SPECIALIZED CREO 2 EXPERTを軽量化せよ!
2025.May. 20
ロードバイクタイプのebikeとしては世界最高の完成度を誇るスペシャライズドのCREOシリーズ。
その中でもS-WORKSに次ぐ高級グレードのCREO 2 EXPERTをご納車させて頂きました。
カラーは「ブラックパールバーチ/ブラックパールスペックル」。
少しグレーがかったホワイトにチョコチップのような粒を散らしましたといった感じのカラーです。
写真ではわかりにくいですが、不思議に光沢が強くてとても高級感のあるペイントです。
現行モデルは別の色に切り替わっているのでこちらは在庫限りの希少モデルになります。
たまたま適合サイズが残っていてラッキーでした。
S-WORKSに次ぐセカンドグレードだけあってパーツスペックはなかなか豪華です。
コンポーネントはRIVAL eTap AXS&GX EAGLE、ホイールはTERRA Cカーボンホイール。
さらにはS-WORKS完成車と同じく減衰調整が可能なFUTURE SHOCK3.3が付いてきます。
FUTURE SHOCKが3.3なのが特に嬉しいポイント。
下位グレードに比べると調整機構が優れている上に接地感の違いが著しく、CREOの走りの上質さを一層高めてくれます。
ところで現行CREOの仕様はいずれのグレードもかなりグラベル寄りです。
先代モデルではフレームは同一ながらもオンロード向きのモデルとグラベルモデルが併売されていたことを考えるとやや残念なポイント。
グローバル市場ではグラベルの方が圧倒的に需要があるらしいので仕方ないと言えば仕方ない・・・
しかしながら今回のお客様は舗装路での使用がメイン。
そこでグラベル味を感じるパーツ類をロード系に換装して、走りと重量の軽量化を図ってみました。
まずはドロッパーポストを普通のシートポストに交換。
それもAETHOSに使われている超軽量ポストのROVAL ALPINIST CARBON POSTをお選びいただきました。
これだけで相当な軽量化になります。
ハンドルも純正のアルミバーからカーボンのTERRA ROAD BARに交換。
このハンドルはフラット部正面が垂直に切り立っているのでバーテープを添わせたときの収まりが良いです。
そしてタイヤを純正のTRACERからS-Works MONDO(32c)に。
ROUBAIXなどのバイクに使われていることでお馴染みのタイヤです。
耐久性重視のエンデュランスタイヤという位置づけですが、その割には走りが軽くて乗り心地も良いので最近スタッフも良く使っています。
TLタイヤですが、今回は使い勝手を重視してあえてクリンチャーとして運用します。
入れるチューブはスペシャライズドの軽量ブチルチューブです。
お楽しみの重量測定です。
標準状態の14.1kgから12.8kg、なんと1.2kgもの軽量化に成功!(いずれもペダル・バーテープ無し状態)
シートポスト・ハンドル・タイヤを交換しただけなのにこんなに軽くなるのかという感じです。
もちろんまだまだ軽量化の余地は残っているので、本気を出せば11キロ台も実現できそうですね。
改めて思いますが電動自転車とは思えない重量です・・・
なお今回のパーツ交換は現在開催中のLet’s Ride! キャンペーンをご利用頂いたため、追加費用は一切発生していません。CREOをご検討いただいている方はご参考までに。
レッツライドキャンペーンは今月末までとなりますのでご注意ください!
軽く乗らせて頂いたのですが、絶句してしまいました。
現行CREOはモーターのパワーがアップしているものの、重量も増えているので旧モデルもその価値を失ってはいない。
舗装路のロングライド目的なら旧モデルにも分がある・・・
旧型CREO乗りとしては今までそんな風に思っていたのですが、すみません嘘でした。
まずバイクそのもののパフォーマンスが旧型より明確に良くなっています。
そこによりハイパワーなモーターが載っているんだから楽しくないわけがない。
アシストの自然なフィーリングにもさらに磨きがかかっています。
わりと本気で乗り換えたくなってしまいました。
現行CREO、軽く手を加えるだけでここまで軽くできるということがわかって非常に勉強になりました。
貴重な機会を与えてくださったお客様には感謝です。
遠方からのわざわざのご来店、ありがとうございました!