

ずーっと25c・クリンチャーを使っていた私ですが、少し前に28cを使いその良さに気づいて以来、それをさらに活かせるホイールが欲しいなーと常々思っていました。

あーでもないこーでもないと色々候補を考えていたのですが、やっぱりこれしか無いだろうということ勢いで購入してしまいました!

 

■TARMAC SL7 × ENVE SES 4.5

やっぱりENVE、超カッコいいですね。(自画自賛)

このカッコよさ、オーラはやはりENVEにしかないものだと思います。

これだけで半分くらい満足しちゃってますが、天下のENVEはもちろんカッコだけじゃありません。

 

せっかくなのでタイヤもENVEにしてみました。

ENVEロゴをバラしたトレッドパターンがカッコいいです。

ENVEホイールに最適化されて作られており、空力が良いそう。

27c(28相当)に内幅25mmフックレスで、空気圧は脅威のフロント3.3bar、リア3.5bar。

ロードバイクをこんなに低い空気圧で乗るのは初めてでした。

空気圧はもう少し上げたり下げたり試行錯誤してみようと思います。

 

まずホイールを付け替えてひと漕ぎふた漕ぎで驚いたのは乗り心地の良さ。

今までクリンチャーメインだったというのもあると思いますが、未体験の乗り心地で今までの感覚だと空気が抜けてるんじゃないかと本気で思ったくらいです。

また、乗り心地と同じくワイドなチューブレスからくる異次元のスムーズさ。

スピードを出して走っていて急に路面が荒くなっても跳ねたり失速している感じがありません。

下りも明確に速くなりました。

4.5の持つ空力性能+チューブレス、どちらも効いていると思いますが、今までよりも速いのに断然安定しています。

リムの精度の高さも要因の一つかもしれません。

バイクをメンテナンススタンドに掛けてホイールをぶん回しても明らかにブレが少ないです。

 

そして一番気になっていたスプリントやダンシングでの加速。

これは思わずにやけてしましました。

踏み込んだ時の反応もすごくいいのに、伸びるような感覚もある感じは今までにありませんでした。

登りでも反応の良さそのままでよく走ってくれます。

前のホイールもかなり空力性能の高いものだったのですが、平坦での高速巡行は特に変わらず。

正直あまり変化が感じられなかったらどうしようと心配だったのですが、杞憂に終わりました。

 

使ってみて、ENVEの言う「Real-World Fast」を感じて理解できた気がします。

性能と同じくプライスも究極ですが、間違いなくそれ以上の価値のある一本だと思います。

なかなか勇気のいる買い物でしたが、最高の性能で大満足です。

 


【最高峰エアロロード】SCOTT FOIL RC 30

2023.Apr. 11

UCIの新レギュレーションに対応し3代目にモデルチェンジしたFoil。

先代と大きくフォルムが変わりかなり話題を呼んでいましたね。

発表から時間がかかりましたがようやく風魔横浜にもやってきました!

 

■SCOTT FOIL RC 30 ¥770,000-(税込)

1:3のルールの撤廃と完全ディスクブレーキ専用設計になったことで更なる進化を遂げたFoil。

先代モデルよりも21%速く、9%の軽量化、10%快適性が向上しているとのこと。

 

実際に見てみると写真で見るよりもよりも薄い!とにかく薄いです。

ヘッドチューブを薄くするために1インチコラムを採用や、新レギュレーション対応バイクあるあるでシートポストまで薄く、Di2のバッテリーも入りません。

Di2のバッテリーはBBとシートチューブ接合部付近に収納されています。

エアロへの本気を感じますね。

そしてピュアなエアロロードながらフレーム 985g・フォーク 475gと重量も比較的軽め。

ロードバイクの速度域では重量よりも空力性能と言われますが軽いに越したことはないですよね。

 

ちなみにFoil RC 30は、新型Foilの中では手頃な価格帯に位置するモデルなんですが侮ることなかれ。

Foil RC 30のフレームはHMXグレードで、ワールドツアーの選手が使っているのもこのHMXグレードというカリカリのハイスペックバイクなんです。

 

