ROAD


Mt. Fuji 3 Peaks 走ってきました

2026.Aug. 14

夏休み真っ只中です。みなさまいかがお過ごしでしょうか。

先日のこと、早めの夏休みをいただいておりましたワタクシ、いつかは走りたいとずっと思っていた「Mt. Fuji 3 Peaks」にチャレンジしてまいりました。

いつかは走ろうと考えている方の参考になればと思い、その模様をブログにしたためさせていただきます。

「キャノンボール」「太平洋to日本海」「エベレスティング」など、いくつもやってみたいロングライド系チャレンジがありますが、今回は「Mt. Fuji 3 Peaks」

・富士ヒルで有名なスバルライン

・TOJのコースにもなっている、激坂で有名なあざみライン

・とにかく長いスカイライン

を全て自転車で登頂可能な5合目まで登ったうえで富士山を1周するというもの。

ブルベのコースにもなっていて、約200km、5000mupのヘビーなチャレンジとして知っている方も多いのではないでしょうか。

このルート通り走ったわけではありませんが、写真は先日行われたブルベ、Audax Japan Kanagawa様のキューシートから拝借しています。

 

■持ち物・装備

正直ゆっくり走れば走り切れないことはないと考えていたこと、

さらによっぽどで無ければ寒くはないだろうということ(天気予報は晴れor曇りで雨の心配はわずかでした)、

土地勘があるので携帯もGARMINも充電切れしても家まで帰れる自信があったこと、などなどの理由からいつもの半日ライドとほぼ変わらない装備で臨みました。軽いからね。

念のためカッパ代わりにもなるウィンドブレーカーと前日に箱買いした補給のジェル12個は持っていって良かったと思います。なくてもなんとかなりましたが。

バイクは新調したばかりのTARMAC SL9。

登り、下り、平坦と全て最高なのでエクストリームなライドにも最高でした。

唯一で最悪の失敗はギア比。54-40の11-34、いつも通りで臨んでしまいましたが、絶対にあざみを意識したセットアップにするべきです。

ということであざみラインからスタートです。出発が遅くなってしまったので8時前くらいから登り始めました。

3Peaksは「1周して3ライン登れば良い」ということになっている? 過去チャレンジした方のブログ等を見て、一番多かったのがあざみラインをスタートとしたルート。ブルベもそうみたいです。

理由は「一番きついあざみラインを脚がある内に上りたい」ということに尽きますし私も走ってみて強くそう思います。逆に最後にしても良い気もします。

夏季はマイカー規制されていることもあり車は少なく非常に走りやすいのですが、馬返し以降の勾配がもんのすごいです。

最大斜度は22%。基本10%を切ることは無く、僕のギア比&パワーだとインナーローでもケイデンス50を割るようなSFRを強制されます。

さらに馬返し以降は小雨かつ霧の中を走るような状況で路面は完全ウェット。定期的に現れるグレーチング上は絶対に滑るので、その手前で加速→惰性で通過、を繰り返しどんどん脚が削られます。

すぐに脚は無くなって気持ちでプレイ、泣きながら1時間ちょっとでなんとかかんとか5合目に到着できました。

5合目は霧or雲の中で眺望はゼロ。そんな中でも山頂から下ってきた登山の方々が茶屋付近でチルってました。

私は雨が強くなったら嫌なので写真を撮ってウインドブレーカーを着て即下山。ウィンドブレーカーを着たのはこの時だけでしたが気温は20℃を切っていて小雨だったので持っていてよかったです。

 

下って道の駅でボトル補充、トイレを済ませて再出発。

脚がゼロの状態ですぐに籠坂峠ですがあざみ比だとほぼ平坦なので楽勝です。

登り切ってコンビニ休憩、スバルラインに向かいました。

さすがスバルライン。あざみではサイクリストは1人しかすれ違いませんでしたがロードバイクだけで30人くらいはすれ違いました。

ただあざみ&スカイラインと違ってどのくらいのパワーで何分で走って、、、というのが頭に入り過ぎているのがスバルライン。予定ではL3くらいでブロンズタイムくらいでさっと終わるはずだったのですが、まったく踏めずにZ2出るか出ないかのパワーで走っていると時間ばかりが気になってしまいます。何度も走っているので景色を楽しむというのもないですし。

