MTB


【スタッフの海外ライド記】2017EWS R8 Italy – その9 アフターライド

2017.Nov. 28

レースも終わってあくる日の月曜日

現地のガイドツアーに参加してきました。

 

朝、バイク・ストレージにバイクを取りに向かうと、

そこには大量のEVOCトラベルバック!

STORAGE_EVOC

 

スイスやフランス、ドイツから車で来るバイカーが多いのですが、

イギリスからも飛行機で3~5時間程度なので、

縦横無尽に広がるトレイル・ネットワークと、

避寒地としても有名なほどビーチが目前に広がる好ロケーションの為、

世界でも有数のマウンテンバイク・トリップの目的地としても、

ヨーロッパ全土から訪れるようです。

 

さて、

MTBにとってはシーズン真っ盛りということもあり、街中のシャトルサービスはどこもフル稼働。

日本にいる間に問合わせた段階で、どのシャトル会社も満席だと断られていましたが、

幸いまだ空きのあったBike Extreme【FB】に予約できてラッキーでした。

しかも当日は、MTBショップとして移転オープンして間もないようでした。

周辺Googleストリートビュー

 

この日一緒に乗り込んだライダーは、僕以外はみんなドイツから来たマウンテンバイカー。

親子で来ている人もいれば、まだマウンテンバイク歴の浅いライダーも合わせて6人でシャトルに乗り込みます。

シャトルサービスを利用したのはトレイルをより多く走りたかったのはもちろんですが、

こうやって初めてのライダーとの出会いも楽しめる事が良い事ですね。

BIKE_SHUTTLE_GERMANS

 

フィナーレ・リーグレのトレイルは、動画検索でもたくさん出てきます。

ガイドツアーの主な目的地で有名どころでは、

Roller Coaster【動画検索】、Kill Bill【動画検索】、Base Nato【動画検索】などなど。

もちろんそれ以外にも周辺トレイルは70以上ひしめき合っているので、

自走でアクセスするのはもちろん、シャトルサービスの半日利用や1回だけの搬送もあるので、

2017 EWSで使用されたモンテ・カルモ山方面へのアクセスにも利用できそうです!

 

この1週間フィナーレ・リーグレにどっぷりと浸かっていたお陰で、

だいたいの立地も分かるようになってきたので、トレイルへのアクセスルートも身についてきたところです。

 

この日、最初にシャトルで連れて来られたのがRoller Coaster

フィナーレ・リーグレ探訪に憧れた日から気になっていたトレイルのひとつ。

憧れのトレイルは、年中バイカーたちに走られている人気のトレイルのようで、

広い山の中を縦横無尽に駆け巡ってタテの動きとヨコの動きの大きなうねりが延々と続く

気持ちのいいロングトレイルでした!

FINALE_ROLLERCOASTER

 

長いトレイルを下った後、舗装路を少し下って別のトレイルをライドし、

出た先は、ステージ2を終点から先のフードステーション付近に出ました。

そこで丁度お昼を周ったので、街中に戻りランチタイム。

 

Final Borgo フィナール・ボルゴ】【画像検索】入り口の門塀が目の前にある

オシャレな街中のカフェレストラン【 Bikestro’ 】【Google ストリートビュー

 

みんなドイツ人だからなのか、北イタリアの人たちの素性なのか

意外と落ち着いてゆっくりとしたペースで軽い食事を済ませます。

FINALBORGO_BIKESTRO

 

見ての通りたくさんのフルサスペンションバイクが軒を連ねています。

フィナーレ・リーグレのトレイルのどこへでもアクセスできるちょうど中心地にもあたります。

 

午後からは、これまた有名トレイルの拠点Base Nato【画像検索】【Googleストリートビュー】へ!

その名の通り、NATO軍の軍事基地として使用されていた基地跡をスタートするトレイルです。

BASENATO_WINDPOWERPLANT

 

有名ライダーも訪れて、この周辺で撮影しているので見かけたことが有るかもしれませんね。

GMBN – 1000 Metre Descent YouTube動画

BASENATO_GRAFITTI

 

そこからいくつものトレイルが走っていて、そこだけでも十分に楽しめるトレイル。

走りやすくスピードを抑えれば誰でも楽しめるトレイルですが、

後半はハイスピードかつロックセクションやドロップオフも連続する難易度ブラックダイヤモンドのトレイル。

 

一緒に走ったキッズもお父さんに一所懸命に付いて来ながら、頑張って走ってました。

ガイドの後ろを走らせてもらいましたが、このガイドがまた速い速い。

ここNatoBaseがお気に入りのコースということもあり、レースにも出ているそうなので速いワケです。

 

 

ガイドに頑張って付いて走っていると、他の後続ライダーからだいぶ離れてしまったんですが、

『二人とも一瞬で消えていったね!』と言われてしまいました笑

 

Base Natoをシャトルで2往復して大満足でライド終了。

MTB歴の浅いライダーも臆することなくブラックダイヤモンドを果敢に走っていましたが、

みんなケガもなく楽しめて良かったです。

 

解散してから、一緒にライドしたドイツ人二人と、

フィナールボルゴのビストロAl Rogo【Googleストリートビュー】でライド後の一息

他の仲間も合流し楽しい時間も過ごせました。

 

あっという間に1日も終わり、

フィナーレ・リーグレで過ごす時間も終わりに近づいてきました。

 