新型Foilの特徴的な部分と言えばやはりシートポスト、「Syncros Duncan SL Aero CFT」。

特許取得済みのこのシートポストは非常に薄く扁平した見た目ですが、実際には2つのパーツに分かれた構造をしています。

前側のカーボン製耐荷重ピースが大きくしなることで快適性を高めています。

快適性の向上だけでなく、路面が荒れていてもペダリングが安定するという効果も。

後方のカバーの部分に入れ替えて付けられるリアライトや、ノーマルタイプのシートポストも別売りでラインナップがあります。

 

ハンドル周りは専用ステムでホース類を内装。切れ角の制限はありません。

ハンドルのクランプは一般的な31.8なのでお好みのハンドルをお使いいただけます。

角度は10度で長さも70~140mmまで10mm刻みでラインナップされています。

昨今のエアロなバイクはポジションの自由度が少ないものも多い中、サイズ展開が細かいのは非常に嬉しいポイントですね。

 

ポジションが定まったら専用の一体型コックピットCreston iC SL Aeroに交換したい所。

335gとかなり軽く、さらにエアロ性能も向上します。

 

こんな攻め攻めなクリアランスは久しぶりに見ました。

いかにもエアロ!という感じが最高です。

装着されるタイヤはフロント25c・リア28cと珍しい前後異サイズ。

フレームのタイヤクリアランスは30mmとなっています。

 

コンポーネントは105Di2。

正確で素早い変速、レバーのコンパクトさ、操作の楽さなど電動変速によるメリットは大きいです。

それに内装式のバイクはやはり電動コンポが理想ですよね。

シマノ12速なので、後々アップグレードしたくなっても部分部分でのパーツ交換も可能です。

 

生まれ変わったFoil RCを風魔横浜でご覧ください。

最近のSCOTTのカラーリングはどれもすごくカッコいいですが、個人的にはこのFoil RC 30の赤がイチオシ。

カーボン地が透けているグラデーションにクロームのロゴは反則です。

サイズはSサイズ、適応身長目安は160~170cmとなっております。

 

サイズや在庫などお気軽にスタッフまでお尋ねください。


CONTINENTAL GP5000 AS TRがついに登場!

2023.Apr. 3

信頼と実績、安定で最高のコンチネンタル GP5000の兄弟モデル、GP5000 AS TRが新入荷してきました。

今回の入荷は28cのブラックとブラック/クリーム。どちらも¥15,700-(税込)です。

ASとはAll Seasonの略で、TRはチューブレスレディーの略。

「四季を通して使用できる」という名称が示すように、様々な気象条件での走行に対応するために設計されています。

特にウェットグリップ性能の向上はこのタイヤのストロングポイントです。

濡れた路面でも優れたグリップ力を発揮し、耐摩耗性も高い。サイドウォールにもプロテクション素材を採用することでGP5000以上の耐パンク性能を持つ、ロングライド派の方にぜひ使っていただきたいスペックです。

出先での修理の簡単さからクリンチャーを選ぶ方も多いですが、チューブレスの方がクリンチャーよりもパンクのリスクが低くなるというメリットもあります。

滑らかな走行感、快適性の高さなど、サドル上で長時間を過ごすライダーこそチューブレスによるアドバンテージは大きいはずです。

ちなみにカラーはブラックとクリーム。ブラックの方にはタイヤサイドにリフレクターを装備しています。

クリームについては旧来のGP5000でラインナップされていたブラック/トランスルーセントとは全く違う、個人的に大好きなカラーになってます。

当店入荷分を実測したところ、ブラック28cは335g、クリーム28cは320gでした。リフレクター分の重量でしょうか。

 

4月に入り日中なら半袖でも行っちゃいたいこれからのシーズン、とびっきりのライドはぜひ最高のタイヤで走ってください。

その時にGrand Prix 5000AS TRも候補に入れていただくと面白いかもしれません。

軽い転がりに確かなグリップ、長寿命で高耐久、とにかく距離を乗り込みたいあなたにもオススメです。

 

充分に軽量なタイヤだとは思いますが、タイヤの重量にこだわっている人には向かないかもしれません。そんな方には、より軽量なタイヤも豊富に取り揃えています。

ほんのわずかではありますが、GP5000AS TRと同時にGP5000S TRの25c・28cも入荷しております。こちらは本当にほんのわずかなのでお早めにどうぞ。

BIKE-ONLINEでも販売中です!


