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MTB


サスペンションセッティング2018 ~サグ編~

2018.Mar. 27

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前回予告した通り本日の サスペンションセッティング2018 は
セッティングの第一歩“サグ”編です。

 

サスペンションセッティングの第一歩にして、最も重要な“サグ”
皆さんは何の事かご存知でしょうか?

 

という事で、サグとは何か?と言う所からご説明したいと思います。
まず最初にサグとは、 1G'(1Gダッシュ)時のサスペンションの沈み込み量の事です。
正確には0G – 1G’ = サグ となります。
※0G=無荷重状態(接地していない)、1G=バイク自重のみの状態、1G’=バイク+ライダーの状態

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なぜサグが必要かと言いますと、サスペンションは路面からの衝撃を吸収するだけが仕事では無く、
タイヤを路面へ押しつけグリップ力を増大させる、路面追従性を高める、

姿勢変化を抑えると言った大事な仕事を担っています。
路面追従で簡単な例をお一つ。
サグが全くない状態では凸の路面にはサスペンションが縮む事で対応してくれますが凹の状況ではどうでしょう?
縮む事は出来ても、サグが無く、伸びる事が出来ないサスペンションは対応できない事が容易に想像出来るかと思います。
対応出来ないとどうなるか?

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凹に車輪が落ち込む ⇒ 前下がりの姿勢に(前荷重) ⇒ 車輪が着地 ⇒ フォークがストロークする
⇒ 更に前下がりの姿勢に(更に前荷重) ⇒ 前への推進力が減退 ⇒ こらえきれず前転!?
これは極端な例ですが、可能性は非常に高く斜度がきつくなれば更に可能性が上がります。

 

サスペンションのサグがしっかりと取れていれば、サグのストローク分伸びる事で凹に対応する事が出来ますので、
一番最初の凹に車輪が落ち込む時点で、フォークがサグ分伸びて姿勢変化を抑えてくれます。
姿勢変化を抑える事で、前後の荷重バランスを大きく崩す事無く凹を通過する事が出来ます。

 

また、サグの取れていないサスペンション=スプリングの設定が硬すぎる設定となり、
今度は凸でもストロークし難い為、後傾(後ろ荷重)になりやすく
バイクを走らせるのに重要なフロントタイヤへの荷重が少なくなってしまいます。

 

高性能のフォーク、ユニットでも、ストローク(仕事)が出来なければ ”ただの飾り” で終わってしまいます。
サスペンションの機能をフルに発揮させる為にサグが必要になるという事ですね。
しっかりとサグの取れたサスペンションはライダーの仕事量を確実に軽減してくれます。

大前提としてご自身に合ったスプリングレート(ばねの硬さ)を知る為にもサグは必要不可欠なんです。
スプリングレートが高ければサスペンションは硬くなり過ぎ、逆に低ければ柔らかくなり過ぎます。
適正なサグを取る事が、サスペンションセッティングの第一歩となります!!

 

皆さんちゃんとサグ取れてますか??

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フォークメーカーのマニュアルやフォークデカール等に記載されている設定だから大丈夫!と思っている貴方、要注意です!!
ヘッドアングル、ステムレングス、ライディングフォーム・・・etc
様々な仕様のバイクに取り付けるのに全部同じ設定の筈がありませんよね??

 

という事で、本日はここまで!
次回はサグの取り方でお送りする予定です。
予習としてご自身のフォークの推奨サグ値、リアユニット/フレームメーカー推奨のリアのサグ値を調べておいて下さい!

次回もあまりお待たせしないうちに頑張ってアップしたいと思います!
宜しくお願いいたします!!