思い返すと、

MTBという共通の趣味で繋がり、

初めての土地での人との出会い、そして食、生活に触れることができ、

旅の醍醐味も存分に味わうことのできたライド・トリップとなりました。

 

EWSが2014年に始まった当時に初めて知った人口1万2千人弱の小さな街 フィナーレ・リーグレ

ずっと行きたいと思い続けていたこのヨーロッパのフィールドは、

今回 ”世界最高峰の海外レースに参加” という名目で初めて訪れたワケですが、

カナダBCやNZロトルアがそうであるように、

ヨーロッパの小さな街が、20年前から開拓してきたMTBトレイルが観光として世界中から人々を呼び、

この街ではライフスタイルとして、マウンテンバイクが生活の中で楽しまれている遊びだということを、

肌で感じ取りました。

 

ヨーロッパ、それもイタリアのフィナーレ・リーグレは

日本では馴染みもなく、まだまだ知名度も低いかもしれませんが、

ヨーロッパ中のMTBライダー、もとい世界のライダーからも注目されている世界のMTBリゾートのひとつ。

旅が苦ではなければ、飛行機を乗り継いで20時間程度で、

日本とはまた一味違ったヨーロッパの雰囲気も味わうことができる、

そう思えると、1度は訪れてみたい土地ではないでしょか。

 

初めて会った北イタリアの人々は、みんな優しく迎えてくれました。

もちろん地元の人だけでなく、

今回参加させていただいたEWSで出会ったライダー達も、

同じライダーとしてすぐに仲良くなることもでき、

普通の観光旅行だけでは味わえなかった体験もさせて頂いたと思います。

 

エンデューロ・ワールド・シリーズ参戦レポートは

これで終わりとなりますが、

なにかの機会にお話できたらなと思っています。

 

もちろんお店に来てもらえれば直接色々なお話もできると思いますので、

遊びに来るついでにでも是非お立ち寄り下さい。

 

長々となりましたが、

これにて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


【スタッフの海外ライド記】2017EWS R8 Italy – その8

2017.Nov. 28

話はいったん練習日2日目の午後に戻ります。

練習が終わって、レースに向けてのライダーブリーフィングまで時間があったので、

ピットエリアを散歩してきた様子を少し。

 

駅前の持ち帰りピザ屋でお気に入りのパニーノを買って、海岸沿いの通りに向かいます。

この沿道にピットが立ち並びます。

FINALE_SEASIDE

 

SANTA CRUZ SYNDICATE】ピットエリアにはこの時誰もいませんでした。

SANTACRUZ_BUS

 

MAGURAのナイスガイたち

左の彼は僕のマグラ可変レバーをちょこっといじって、『これで効きがもっと良くなっただろ。』

とバッチリとセッティングのコツも教えてもらいました。

MAGURA_PEOPLE

 

SRAMブースの次にデカイんじゃないかと思うほど、広場中央付近に鎮座するFOXトラック。

通りがかったときには、テックセミナーも開催中でした。

FOX_TRUCK

 

 

さて、このバイクの持ち主が誰だか全部言い当てることができますか?

FOX_BIKES

 

誰もいなかったシンジケート・ライダーたちはENVEブースにいました。

Steve Peat【FBGoogle】とGreg Minnaar【HPFBGoogle】が茶目っけたっぷりに写真に写ってくれました。

MTBライダーなら誰でもが知っている二人ですが、彼らはレジェンド中のレジェンド。
PEATY_MINAAR

 

MINAAR_BEER

 

そんなこんなで、通りを右往左往している間にブリーフィングが始まり

次の日からのレースに備えた、というわけでした。

RIDER_BRIEFING

 

【フィナーレ・リーグレの海岸】※クリックで拡大

FINALE_COAST360

 

 

つづく。

 

 

 

 


EXPLOSIF 17モデル 1台限り!

2017.Nov. 24

KONAのコンプリートバイクの中でも不動の人気を誇る

KONA EXPLOSIF(エクスプローシフ)

カラーリングもRustyな感じがシブく、発売して間もなく完売の続いた2017モデル

トレイルライドにピッタリなハードテイル・バイクの

サイズL(リーチ452mm、スタック614mm)

が1台限り! 入荷しました。

 

このEXPLOSIFの良さをも引き出してくれる一つがこのフロントフォークFOX34シリーズ

剛性と軽さのバランスが取れていて、このバイクにピッタリ。

KONA_2017EXPLOSIF_FOX34

 

調整はGrip Damperという非常にシンプルで扱いやすい使い勝手の良いダイヤルなっています。

ソフトからハードまで、細かなクリックで段階的に変更ができます。

34シリーズは、MRP RampControlカートリッジのアップグレードにも対応しています。

(※こちらのアップグレードパーツも店頭在庫1点限りです!)

