【風魔横浜バイクギャラリー】S-WORKS AETHOS 2
2025.Oct. 21
モデルチェンジしたばかりのSPECIALIZED AETHOS 2。
先日試乗レポートをさせて頂きましたが、現在のロードバイクの中でも「走る喜び」においては比肩するものがない一台と言っても過言ではありません。
そんな注目の新型を早速お客様よりご注文を頂きました!
■SPECIALIZED S-WORKS AETHOS 2
今回ご注文頂いたAETHOS 2はこちら。
グロスドロマイトメタリック/サテンネビュラメタリック、デュラエース完成車にしか設定されてないカラーです。
ドロマイトというのは岩とか鉱物の一種とのこと。パールの入ったグレーという趣きのペイントです。
そしてネビュラ(星雲)の名前の通り、紫とも赤とも灰色とも言える不思議な色のロゴカラー。
まさに宇宙を感じさせるこのロゴの色がこのバイクに独特の雰囲気を与えています。
AETHOSの特徴と言えば真っ先に挙げられるのが非常識なまでの軽さ。
今作も56サイズでペダルレス6.05kgという信じがたい重量を実現しています。
この完成車重量に大きく寄与しているのがROVAL ALPINIST CLX IIIです。
リムハイト33mmで前後重量1,131gというスペシャライズド史上最軽量のホイールセット。
先日発売されたRAPIDE CLXⅢ/SPRINT CLXと同様、ARRIS社と共同開発のカーボンスポークを使用したホイールです。
昨今カーボンスポークを採用した超軽量ホイールというのはそれほど珍しい物ではなくなっていますが、ROVALのようにスポークもリムも自社開発という製品は存在しません。
全く新しいマテリアルのスポークを使うからにはリムもそれに合わせて最適化するべき。
そのアプローチで作られたRAPIDE CLXⅢやSPRINTの評価の高さを見るに、ALPINIST CLXもただ軽いだけのホイールではないことは明らかです。
フレームやホイールのみならず、パーツ類にも凄まじい軽量化の痕跡が見て取れます。
シートポストのヤグラは「こんなに向こう側が見えちゃっていいの?」というくらい肉抜きされていますし、ディレイラーハンガーはSRAM製ではないオリジナルの軽量UDHを新たに製造。
しかもこのハンガー、本家にはないチェーン脱落対策のツメが設けられていて地味に優秀です。
サドルはS-WORKS POWER EVO MIRRORが付いています。
重量212gと3Dプリントサドルとしては軽い部類とはいえ、スペシャライズドのラインナップにはこれより軽いサドルはいくつもあるわけなので、どうせならもっと軽くすればいいのにと思いますよね?
でもこのサドルを一度使ったら100g程度の重量差なんてどうでもよくなってしまうこと請け合いです。
現時点で世界最高の3Dプリントサドルといえばコレじゃないでしょうか。
ハンドルはもちろん一体型。このバイクのために開発されたROVAL ALPINIST COCKPIT IIです。
エアロ性能よりも軽量さと快適性に重きを置いた設計となっています。
TARMAC SL8に使われるRAPIDE COCKPITとはスペーサーの形状が同一なので互換性があります。
RAPIDE COCKPITは380のステム長展開が75、90、115の三種類ですが、こちらは80、90、100、110とオーソドックスな展開になっています。
TARMACやVENGEに乗っている方でハンドル周りを軽くしたいという方はこれに変えるのもアリですね。
重量は100×400で270gとなっています。
重量を実測した写真を撮り忘れてしまったのですが、ペダルレス6.05kgはガチでした。
クランクをカーボンクランクに変えたり、サドルをもっと軽いものにすれば6kg切りも容易に実現可能です。
軽量さはこのバイクの本質では全くありませんが、ここまで来たらその領域を目指すのも面白いと思います。
軽さだけでなく、AETHOSらしい上質なフィーリングも存分に味わっていただければ幸いです。
この度はありがとうございました!