BIANCHI “NEW OLTRE” 試乗させていただきました

2023.Mar. 26

先日BIANCHIの新型オルトレ、試乗会が行われるという事で興味津々で行ってまいりました。

ビアンキ初の”エアロハイパーバイク”。とにかくスピードにこだわって作られた新しいOLTRE。

今までのビアンキとは全く異なるイメージだったり特徴的なコクピットなど、今年話題の1台でもあります。

せっかく乗ってきましたのでこのNEWバイクのご紹介&インプレもお届けさせていただきます。

高速化が進むプロトンにおいて、「エアロ」は無視することが出来ない重要な要素。

これに対してBIANCHIの出した答えは「システムの一部としてバイクを設計すること」

バイクには当然ライダーが乗っており、その空気抵抗はバイクが20%、残りの80%はその上に乗るライダーに対してのもの。これに基づいてライダーを設計プロセスの中心に据え、これまでとはまったく違う、ライダーとバイクが一体となった時に最大の空力性能を発揮するよう設計されています。

その最たる例はこちら、エアディフレクター。UCIから物言いがついて、、、と話題にもなりましたね。

空気効率を最大化するためモータースポーツから着想を得たようで、ヘッドチューブ側面を整流し、ヘッドチューブ後部に低気圧エリアを作り出すというもの。

ライダーの脚周辺に当たる風を少なくするということです。

嘘みたいですがこれが結構効いていて、いいスピードで走っている時にエアディフレクターの後部周辺に手をかざすと明らかに手に当たる風が弱くなりました。嘘みたいですよね。本当なんですよ。ビックリしました。

 

ちなみにエアディフレクター、UCIルール違反です。UCIレース、またはそれに準じたルールを適用しているレースでは使わないようにしましょう。KOMハンティング用途には最適かと。

もっと言うと、BIANCHIはエアディフレクター未装着の状態でこの新型OLTREのUCI認証を取得したとのことです。

そして特徴的なコクピット。

新型OLTREを代表するルックスとも言えるでしょうか。

低いスタックにせりあがるステム。中央に穴が開き上面にはヴォーテックスジェネレーター。

フレームを小さくして空力を稼ぐ手法は知られていますが、ハンドル中央の空洞はエアディフレクター同様の働きをし、ライダーの脚部前方に低圧ゾーンを作るようです。

 

一体型ハンドルは細かい調整ができない点が大きなデメリットではありますが、それ以上に空力・剛性・重量など多大なメリットがあることも間違いありません。私的にはすごく使いやすい形と感じました。エンド部よりもブラケットが20mm狭くなっているハの字形状というのも好印象です。

はい、ヴォーテックスジェネレーターです。

先のハンドル上面とこちらフロントフォークエンド部、そしてエアディフレクターを外したところに付けるグロメットがこの長細い突起状の形をしており、境界層剥離による圧力抗力の発生を防いでくれます。単純にスルーアクスルの穴が貫通していないところも好印象ですね。

ちょっと説明が長くなってしまいましたが、私も発表前、そして今回の試乗前にもっと詳しく説明を受けました。

その説明を受けて、なぜか先入観で想像していたのが、めちゃくちゃ速いけど乗り心地とか乗り味とかハンドリングとか、何かビアンキらしさみたいなものが破綻した恐ろしく硬いバイク。

最初に試乗したのは最もマッシブな印象のあるハイエンド、OLTRE RC。

全然違いました。すみません、なめてました。めっちゃ良かったです。

 

挙動は素直で軽く安定している。初めて乗るサドル高くらいしか合っていないバイクとは思えないニュートラルな操作感。

踏んだ分以上にバイクが伸びる感覚に驚くのと同時に、とってもシルキーで上質な乗り心地にも驚かされる。こんなに速いのに乗り心地いいなんてどうなってんの?という驚きです。

剛性の高さも感じるのですが、それ以上に軽さが際立つ&快適性が高いのでイヤな印象は一切ナシ。ついつい踏みたくなっちゃうのは良いバイクの性なのでしょうがないとして、おそらくホイールも良いので軽~く回していても速い&気持ちがいいです。