軽いギア比を装備して、あざみをトルクではなく回して登れると、脚が残った状態でスバルラインに臨めるのでかなり効率よく走れると思います。

バスやタクシーも非常に多く、予想した通り5合目の人の数も多かったです。

5合目で¥300のコーラを飲んで下山。下ったところでコンビニ休憩、その後交通量の多い道を通って鳴沢→白糸の滝のファミマまで。

鳴沢辺りで時刻は14時前後。この日は夏にしては涼しい一日だったのですが気温はかなり上がって35℃ほど。消防署を左折後は交通量が減り快適、白糸の滝までの下りは気持ちよく走れました。ただ水分はかなり取っているつもりでも全然足りなかったようです。

というのも先人たちの多くが示唆していた教訓、スカイラインは補給ができない、というのにまんまとはまってしまいました。

白糸の滝ファミマでレッドブルを一気飲み、500mlの水をボトルに入れてスカイラインに臨みましたが、暑くて暑くて、買ったばかりの水は冷えていて気持ちよくって、つい体にかけまくっていました。それもこれもスカイラインがこんなに長いなんて知らなかったのです。

勾配はちょっときつい程度でほぼ一定。インナーローで回していれば進んでいきます。

登り始めて3~40分くらいでしょうか。結構来たなと思っていたところです。ショック過ぎて写真は撮れなかったのですが、出てきた看板に書いてあったのが「一合目」。。。

ボトルの水はもう半分以下。絶望しました。とは言えこれを登れば3ピークス達成と思えばやるしかありません。

152号を富士宮口に向かって左折して以降は100mごとに残り距離が掲示されます。まあ最初はあと13kmなんて書かれていて絶望するのですが。

スバルラインですれ違いまくったロードバイカーは皆無。代わりに夏休みっぽいママチャリの少年たちとの出会いがありました。

「長いね」「キツイね」「頑張ろうね」なんて声かけてこっちが元気もらって登っていきます。

夏とはいえ17時過ぎると大分陽が傾いてきて下りのことも心配になりつつ、残り距離が3km以下になると俄然やる気が満ちてきたりで、なんとか5合目までたどり着けました。

そこで待っていたのは素晴らしい眺望。自転車ではいろんなところを走ってきましたがヒルクライムでこんなに感動するなんて思っていませんでした。

あざみラインは霧の中、スバルラインはまあまあ曇り、と来てスカイラインはド快晴でした。富士山頂と思われる個所もすぐ近くに見え、眼下にはまさにパノラマ。絶景でした。

気持ち的には宇宙から地球を見渡しているかのよう。スカイラインだけでも一度は天気の良い日に登ってみてもらいたいです。

 

夕方には富士宮口の売店はしまってしまうという情報だけは覚えていたので、見向きもせず時間を気にして写真撮ってすぐ下りましたが17時半前だったのでギリギリやっていたかもしれません。

ちょっと下った道の駅で念願の水分補給をし、最後の下りはオリンピックを思い返しながら気持ちよく。ただこういう時に落車は起きるので細心の注意を払って下りました。

ちゃんと1周したかったので朝走った道と交差するルートで、東京オリンピックのモニュメントがあるというのを地図で見ていたのでそこまで行きました。

ということで1周約200km5000mupの冒険でした。

1周にかかった時間は休憩入れて11時間くらい。GARMINの残りスタミナはスカイラインを登り始める時にはすでに1でした。

これから走ろうと思っている方に僕からのアドバイスです。

①とにかくあざみライン対策で軽いギアを用意しろ!

②スカイライン、ほんと長いよ!

③出る時間は早ければ早いほどいいよ!

④ウェアが減らせるので暑いくらいの時期がオススメだよ!

 

あざみの勾配すごいです。計画すべて狂いますので出来る一番軽いギアを用意していくべきです。

狙って走ればコンビニたくさんありますので携行する補給は無くてもよいかもしれません。が、持参した12個のゲルは全てなくなりました。

ウェアの問題プラス夏季はマイカー規制が入るので車が少ない、というのも夏がオススメの理由です。

家族に無理を言って走りに行ったので車が使えず自走でチャレンジした結果、自宅スタート&ゴールで340km、6700mupとなりました。

行きはテンションで、帰りは下り基調なのでなんとかなりますが、マジでオススメしません。計画的に走ってください。脚も腰も尻も手も肩も首も全部痛かったです。

とはいえ人生の思い出作りとして良い経験になりましたので走ってよかったと思っています。

みなさまのライドも思い出深いものになりますように。