【風魔横浜バイクギャラリー】S-WORKS TARMAC SL9
2026.Jul. 14
待望のモデルチェンジを果たしたTARMAC SL9。
ロードバイク業界におけるベンチマーク的存在と言えるバイクであるだけに、ファーストロットのほとんどは発売後即完売となりました。
(次回入荷は秋ごろ)
TARMACの人気は他と隔絶したものがありますね。
当店でもご注文いただいていた車体を無事に確保し、このたび納車させていただきました。
オーナー様のこだわりが詰まった非常に気合いの入った仕様で組み上げましたのでご紹介します。
今回ご注文いただいたのはグロスカーボン/レッドトゥブルーパール/ホワイトというペイント名のフレームセット。
カラバリが10色(チームレプリカも合わせれば14色)もあるSL9フレームセットの中でも、写真と実物の印象が最も異なるのがこのカラーです。
上の写真ではぱっと見シンプルなグロスブラック、よく見るとダマスカスっぽい模様が見えるという感じですが・・・
実際にはこのように青、赤、紫とミステリアスに変化します。
しかもフレーム全体がこのような色合いというわけではなく、フォーク後ろ面やダウンチューブ下側など、あまり主張の強くない部分を中心に色を配置。
全体がこんな感じでもそれはそれでカッコよかったと思いますが、敢えて控えめにしたことでいい感じに抑制が効き、大人らしい上品さも備えたカラーになっています。
これはSL9の中でも人気上位のカラーになりそうな予感がします!
ハンドルバーはお馴染みのRAPIDE COCKPIT。
SL8時代と同じもの・・・ではなく、実はSL9の発売と同時にアップデートされています。
フレア角が旧来よりも大きくなり現代的な幅の狭い360mm & 380mmのラインナップが追加になりました。
360mmは12°、380mmは10°フレアした、UCIリーガルなサイズです。
今回取付けたのは380×75。シフト/ブレーキレバーもトレンドに合わせて少しだけ内向きにしてみました。
フレア形状も相まって手首の返り具合が自然に感じられるのではないでしょうか。
バーテープはスパカズのSUAVE。既に廃盤なので地味に希少な商品です。
耐久性と快適さ重視であえてフラット部分まで巻いてあります。
ホイールはRAPIDE CLX 3。言わずもがな、今最も存在感のあるホイールの一つです。
リムの仕上げをグロスかマットか選べるのですが、今回はグロスで。
ちなみにグロスだとロゴデカールがホワイトになります。
かなり光沢が強くてフレームのカラーと絶妙にマッチしていますね。
組み合わせるタイヤは最近発売されたばかりのスペシャライズド COTTON TLR。
太さは30cですが、リムとのツラはバッチリでとてもいい感じ。
コットンケーシングらしく非常にしなやかで、走ると路面の凹凸に対して柔軟に変形しているのがよくわかります。
なんといっても製造しているのは某大御所タイヤメーカーなので、それだけでも間違いないと思えるタイヤです。
コンポーネントはSRAM RED E1 XPLR。
「UDH採用フレームには猫も杓子もXPLR」という風潮には少々疑問を感じていますが、このお客様のライドシチュエーションを考えるとフロントシングルが絶対にマッチするはず!ということで今回は自信を持って提案させていただきました。
最近プロレースでもフロントシングルが注目されています。
今やワールドツアーチームの半分がSRAMだからというのもあるのですが、シマノを使っているチームがXTRなどを使ってシングル化するケースもあります。
フロントダブルに完全に取って代わることは無いと思いますが、状況によってはシングルの方が有利なのは間違いないでしょう。
XPLRで問題になるのがチェーンリング。
歯数を48以上にするか46以下にするかで取り付け方法やパワメの選択肢がガラリと変わります。
今回はトップスピードよりも扱いやすさを重視して46tをセレクト。
この場合パワーメーターはSRAM純正のスパイダー型を選べるのでスマートです。
ちなみにリングとスパイダーの取り付けはスレッドマウントという新しい規格で、詳細は省きますが面白い構造になっています。
そんなこんなで完成!
SL8とはヘッド回りの構造が少し異なるので組み立ては苦戦するかも?なんて思っていたのですが、いざやってみたらそんなこともなかったです。
普通に組めるということはメンテナンス性も良好ということ。
長く安心して乗り続けられる一台に仕上がっていると感じます。
この度は大切な一台をお任せいただき、誠にありがとうございました。
ぜひTARMAC SL9ならではの走りを存分にお楽しみください。











