ご存知でしょうか?サイクルセーフティファーストエイド
2016.Dec. 29
海外のビッグレースはもちろん国内のレース、それこそ身近なライドやイベントでもちょくちょく耳にしてしまう落車事故。
そんな現場に居合わせたときに私たちに何ができるのか?
イベントや練習会を通し、お客様と走る機会の多い系列各店舗スタッフで「ファーストエイド」の講習会に参加してきました。
今回参加したのは自転車での事故に特にフォーカスした内容の講習会。
「ファーストエイド」とはいわゆる応急処置のこと。
事故発生から救急隊への受け渡しまで。
事故現場に居合わせた者として優先して行うことを、各分野の専門家から座学だけでなく実際に起こりうるシナリオでのトレーニング、模擬的な体験を通して勉強してきました。
シナリオトレーニングではシリアスに流れを進めていたわけではなく、参加者同士和気あいあいとした雰囲気の中で当事者役をこなしていきます。
が、ケガ人に駆け寄って声をかけるだけ。これって実は最悪なんです。。。
一度説明を受けて再度同じようなシチュエーションで練習をしても、自分がやることを明確に考えていなければ頭は真っ白になりあたふたしてしまいます。
まずは事故の二次発生、自分が事故に巻き込まれることを防ぐ為に安全を確保することを最優先。ケガの観察、必要があれば心肺蘇生・AEDの使用方法、そして救急隊へ受け渡すまで。それぞれのセクションごとにそれぞれのスペシャリストがついて実際に我々ができることを教わってきました。
必要性を感じてはいましたが、なかなか自分で勉強することの難しい応急処置。
模擬的ではありますが、体験を通して知識・技術を学ぶことでそれぞれのセクションにおいて最重要とすることを学ぶことができました。
今回受講してから事故現場に立ち会うのでは全く異なる目線で事故に対応することができるはずです。
事故発生から救急隊に引き継ぐまでの全体の流れ、また救急の現場の体制を知ることができたのは大きな財産となりました。
実際の事故現場に遭遇したとしても、「これだけはやらなくてはならないコト」を確実にできるようになったのではないかと思います。
私自身、今後イベントの引率なども行う立場として、イベント中の行動など今回の経験を積極的にいかしていきたいです。
スタッフ一同今後も積極的にこのような技術の習得に努めていく次第です。
ご興味のある方はお気軽にスタッフまで。こういう講習を受け意識を持つことでライドセーフティの輪を広げていきたいですね。
と言っても、何よりもまずは事故を起こさないこと!
安全第一、セーフティライドで明日もライドしましょうね。