 

KONA_2017EXPLOSIF_GRIPLOCK

 

EXPLOSIFにはいたるところにSHIMANOパーツがふんだんに装着され、

ブレーキング、変速どちらをとっても十分すぎるほどの満足度の高さ。

SLX_BRAKES

 

ハブまでSLX

2017EXPLOSIF_DRIVE

 

イマドキのバイクらしくフロントシングル仕様。

Race Faceクランクは、高剛性Atlasクランク譲りの AFFECT クランクに、

ダイレクトマウント・チェーンリングの組み合わせで、

しっかりと安定感をサポートしてくれます。

2017EXPLOSIF_RF

 

緊急入荷のサイズL 1台限り

2017 KONA EXPLOSIF サイズL(リーチ452mm、スタック614mm)

メーカー希望小売価格¥239,000 +tax

風魔横浜 特別ポイント還元15% ¥35,850 pt 進呈!(カード払いはポイント10%還元)

※1ポイント1円換算で商品ご購入時にお使い頂けます。

 

 


11月20日の営業について

2017.Nov. 19

時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。また、平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。

 

誠に勝手ながら11月20日の営業時間を変更させていただきます。

通常20時の閉店時間が17時となります。ご了承ください。

 

11月20日(月)

OPEN 11:00

CLOSE 17:00

 

皆様には何かとご不便をお掛けいたしますが、これまで同様変わらぬご愛顧を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

皆様のご来店お待ちしております。


【スタッフの海外ライド記】2017EWS R8 Italy – その7 表彰式とその後

2017.Nov. 14

レースから開放されて、心なしか落ち着いた時間が流れます。

トップライダー達のゴールも見届けたかったですが、

一旦ホテルに戻ってシャワーで1日のレースの汗を流してから、

夕方から表彰式が催される広場へと散策にでかけます。

VIEWFROMHOTELROOM

 

ホテルから歩いて海岸へ向かうと、海岸からほど近い場所に地元の駅があります。

【こじんまりとしたフィナーレ・リーグレ駅】 – Google画像検索

FINALELIGURE_STATION

 

駅前の交差点近くのピザ・スタンドに立ち寄って小腹を満たします。

4ユーロ程度(約550円)で満足!

お気に入りはボリューム満点のRotolone。

【駅前の交差点横にある持ち帰りピザ屋さん Pizza E Pizza】

FINALE_PANINI_STAND

 

海岸沿いのピットエリアを歩けば、レースを終えた王者SAM HILLの姿も見ることも!

Sam Hill 【FBGoogle

SAMHILL_CHAMP

 

そしてWynTV【FBGoogle】の撮影もしていました。

Nico Lau【FBGoogle】にインタビュー中。ぜひWynTVをチェックしてみて下さい。

NICLAU_WYNTV

 

サンタクルズのテントでは、ゆっくりとしている二人にお邪魔して

一緒に写真も撮ってもらいました。

もはやミーハーのなにものでもない笑

Josh Bryceland【FBGoogle】とSteve Peat【FBGoogle

JOSH_PEAT

 

ぶらぶらと時間を潰している間に、広場中央でいよいよ表彰が始まりました。

EWSのイタリア最終戦の表彰と2017年の年間表彰が行われる、

今年最後の表彰だけあって盛大に行われています!

主催者がこのビッグレースの終わりを感慨深く語ります。

EWS_AWARD_START

 

各カテゴリーの表彰が始まって間もなく、マスターズ男子の発表が始まると

なにやら見かけたライダーが1位にいるではないですか。

そうです、チェーンが切れたバイクに乗る僕の背中を、

延々と押してくれたライダーRene Wildhaberこそ彼だったのです。

まさか1位のライダーとは露知らず度肝を抜かれました。もちろんファンになりました笑

EWS_AWARD_MASTER_M

 

注目の男子の表彰も終わり、年間総合優勝者!

もちろんSAM HILL やCecil Ravanelは言わずもがな。

一番左のマスターズ女子優勝は、Mike Brodericの奥様で一緒に写真に写ってくれたのMaryさんでした!

マイクは年間3位だったので、まさにスーパー夫婦です。

EWS_AWARD_WORLDCHAMPS

 

表彰が終わるとSRAMブースでパーティーがあるので、

是非参加しようとぶらぶらしていると知り合いが。

 

実は練習1日目に、チェーン切れでモンテ・カルモ山頂でミッシングリンクを貸してあげたライダー。

もう会わないだろうな、と思っていたんですが、

最終日にバッタリと会ってわざわざミッシングリンクを持ち歩いて返してくれました。

そして一緒にパーティに行くことに。

 

意外と物静かなイゴールと、イケメンで優しげなルカ

彼らはメンズクラスで走っていました。彼らの国スイスでは入賞もしているし速いライダーです。

一緒に走れたら楽しいだろうな。

IGOR_LUCA_ME

 

SRAMブースでは早くもパーティが。

アルコールやスナックも振舞われ、色々なライダーがひしめき合います。

SRAMBOOTH_PARTY

 

写真左の方で赤いキャップを被っているのはJerome Crementz【HPFBGoogle

169cmとそれほど大きくない体から生まれるエネルギッシュで、

EWSをはじめ【Megavalanche メガバランチェ】など、数々の優勝を勝ち取っているすごいライダーです。

SRAM_PARTY_01

 

若手ですが、スムーズな走りで年間2位のAdrian Dailly【FBGoogle】も。

ニコラ・ブイヨから手ほどきを受けている動画を見る限り、

きっと彼の秘蔵っ子なんでしょうか。来年以降もさらに走りに期待です!

YouTube動画 – Adrian Dailly x Nicolas Vouilloz
PARTY_ADRIANDAILLY

 

そして、師匠とおぼしき伝説の男Nicolas Vouilloz【FBGoogle】と握手もでき、

神々しい後ろ姿を拝むこともできました!

口数も少なくシャイな感じだし、道端でふと見かけたときも、

キャップを深々とかぶり直して目線を隠していたのが印象にあります。

凄いライダーなにのオーラすら消しているところがすごい。

PARTY_NICOLASVOUILLZ

 

陽気なフレンチ、現カナディアンのYoann Barelli【FBGoogle】もパーティを楽しんでます!