実際重量も軽くサイズ55のOLTRE RCで6.85kg。反応も良く、登りが不得意なんてこともまったくありません。

見た目に奇抜というか異形というか、少なくとも私はその見た目からは想像もできなかった上質な乗り味。

エアロ&スピードに全振りしたハイパーエアロロード、だけではこのバイクを言い表せていなくって、BIANCHIのバイクが持つ上質な乗り味はまったく失われずにこのバイクの根幹をなしていました。

特にOLTRE RCはトータルでのバランスが完璧。重量に剛性感、快適性の高さ、パーツをピックアップしても3Dプリントされたサドルはビアンキのバイクでなくても着けたくなるほど。28cのピレリタイヤもホイール・バイクの良さをさらに向上させているような印象。

BIANCHIのハイエンドに相応しい、ものすごい良いバイクでした。

 

試乗コースは短いものでしたが多くのシチュエーションの試せるいいコースで、OLTRE RC、OLTRE PRO、無印のOLTRE、他SPECIALLISIMAなど乗りましたが違いを実感できる部分も多く面白かったです。

荒れたアスファルトでカウンターヴェイルなしのOLTRE RCでも振動はおとなしく、でもやはりカウンターヴェイル搭載のOLTRE PROだと衝撃が丸くなったような印象があったり、無印もいいなあ、SPECIALLISIMAはやっぱり上質だ、などなど、楽しませていただきながら理解を深められました。

 

当店にも新型OLTRE入荷してまいります。

ご予約、ご質問、何かございましたらお気軽にスタッフまでお声がけください。

 


【23春夏 新作!】ASSOS MILLE GT JERSEY C2 EVO

2023.Mar. 17

少し前まで寒い寒いと言っていた気がしますが、もうアウターも要らないくらいすっかり暖かくなりましたね。

私は花粉で春の訪れをひしひしと感じております。

そんな中ASSOSの23年春夏モデルも続々と入荷中。

今回はマイナーアップデートが施されたMILLE GT JERSEYをご紹介します。

 

■ASSOS MILLE GT JERSEY C2 EVO ¥21,890-(税込)

ASSOSのコンフォートライン、MILLE GTの半袖ジャージ。

マイナーアップデートにより細かい部分が進化しています。

 

かなり良さそうなのは襟の形状の変更です。

今までの襟は高さが均一になっていましたが、新しいタイプは襟足側は高さがありつつ喉元に向かって徐々に浅くなり、正面では完全に高さがゼロになっています。

また、ボディ部には変わらず「BIG DUAL TEX」という高い伸縮性を持ち、毛玉が出来にくい生地を使用していますが、胸から肩にかけてのパターンを変更。

これらによりジッパーを上まであげて前傾姿勢をとっても、首周りに苦しかったり当たっていたりとストレスを感じさせない作りになっています。

 

襟に合わせて袖の素材もアップデートされており、よりストレッチ性が高い素材に切りっぱなし加工により締め付ける感じなくフィット感を向上させています。

 

裾のバンド部分の白いライン。

これは反射素材の糸が織り込まれてできており、夜間での視認性を高めるリフレクターのようなものです。

レース以外で着用するであろうMILLE GTだからこそ付いていると嬉しい機能ですね。

 

そしてファスナーのスライダーが樹脂製だったものが金属製に変更されました。

これで機能が上がった!という訳ではありませんが個人的にはかなり嬉しいポイント。

今までは上位モデルにしか採用されなかっただけあってかなりの高級感です。

 

さらに磨きのかかったASSOS MILLE GT JERSEY C2 EVOできたるこれからのシーズン快適にライドしましょう!

すでにASSOSユーザーの方はもちろん、まだASSOS未体験の方にもASSOS製品の機能性をお試しいただくのにぴったりなジャージです。

風魔横浜では他にも多数ASSOS取り揃えております。

サイズ感や用途などご不明な点がございましたらお気軽にスタッフまでお尋ねください。

 


SCOTT ADDICT RC 40

2023.Mar. 12

SCOTTの軽量・オールラウンドなレーシングバイク、Addict RC。

まさに「ちょうど良い」なパッケージの完成車が風魔横浜にございます。

 

■SCOTT ADDICT RC 40 ¥759,000-(税込)

2種類あるAddictの中でRCとつくレーシーなジオメトリーの方。

RCの方がよりリーチが長く、スタックが低いジオメトリーになっています。

ジオメトリーだけでなく使われているカーボンも違っていて、RCに使われるのはHMXカーボンという軽量で高弾性なものが使われています。

なんとこれ前モデルでは1番ハイエンドのフレームに使用されていたカーボンなんです!

