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MTB


サスペンションセッティング2018 ~ダンパー編-その1~

2018.Apr. 24

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前回の記事で皆さんバイクのサグはOKですよね?
サグが決まれば次のステップへ!
サグ出しの最中も皆さんが気になったであろう、フォーク、ユニットの赤や青のダイヤル。
このカラフルなダイヤル達が、セッティング最大の宿敵となります!笑

本日は、このダイヤルの役割についてお伝えして行きます。
まず、このダイヤル達が何を調整する為に付いているかと言いますと、
フォーク、ユニットはエアー、もしくはコイルスプリングでライダーの体重を支え、
路面からの衝撃を吸収してくれます。
しかし、スプリングだけではサスペンションとしての機能を果たせません。
なぜか?スプリングは衝撃を吸収してくれますが自身の周期振動を制御する事が出来ません。

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例を挙げれば、トランポリンでジャンプしているとして、何もせずにいるとずっと飛び続けなければなりません。
地球には重力がありますので、何もしていなければ飛び上がる力は徐々に弱くなり最後には止まる事が出来ます。
この状態をマウンテンバイクに置き換えてみましょう。
一度衝撃を受けると、ボヨンボヨンと振動を繰り返します。
次の衝撃が無ければ徐々に振動も小さくなり止まりますが、
オフロードを走行していますので衝撃は1回なんて事はありえません。

 

想像してみて下さい、
とてもまともに走れる状態ではありませんよね??最終的には制御出来ずにどこかに飛んで行ってしまいます・・・
話をトランポリンに戻します。
では、飛ぶのを自分の意志で止めたい時はどうしたら良いでしょうか?
足腰を使い自分自身で飛ぼうとする力を吸収すれば止まりますよね。
この動作こそが、サスペンションの周期振動を収束させる為の”ダンパー”という訳です。
なかなか皆さんが経験した事があって、想像出来そうな例えを思いつかなかったもので
分かりにくい例えですがご理解頂けたでしょうか?

 

スプリングだけでは周期振動を素早く収束出来ないのでショックアブソーバー(振動減衰装置)いわゆるダンパー
とセットでサスペンションとして機能します。
ダンピングを効果的に設定する事で、縮んで伸びようとするスプリングの力を、
逆もしかりでライダーからの入力に対する無駄な縮みや、縮む時間をを制御する事で
荷重を掛ける事の出来る時間を長くしたり、とサスペンションが最大限の仕事をする事が出来ます。
で、本題のダイヤルですが、ライダーの体重の違いでスプリングレートが変わるのはご存知の通りで
スプリングに合わせた減衰力を得る為に、減衰力の強弱を調整するダイヤルなんです。
では色の違いですが、

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一般的には赤いダイヤルが”リバウンド”、青いダイヤルが”コンプレッション”の調整となります。
リバウンドはサスペンションが”伸びる”際のスピード調整で、コンプレッションがサスペンションが”縮む”際のスピード調整で、
このダイヤルで出来る調整は、ご自身のスプリングレートに合わせた減衰力に設定するのはもちろんの事、
調整次第で楽に速く走る事が出来る様になるんです!!

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DHの様に下りに特化したフォーク、ユニットでは細かくダンパーのセッティングが出来る

HIGH / LOWの2系統ダンパーが主流に、

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オールマウンテン、エンデューロ系に特化したフォーク、ユニットでは走行のシュチエーションに合わせた
3ポジション系のダンパーが主流となっております。
※完成車ではコストダウンの為、ダンパー機構が簡略化されているモデルが多くなっています。
上位機種は3ポジションやHIGH/LOW系のダンパーでも普及モデルは1系統のモデルが殆どです。
まずは皆さんのバイクに付いているフォーク、ユニットを確認しましょう!!
では長くなって来ましたので今回はここまでと言う事で。

 

次回は、ダンパーセッティングの第一歩”リバウンド”の調整でお送りする予定です。
リバウンドが決まればいよいよ走り出す事が出来ますよ~