PARTY_YOANN

 

他にも、練習日にパンクしてた若いライダーで携帯ポンプを貸したライダーとも再開し、

抱き合ってビールを乾杯しました。

 

途中パーティを抜け出し、広場に隣接するピッツェリアへ

やっぱりイタリアのピザは最高!いい笑顔ですね!

IGOR_LUCA_PIZZA

 

広場ではパーティも盛り上がり、深夜過ぎまでお祭り騒ぎが続きます。

REDBULLMUSIC

 

そんなこんなで楽しい夜はあっという間に過ぎ、ホテルに戻りました。

明日は楽しみにしていた、フィナーレ・リーグレのトレイルを巡るバイクツアーです。

 

つづく。

 

 


【スタッフの海外ライド記】2017EWS R8 Italy – その6 レース2日目

2017.Nov. 10

【レース2日目】

最終ステージ7 大勢のギャラリーの中を走り抜けるDH MENに向けてひた走るDay2 50.2km

獲得標高は1300m程度で、ステージ4~6は比較的イージートレイルだけに、

ミスが順位に直結するレースになりそうです。

Finale-EWS_Course-Map-Day-2-2017

2日目のスタートは30分遅い朝7:30分~

前日と同じように朝早くに起床し、ガサゴソと支度を始めます。

今日は割と早く着いて、ライダーたちの姿もまばら。

受付スタッフも現れて、今日のチェックを受けてスタートに並びます。

EWSD2_REGI

 

20秒置き、3人ずつのスタートですが、スタートしてしまえば何人か固まってステージ4を目指します。

ここは2回も走っているので距離感も分かり、気持ちも余裕です。

EWSD2_L4

 

1時間ほどでステージ4の入り口へ

僕の参戦しているクラスはマスターズ(40オーバー)クラスです。

写真を見ての通りの年齢層高めの男たちばかりですが、

みんな只者じゃないです。

それはもうこのレースに参加しようという各国のツワモノばかりが揃っている訳ですから、

登りもガンガン登りますし下りもガンガン攻めます。

色々と聞いたり元プロDHレーサーだったり、というのはザラ。

さすが世界から集まるワールドシリーズというのを思い知ります。

しかし、口数は少なくともみんな気さくな男たちばかりなので、同じ戦いに挑む同志でもあります。

レースなのでお互いの順位を競っているわけですが、

それ以上にそれぞれが完走するという意志のもとお互いに助け合うという気持ちの結束すら感じて走っていたように感じます。

EWSD2_SS4

 

ステージ4 Dolmenは比較的イージーなトレイルでしたが、それでもドロップオフやスティープでタイトなコーナーも次々と現れてきます。

それこそプロライダーとは雲泥のタイム差が出てしまうので、やはりそこには歴然としたテクニックの差があるんだと痛感します。

トレイルを下ってすぐに次のステージに向かいます。

10%程度の農道の登り坂をひたすら登りのどかな畑を横目に、

EWSD2_L5

 

うしろを振り向けば、これぞフィナーレ!といった山々が見えます。

EWSD2_L5_2

 

そんなこんなでステージ5Val Nava入り口に到着

峠の集落から少し入った教会の墓地の裏、といのがミソですね。

EWSD2_SS5

 

写真こそないですが、このステージでは大ハプニングが。

 

このステージもイージーなトレイルなので、

最初から飛ばして行こう!と、スタートから意気込みます。

5秒前になりスタンディングで3、2、1、スタート!

 

渾身のゼロスタートダッシュでモリ漕ぎで踏み足していったその時、

スタートして数メートルのところでチェーンが切れました。。。。

数メートル先で次の出走順番を待つ後続ライダーたちの『Ohhh……』という声が今でも思い起こされます。笑

 

【写真はイメージ】

broken-chain-1wtmk1

 

実は人生で初めて(MTBで)ペダルを踏み切ってチェーンを切りました。

チェーンなんて絶対に切れないだろうと思っていたので『ほんとに?』となりましたが、、、

我に返り、やっちゃったんだ!と思いましたが、

ここのコースは下り基調。なんとか登り返しもがんばれば意外と走れる!

そのまま走って飛び乗って再スタート、、、

しかし、少し走ったところで思いとどまります。

 

ご存知の通り、

エンデューロ・レースは1日に数ステージを渡り歩き、

下りを基調とした競技区間SS(スペシャルステージ)のタイムを競うレース。

SSが終われば次のステージに向かうために、移動区間(リエゾン)があり、

そこを走って次のステージへ向かわなければなりません。

もちろんチームメイトや友人に手伝って搬送してもらうことはできませんし、

パーツ交換もレース中に行わなければいけません。

 

さいわい、今日のこのステージ5とステージ6の間では、

タイムコントロールと言って、

時間調整をするためにスタートの広場にあるチェックポイントに一旦戻ります。

わずかな時間ですがピットに戻って破損したパーツなどを交換できます。

 

一瞬の間にその事が頭をよぎり、振り返ってスタート近くまでチェーンを取りに戻って、

掴んだチェーンをポケットにねじ込み、それから走って自転車に飛び乗りゴールを目指しました。

まさかチェーンレスで走るとは思わなかったですが、

なるべくスムーズなラインを選び下り続けました。

 

途中の林道に出るまでに大きな登り返しがあるのですが、

そこはバイクを飛び降りて押し上げ、

ギャラリーにGO!GO!と言われる中をすぐさま飛び乗って次のセクションへ。

 