なので性能は折り紙付き。

上位グレードのHMX-SLとはフレーム重量で60gしか差がないんです。(HMX:850g、HMX-SL:790g)

かなりナイススペックではないでしょうか。

 

コンポーネントは105 Di2。

今後さらに普及していくであろう12速です。

部分部分のアップグレードもしやすくていいですね。

 

ホース類もフル内装でエアロかつスッキリしています。

ポジションが出てきたら一体型ハンドルに!というのも良いですね。

かなり軽くなるのと、なによりカッコ良くなります。

 

タイヤは28cです。

レーシングバイクでも28cがだんだん増えてきましたね。

実際使ってみるとタイヤ重量の増加は全然気にならないのにスムーズさやグリップは明らかにいいですよ。

 

ホイールはシンクロスのアルミホイール。

前後で約1700gちょっとと、あまり軽い物ではないので交換したいところですね。

乗り込んでいくうちにディープリムがいいか、ローハイトのものがいいか考えるのが楽しそうです。

 

 

写真ではなかなか伝わらないですがイエローのフレークからカーボン地へのグラデーションのカラーが超イケてます。

ヘアラインの入ったクロームのロゴも最高です。

 

サイズはMサイズ、適応身長は170~180cmくらいが目安となります。

在庫やサイズ選びなどお気軽にスタッフまでお尋ねください。

 

~当店の新型コロナウイルス感染症防止対策について~

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【スプリングセール対象車!】SPECIALIZED DIVERGE SPORT

2023.Mar. 5

ただいま絶賛開催中のスペシャライズドスプリングセール。

 

ハイボリュームなタイヤがもたらす安定感で路面を選ばずにどこでも走れる!

近年人気の高いグラベルバイクのDIVERGEが対象になっていますのでご紹介します。

 

■SPECIALIZED DIVERGE SPORT CARBON 54サイズ / Gloss CA White Sage

¥385,000-(税込)  →SPRING SALE 20%OFF  ¥308,000-(税込)

グラベルバイクらしいポップなカラーリングがいいですね。

泥などで汚れるとさらにそれっぽい雰囲気が出そうです。

 

踏み込んだ時の加速感は中々で、グラベルバイクと聞いてイメージするもっさり感は薄く、良く走るバイクです。

ちなみに重量は実測9.9kgでした。

軽量なカーボンフレームとはいえサスペンション付きのグラベルバイクとしてはかなり軽いのではないでしょうか。

フューチャーショックを搭載しているのも走りの良さに繋がっています。

 

フューチャーショックとはヘッドパーツに内蔵された20mmストロークのサスペンションです。

エンデュランスバイクのRoubaixにも搭載されていることでお馴染みですね。

DIVERGE SPORTにはダンパー調整機能が省略されて扱いが簡単なフューチャーショック1.5が搭載されています。

 

一般的なサスペンションと絶対的に異なるのが路面からの衝撃をフレームではなくライダーから切り離している点。

フォークサスペンションでは重量が増加してしまいますが、重量の増加を極力抑えつつライダーへの負担を減らすことができるのがフューチャーショックのメリットです。

軽快さは損なわずに走破性が高く、ライトなトレイルならそのまま走れてしまうポテンシャルを持っています。

 

コンポーネントはSRAM Apexの1×11を搭載。

やはりグラベルバイクにSramのフロントシングル、超似合ってますね。

 

グラベルなどオフロードではチェーントラブルの少ない1xの構成が絶対有利です。

チェーンリングが40t、カセットが11-42tなので登りでもギヤ不足は感じにくいでしょう。

何より「らしさ」を際立てていてカッコいい、という点だけでフロントシングルを選ぶ価値はあると思います。

 

このグレードでは残念ながらSWATドアは搭載されていませんが、ダボ穴が多いので拡張性は申し分なし。

ハード過ぎなければパッキングでのキャンプツーリングもバッチリこなします。

サスペンションの恩恵とフォークのダボ穴を同時に使えるのもフューチャーショックならではですね。

 

