MTB


サスペンションセッティング2018 ~プロローグ~

2018.Mar. 21

間もなくゲレンデシーズンスタート!
という事で、シーズンインする前にサスペンションのセッティング見直してみませんか??
折角のサスペンションも使いこなせなければ宝の持ち腐れ・・・。
セットアップが出来ていないと、ライドをサポートしてくれるはずのサスペンションも本来の性能を発揮する事が出来ず、
結果バイクが乗り辛くなってしまい、イメージしている理想ははるか彼方へ・・・・

サスペンションを理解し、しっかりとセットアップする事でライドが楽しくなる事間違い無し!!
そんなサスペンションセッティングのお手伝いを複数回に分けてお送りして行きたいと思います。

unit

今やエアースプリングが主流となり、
様々なストロークのバイクがこぞってエアースプリングのフォーク、ユニットを採用しています。
フォークはより大きなエア室を確保し、初期のフィーリングをコイルに近づける為シンプルな構造に。
近年ではリアユニットと同様にネガティブエアーの容量を増やし、よりスムーズな初期ストロークを実現。

リアユニットはコイルスプリングのフィーリングへ近づき、DH等のより強い衝撃に対応する為エアー容量を増やす傾向に。
トレイル向けのモデルでは、従来はポジティブ側のエアー容量を増やすHIGH VOLUME缶等の採用でしたが、
最近はネガティブ側も増やす事によりスムーズなストロークを可能にしています。
フォーク、ユニット共に大きなエアー室を得る事で、初期のフィーリングは限りなくコイルスプリングに迫る事が出来ました。
がしかし、大きな容量を持った事で同じ入力を支える場合のエアー圧が下がります。
結果、圧縮し易くなりサグを出すと“ボトムアウト”してしまう傾向に・・・。

volume_bottom

セッティングに熱心な皆さんはご存知かと思いますが、
そこで登場するのがFOXではVolumeSpacer、ROCKSHOXではBottomless〇〇と言ったエアスプリングのセッティングパーツです。
こう言ったパーツを使う仕様のユニットが主流になって来た事で、今迄のセッティング方法だけではベストセッティングが出し辛くなっています。

twin
スプリングだけでなくダンパーも進化しており、”ツインチューブダンパー”という言葉、良く耳にする様になりましたよね??
このダンパー、本当に良く出来ていてダンピング性能が高く、とても良い仕事をしてくれます!

rc2

フォークに関してもROCKSHOXのCharger2にRC2ダンパーが登場!

待ち望んでいたダンパーとなり私は物欲を刺激されまくっております!!笑

 

と、このまま話を続けると非常~に長くなってしまいますので今回はプロローグという事でここまで!!

次回はサスセッティングの基本中の基本、サグです!サグの設定が終わらないと次のステップへは進めません!!
簡単な様で、非常に難しい“ サグ ”をどの様なアプローチでご説明するか既に悩んでおります・・・。
皆さんをあまりお待たせしないうちにアップしたいと思いますので、しばしお待ちください!!