狭くて急なつづら折れのセクションに入り、低速ドロップヘアピン低速ドロップの連続。

ふもとのゴールに近づくにつれギャラリーも集まり、

なんとかフィニッシュすることができてホッとしました。

 

チェーン切れの間に抜いて行ったライダーが『アンラッキーだな』と声をかけてくれます。

おそらく色々な原因はあったと思いますが、

このトラブルがタイムコントロールを受けるこのステージ5だったことは非常にラッキーでした。

 

すぐさま路肩脇に車体を置いてチェーンを直そうとしますが、どうにも短い。

どうやらミッシングリンクが吹っ飛んだだけではなく、

途中から千切れてしまって短くなってしまったのをようやく気付きました。

困ったとなあ、と思いつつも仕方ないので、

シングルスピードにしてチェーンを繋げてリエゾンを下ります。

 

最初は勢いよく下る坂も、海岸に近づけばだんだんとスピードダウン。。。。

シングルスピードにしたものの4速あたりだったので漕ぎ足すにもなかなか。。。

 

そんなとき、僕の背中をスッと後ろから押してくれる救いの手が。

 

最初は何事かと本気で思いましたが、

僕が200回転くらい(大げさに言って)でペダルを漕いでるのを後ろで見たのか、

後ろから追いついてきたライダーが僕の背中を押してくれたのです!

 

ふと振り返るとヘルメットには赤い牛の絵が、ヘルメットはシルバーとブルーに輝いていました。

有名ライダーが被っているのをウェブで見たことはありましたが、なぜこの人が!?

と何のことかさっぱり分からなかったのですが、絶対すごい人だ、ということしか感じ取れなかったです。

 

緩い坂を下って海岸通りに出てからも、広場までの道のりを延々と押してくれる

すごい申し訳ない気持ちと、押してもらってることに感謝してそれを無駄にしないように

僕もときどき200回転くらい(わりと大げさに)で漕ぎ足します。

 

『これからどうするんだ?ピットサービスに行くのか?』

『えぇ、ピットに寄ってチェーンを買ってくる。』

『SRAMブースに行くのか?なら俺が話しできるからちょっと待ってて』

と言ってSRAMブースのメカニックに話しかけてくれました。

 

そこでなんと、すぐにチェーン交換をしてくれるというじゃないですか!

メカニックは淡々と僕のバイクをスタンドに掛け、手際よく作業をしてくれました。

 

【SRAMテックブースでチェーン交換してもらっているスタッフのバイク】

EWSD2_SRAMTECHBOOTH

 

おかげで、わずかなタイムコントロールの時間の間にピットに戻ることもでき、

またレースに戻ることができたのです。

 

『作業いくら?』

『心配ないよ、無料だ。レース楽しんでくれ。』と。

 

思わずサンキュー以外になんと言っていいかも分からないくらい感激してしまい、

この大きなメカニックの男をハグしました。

本当にありがとう

 

そして、赤い牛のヘルメットの男まぎれもなくRed Bullライダーですが、

後で表彰台でわかったことですが、

このイタリアで優勝したRene Wildhaber(レネ・ヴィルトハーバー)

HPFBInstagramRedBull.comGoogle検索】でした!

見ても誰かも分からなかった自分が恥ずかしいくらいです汗

彼のおかげで完走できたと言ってもいいほど、彼にはとても感謝しています。

 

【Rene Wildhaber フェイスブックから】

ReneWildhaber

 

多くの方に助けられて再度スタートを切ることができ、

ステージ6 Briga Rightへ – 【YouTube動画】

ひたすらに漕ぎ続けるイメージのこのステージは難易度は高くないXCコースですが、

常にガレガレで、時々現れる登り返しにやられ辛かったです。

 

ここでも登り返しでギアが落ちてしまい、タイムロス。

転倒はしていないけど、激しいコース中の岩などにディレイラーをヒットしていたのか、

ディレイラーハンガーが曲がっていたようです。

 

そしてゴール近くでは、

コース内にギャラリーの男性と飼い犬が見物場所に行くためにトレイルを逆に上ってきていて、

当たるかも!というところでうまくかわせてゴール。

 

次のSSまでのタイムリミットは、1h38min

スタート地点まで何キロかはまったく把握していないので、

とにかくコンスタントに走って目指せば間に合う、と踏んで走ります。

 

先に行くことばかり考えてしまっていて、

チェーンが落ちた原因を直さずに後で直せばなんとかなるだろう、と走っていたので

途中のオフロードの登りでまたチェーン落ちしてしまいました。

 

狭い路肩でチェーンを元に戻そうとしていると、

そこでまたサッと救いの手を差し出してくれる人の手が。

 

自らの手を汚してまで手伝ってくれたその人は、Mike Broderic【HPFBGoogle検索】!

※今記事を書いていて知ったのですが、彼は2016EWSマスターズのシリーズチャンピオンです!)

MikeMaryKENDA

 

その時は誰だか分からなかったですが、

スポンサーの名前が入ったジャージを見れば、なんとなくすぐさますごい人なんだろうな、

という空気は読み取れました。

ありがとう!