タイヤは転がりとグリップのバランスが良いPathfinder Pro 2BR 700×42をインストール。

もちろんチューブレスレディ対応なので、空気圧を落とすことでグラベルでもタイヤのグリップを最大限活かすことができます。

 

タイヤクリアランスは700cホイールで47mmまで、650bホイールで 2.1インチタイヤまで飲み込みます。

タイヤの選択肢の幅が広いのはそれだけ楽しめるフィールドの幅が広いということで、今後のカスタマイズも楽しみな1台ですね。

 

サイズは54サイズ、適合身長は170~178cmとなっております。

サイズ感やご不明な点がございましたらお気軽にスタッフまでお声かけください。

 

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ENVE x SELLE ITALIA BOOST SLR SADDLE

2023.Feb. 25

本国だけの展開で、日本で手に入れることは不可能?と諦めていたENVEのサドル。

満を持して遂に入荷いたしました。

 

ENVE x SELLE ITALIA BOOST SLR SADDLE

Carbonレール:¥59,950-(税込)

Titanレール:¥43,780-(税込)

老舗中の老舗、SELLE ITALIA社とのコラボレーションアイテムです。ENVE曰く「他の誰よりも長くサドルを作り続けてきたSelle Italiaの経験、伝統、専門知識を信頼することにしました。」とのことです。

ベースとしてENVEが選んだのはSLR BOOST。

現代的なシルエットのショートノーズでもあるSLR BOOSTは、軽量でありながら長時間のライドでも快適性に富み、幅広いライダーにフィットするデザインです。

座面をご覧いただくと座骨結節がちょうど良くおさまるような窪みがあり、なおかつ大型のカットアウトが痛みを軽減することで、通常のブラケットポジションだけでなく、深い前傾姿勢でも骨盤を安定させやすい⇒安定して力強いペダリング!と言ったサドルです。

ラインナップは 7x9mmのカーボンレールと丸いチタンレール、それぞれに横幅の選択肢があり130mmと145mm。

ちなみにカーボンレールはチタンレールよりもレール長が10mm長く、より幅広いフィッティングに対応します。

非常に軽量でメーカー公表重量がカーボンレール130mmで130.5g、145mmで134g。チタンレール130mmで161g、145mmで166g。実測もしましたが、測った個体は公表重量+-1gにおさまっていました。

軽量フェチでもあるワタクシ、少々詳しく調べてみました。なんとSELLE ITALIA社から販売されているSLR BOOSTよりも数グラム重いのです。え?

 

スペック表から読み取れる範囲では、ENVEモデルはアッパー素材が本家では下位グレードに使用されている「Soft-Tek」と呼ばれる特殊ポリウレタンカバーを採用。本家では「Fibra-Tek」と名付けられたものが使用されています。

これは本家モデルよりも耐久性が高く柔らかい、ただしちょっと重いよ、というもののようです。

当初「ロゴがENVEと書いてあるだけ」と思っていましたし、それでも価値があると思いますが、、、失礼いたしました。

 

いつものライドから使用できる最高品質、というのはENVEのフィロソフィーと信じていますが、まさにそれが体現されたスペックのサドルだと言えるのではないでしょうか。

床の間サドルにするのではなく、もっとも数多く苦楽を共にするバイクにこそインストールして乗り倒してください。

この記事以外ではあんまり大きな声で入荷を唄っていないのですが、続々売れています。今、この瞬間は全ラインナップ在庫ありますが、お早めにご決断いただくのが良いかと思います。本当に申し訳ないのですが次回入荷は未定です。

ご来店が難しい方はBIKE-ONLINEでも販売しております。こちらもご利用いただければ幸いです。

 

 

 

Vuelta a Andalucia Ruta Ciclista Del Sol 2023 – 69th Edition – 2nd stage Diezma – Alcala la Real 156,1 km – 16/02/2023 – Tadej Pogacar (SLO – UAE Team Emirates) – photo Luis Angel Gomez/SprintCyclingAgency©2023

※今期よりENVEはUAEチームエミレーツをサポートしています。ポガチャルが勝ちまくっていることで、ENVEがピュアなロードカテゴリー世界最高峰のレース現場でも最高品質、と証明されているようでうれしいです。ポガチャルはSESエアロハンドル・エアロステム・新型SES4.5を主に使用しているようですよ。ご参考になれば。

 

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