 

後で分かった原因はディレイラーハンガーが曲がっていたのですが、

冷静にチェックする間もなく、インデックス調整をして

再び走り始められるまで手伝ってくれました。

 

フードステーションでエネルギーを補給し、

まだまだ先のステージ7に向かいます。

 

ステージ7Dolmenに向かう前には急な坂を押して登ります。

そうすると先には半島が見え青い地中海が目に飛び込んできます。

トラブルはあったものの、このSSも10分くらい前に着きました。

 

レースがスタートして急な斜面に差し掛かり、

いくつかのドロップをこなした後の急コーナーで、そのまま谷にコースアウトしてしまいました。

谷から目を離せず、コーナーの先を見ることができませんでした。

谷側のブッシュから抜け出すのに少し手間取り、

起き上がって僕のバイクを支えていてくれたギャラリーにサンキューと言ってゴールを目指します。

 

まだプロライダーが走り始めるにはまだまだ早いマスターズクラスのこの時間帯でも、

コースの両脇には大勢のギャラリーがライダー達の走りを見にやってきていました。

大勢のギャラリーに見守られながら走るレースはやっぱり気持ちがいいもの!

こんな機会を得られて走ることができていることを噛み締めながら、

ついに今日の最終ステージ、そしてEWS今シーズン最後のコースのゴールを切りました。

 

ゴール後は広場のチェックポイントまで戻ります。

チェックを受け、ステージに上がり最後のインタビューを受けます。

 

イタリアに着いた夜にホテルで偶然に会ったオーガナイザー(たしかそう呼ばれていた)に、

目を丸くされながら『You survived. 』と言われ、さりげなく『Yeah』と答えました。笑

彼は、今回唯一日本人として参加した僕のことを暖かく迎えてくれ、

会場の人たちにも紹介してもらいました。

 

—『これからも日本人が参加してくれるといいな。』

『そうですね。素晴らしいロケーションと人々に囲まれたこの地を紹介して、

日本人に来てもらえるといいです。』

—『いつ日本に帰るの?明日はなにを?』

『火曜日に日本に帰ります。明日はバイクツアーに行って楽しんできます!』

 

そう言って会場を後にしました。

 

Day1 走行距離54km 1740mアップ、Day2 走行距離50.2km 1300m

の2日間のレースがすべて終わりました。

フルフェイスでフル自走というのは初めての経験でしたが、

憧れだったイタリアのフィナーレ・リーグレで、2日間思いっきり真剣に走りきれたこと、

そして、まだまだマウンテンバイカーとしてテクニックも未熟なことを痛感できたことが収穫でした。

 

また、なによりもイタリア、フランス、スイスを中心とした世界各国のライダー達と一緒に走れ、

『俺とお前とどっちが速かった?』みたいなのを競う遊びを、

同じマウンテンバイカー同志で真剣に走って楽しめたことが、僕の人生でも大いなる経験でした。

 

もちろん速く走ることが全てではないですし、MTBの楽しみはレースだけではないです。

ただ、”真剣に走る”ことだけを考えて過ごせた1週間は何事にも代え難い経験となりました。。

 

僕がなぜEnduro World Seriesに出ようと思ったのか、

2日間を走りきる自身は?

などなどご興味がある方もいらっしゃるかもしれませんが、

今日はここまで。

 

レースが終わった後は表彰とお楽しみのアフターパーティーが!

アフターパーティーでもバッタリと出会ったライダーのお話などなどもまだまだあります。

 

ご興味のある方はまた次回に。

 

つづく。

 

 

EWS_GOALwithMIKE


秋だ!KONAだ!トレイルライドだ!

2017.Nov. 5

日中も肌寒くなってきて、いよいよ秋も本格的になってくる季節。

常設ゲレンデコースもサマーシーズンの営業を終えようといった、

トレイルライドデビューにもってこいの季節がやってきました。

 

秋と言えばKONA!

すこし強引な感じもしないではないですが、

これからの秋にKONA Process134はどうでしょうか?

KONA_2017PROCESS134

 

アニキ分のProcess 153と同じチェーンステイ周りのチュービングを採用しているので、

性能はお墨付き♪ もちろんドロッパーポストも標準装備。

反応の良さとリアショックの性能を引き出すリンク構造で、

153よりもリアトラベルをに抑えていることで得られる

小気味よいフィーリングと軽めの重量と相まって、

頼もしいトレイルライドの相棒になることでしょう。

 

レースフェイスのかっこいいダイレクトマウント・チェーンリング30TにシマノSLX変速系、

ホイールのリムも現在主流の幅広リムでチューブレス・レディも即対応!

チューブレス技術も年々進化し、MTBでももはやチューブレスにしない手はないといったところ。

 

通常使用でパンクリスクの心配がほとんど皆無なうえ、

エア圧を落としてグリップ力を高めることができるメリットを、

買ったその日からセットアップすることも可能です!

(チューブレス化仕様でのご納車も可能ですので、お気軽にご相談下さい。)

 

KONA_2017PROCESS134_REAR

 

秋から始まるMTBライフに

この小気味よいProcess 134を相棒に迎えてみてはどうでしょうか?

 

2017 KONA Process 134

定価¥306,000-

ポイント還元15%! 45,900pt(※現金の場合。1ポイント1点として店内商品ご購入にお使い頂けます。)


【スタッフの海外ライド記】2017EWS R8 Italy – その5 レース1日目

2017.Nov. 3

さて、前日のプラクティス2日目18:30から行われたライダーブリーフィングが20:00前に終わって、

朝食などの買い出しも済まし、明日のレースに向けて早々と寝ます。

 

レース1日目のスタート時間は朝7時~。

15分前にはスタートに到着して受付を済ませなければなりません。

もともと出発にはいつも余裕が無くなるタチなので、6時30分にホテルを出発予定。

この時間に合わせるため、朝食の消化時間も考えて4時に起床しました。

目を覚まして、買ってきたパンと惣菜、フルーツを食べながら準備をします。

 

5時にレセプションに行き、ナイトクラークが朝食の準備をしはじめているところ、

日本から持ってきたご飯をおにぎりにするために電子レンジで温めてもらいます。

一息ついたのでホテルのスタンドでエスプレッソを淹れてもらい目を覚まします。。

 

ESPRESSO

 

いろいろやっているとあっという間にホテルを出発する6時30分に。

日が昇りきらないまだ真っ暗な中をヴィットリア・エマニュエレ広場に向かいます。

自転車で5分ほどですが、ちょっと急ぎ気味で受付に向かいました。

 

【イタリアでは道路わきに駐車スペースがあって普通に止めています。】

FINALE_R1MORNING

 

※レース中につき、あまり写真が取れなかったことをお断りします。

Finale-EWS_Course-Map-Day-1-2017

受付で両手首にタイミングチップ(時間計測用の送信機)を付けます。

スタート順に並びインタビューを受け、朝イチのスタートでは3人1組で出発。

まずはシャトルの待つチェックポイントまで辿り着きます。

PVEII_DIN_MAP

今回のレースは、ステージ1に向かう先までの途中をシャトルを使って移動します。

スタートから一旦シャトルの待つ駐車場まで15分ほど。

そこで6人で乗り合わせて峠道を30分ほど登った先の空き地でシャトルを降り、

そこから自走で15分?程度のチェックポイントに向かいます。

 

 

ここがそのチェックポイント前の広場周辺 – Colle del Melogno【Google Map

朝方でモヤもかかっていてみんな肌寒い感じでしたが、

日が昇り始めて走り始めれば寒さもどこへやら、

ブリーフィングで、上着を持って行った方がいいと言われていたので着てきましたが、

早々に役目を果たしてバックパックにしまい込んでしまいました。

EWSD1_C1

 

ここからが今日本格的なリエゾンの始まり。

この先の林道に入って1時間程度登山道を上がりモンテ・カルモに向かいます。

タイムリミットは1h35min。プラクティスで時間内に間に合っていたのでペースはつかんでいます。

15分ほど余裕をもって山頂に着き準備をしてスタートを待ちます。

MTCARMO_SELFIE

 

スタートは20秒おき

ギャラリーは1人もいませんが、同志のライダーが先に走るライダーの後姿を見送ります。

EWSD1STAGE1_START

 

いよいよレースが始まり出走します。

レース中は心拍数も高く必死に走りました。

プラクティスよりもだいぶ乗れている感じはありましたが、

テクニカルなコースを30分近く走る長丁場のステージに苦戦しながらもようやくゴールへ。

 

そのまま休む間もなくStage2へ向かいます。

すぐに今日最初のフードステーションが現れ、バナナやチョコレート、クッキーを頬張ります。

次のステージまではプラクティスでへばってたどり着いたことも考えて、5分程度で次に向かいます。

 

チェーンリングを一回り小さくしたので余裕もあります。

他のライダーに抜かれつつもマイペースでひたすら登り続けます。

急登のリエゾンが続く先のステージ2には10分前ぐらいに到着し出走準備。

狭くて急で岩がごろごろとせり出すスイッチバックを、なんとか自分なりに攻めてゴールまで。

 

ステージ2のちょっと先にもフードステーションがあり助かります。

FOODSTATION_STAGE2

 

ウォーターボトルに水も足して余裕も出てきたので、次のステージに。

次のステージまで結構長い道のりを走ります。舗装路を移動するので疲労はそんなに感じず、

ヨーロッパ勢ライダーが多い中、唯一参戦している日本人としてもナメられちゃいけない、という思いもあったので、

休憩もそこそこに割と早めに出発し、登りもグイグイを走って次のステージへ向かいます。

途中は同じようなペースの人と移動中は話しかけたりしながら。

 

わりと余裕でステージ3へ到着。

ゆるめのスタートから徐々に斜度を増しスイッチバックも何度も何度も現れ、荒れた路面を海岸付近まで降りゴールまで。

僕のすぐ次のライダーと一緒に広場のゴールまで向かいます。

 

ゴールしてタイミングチップをかざし、今日のリザルトを受け取ります。

結果はこんな感じでした。

※各ステージのスタートタイムはトップチューブのリストで確認できます。

 

すかさず甘いものが食べたくなったので、

広場のすぐ隣のジェラテリアで甘いベリー系のチョイスでジェラートを食べました。

 

※食べかけですがご容赦を。

D1RESULT

 

午後2時には自分のレースも終わったので、さっさとホテルに戻ってまずは休み、

夕方までゆっくりとしてから自転車の整備を始め、2日目のレースに疲れを残さないように寝ます。

 

 

つづく。

 


【スタッフの海外ライド記】2017EWS R8 Italy – その4 プラクティスDay2

2017.Oct. 28

プラクティス2日目

 

今日も待ち合わせは9時にホテル前で。

ホテルの朝食をしっかりと食べて準備も万全です。

今日は割と賑やかに、人数も5人で行動です。

前の3人は仲間のようで、訛りからイギリス人ぽい。バイクもOrangeだし。

SHUTTLE_D2_INSIDE

 

後ろを振り向けば、けん引するバイクトレーラーにはこんな感じでバイクが積載されています。

この周辺のシャトル会社はみんな一様に、

このように自転車を簡単に積載して固定できる形状のトレーラーを使って搬送しています。

知り合いに製作してもらっているそうです。

SHUTTLE_D2_CARRIER

 

今日はレースDay2のStage4からStage7までを走ります。

 

Finale-EWS_Course-Map-Day-2-2017

 

今日はどうやら順番通りのステージ順で巡るわけでは無さそうで、

車内のだれも、どこに連れていかれるか分かっていない感じでした。

大丈夫か?向かっているのか?とライダーが僕に聞いてきますが、僕が知ってるわけないです笑

ドライバーに聞いてみたら、ドライバーも前の車に付いて行っているだけでした笑

 

ということで、まず最初に到着したのはStage6 “Briga Right”

目の前にはInes Thoma【FB】とJustin Leov【FB】が。

Stage6_SP_INES

 

Finale Ligureのトレイルは、海に近づくほどロックセクションが多く、

土質も白くてサラサラとして、岩が削れてできたような感じになってきます。

Briga RightはイージーなXCトレイル(難易度はブルー)と言った感じですが、

レースともなれば漕ぎ続けなければならないし、登り返しもよりタフになってきます。

シフトチェンジもキモになります。

 

今日はサクサクっと走って次に向かいます。

一番手前のバイクは同乗のスイス人ライダーのBMC Trailfox Carbon 29er.

それぞれのライダーのお国柄が出てるような気がします。

SHUTTLE_D2_CARRIER2

 

次に向かうステージは、方向から察してStage7のDH MENです。

EWSの象徴的ともいえる最終ステージ、初めて走ることに期待が込み上げてワクワクします♪

公道から急な斜面を約15分登るとスタートポイントに到着

スタートは緩やかですが、だんだんとその本性を現し始めます。

STAGE7_DHMEN_PRACTICE

 

見て下さい!斜面の向こうに吸い込まれるような目の前の景色を!

レースではこの両側に1000人以上ものギャラリーに囲まれて走るんです。

各国のライダーもみんなそのことだけでも興奮するね、と言っていました。

 

ブレーキをかけてもまったく止まらないようなザラザラの土質、

深いドロップオフの後のコーナー、ラインチョイス次第でコーナーを抜けるスピードも変わってきます。

しっかりと進入ラインと抜ける方向、さらにその次のコーナーも考えてラインをチョイス。

この先のコーナーは大きく外側から使いたいので、

止まらないスピードで手前のドロップをどうやって進入して、

どこに抜けるかしっかりと頭に叩き込みます。。。

 

皆を待たせて最後にみんなの待っているシャトルに戻って次のステージへと出発。

 

ステージ4 Dolmenをまわり、その出口付近で待ち合わせステージ5Val Navaに向かいます。

途中でトレーラーのゲートの安全チェックをするため路肩に止まりました。

SHUTTLE_TRAILER

 

この手のトレーラーはイタリアのこの辺りだけなのか、

誰に頼めば作ってもらえるか、とフランス人ライダーがしきりに聞いています。

自国でのシャトルサービスで使いたいようです。

SHUTTLE_TRAILER_BACK

 

残すはあとステージ5のみ

時間もまだ12時になろとしている頃。

前のシャトルのドライバーが『お昼だしコーヒーでも飲もうよ。』

と言って、通り沿いのカフェに立ち寄りました。

 

手前のライダーは今日のプラクティスでクラッシュして、左手の甲を冷やしています。

後日包帯を巻いてぶら下げていたので、恐らく骨折?してしまったようです。

CAFE_LUNCH1

 

今日のライドは年齢層高め、マスターズ・クラスのメンバーぽいです。

それぞれ軽くコーヒーで口を潤す程度で、ゆっくりしてから次のステージ5へ向かいます。

CAFE_LUNCH2

 

Stage5 Val Nava

コース終盤終わってちょっと時間もあったので、農道を登ってみました。

このコースは後半にロッククライミングのできる岩場を通って来ます。

ふもとから見返すと、こんな感じの岸壁が見えます。

EWSStage5

 

この後は自走でホテルまで戻り、

18:30から広場にて行われるブリーフィングに参加します。

 

さていよいよ明日からレース本番。

まずはしっかりと休んで明日に臨みます。

 

 

つづく。

 

 


これからの季節はKONAが似合う!

2017.Oct. 27

2017 モデル KONA が、クリアランス特価で大変お買得になっています!

 

KONA_2017PROCESS153_MAIN

 

KONA(コナ)のコンプリートバイクと言えば、

ポテンシャルの高さとコストパフォーマンスの良さが魅力!

 

2017モデルにはSRAMの1x11システムの弟分GXがインストールされ、

フロントチェーンリング30Tとの組合せはトレイルライドではとても使いやすく、

しっかり登れてしっかり下りも楽しめる。

そんなエンデューロ・ライドにはもってこい♪
KONA_2017PROCESS153_REAR

 

懐の深いサスペンションストローク(前160mm, 後153mm)は、

余裕があるだけでなく、ライダーのポテンシャルにしっかりと応えてくれます。

どんな山でも果敢に挑んでみたい、

そんな想いがあるならこのKONA PROCESS 153はピッタリです!

 

余すところなく使い倒せるこのパーツ構成でこの価格はなかなか魅力的。

 

秋はこれから深まっていくばかり。

これから始めたい方、ニューバイクに乗り換えたい方、

是非どうぞ!

チューブレス仕様にセットアップしてのご納車も可能です。

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2017 KONA PROCESS 153 サイズS、M

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